順天堂大学との共同研究契約締結のお知らせ

2024年3月25日
各 位
会 社 名 株式会社ジェイホールディングス
代表者名 代表取締役社長 眞野 定也
(コード:2721 東証スタンダード)
問合せ先 取締役 中山 宏一
(TEL.03-6455-4278)


順天堂大学との共同研究契約締結のお知らせ


当社は、本日開催の取締役会において、順天堂大学(以下、「同大学」といいます。)と共同研究
契約(以下、「本契約」といいます。)を締結することを決議し、同大学との間で本契約を締結しま
したので、下記の通りお知らせいたします。





1. 本契約締結に至る経緯
当社では、SDGsとして掲げられた17の目標のうち、「11.住み続けられるまちづくりを」、「13.
気候変動に具体的な対策を」、「15.緑の豊かさ守ろう」等の目標への取組みを図るべく、2022
年12月期より、地域環境の改善により社会貢献を果たす目的で環境ソリューション事業に進出し
2023年3月より岡山県倉敷市にて安定型最終処分場「ジェイ・グリーンヒルズ倉敷」の運営を行
っております。
また、SDGsのうち、「3.すべての人に健康と福祉を」、「4.質の高い教育をみんなに」の目標へ
の取組みとして、地域の皆様の健康増進とスポーツを通じた青少年の育成を目的としたスポーツ
施設(フットサル施設2か所)の運営を行っております。
当社では、我が国の少子高齢化が不可避な現状において、世の中の健康志向、とりわけ健康寿
命の伸長に対する意識の高まりを踏まえて、上述の SDGs の3.及び4.の目標に向けた新たな
事業の構築への取組みを進めてまいりました。
そのような状況下において、当社の執行役員である渡邊大祐氏が、同大学大学院にて分子細
胞治療学の分野での研究を進めてきた「細胞外小胞」(以下、「エクソソーム」といいます。)の緩和
医療、抗加齢医療分野における有効性や応用研究に関する事業化の可能性について知見を深
め、また十分なフィージビリティスタディを進めることを目的として本契約の締結に至ったもので
あります。
※ 渡邊大祐氏略歴
防衛医科大学校卒業 医学博士、順天堂大学緩和医療学 非常勤講師
日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医


2. 本契約の概要
本契約にもとづき、同大学と当社は共同で、同大学大学院医学研究科において分子細胞治療
研究講座を設置し、2024年4月1日から3年間の予定にて、エクソソームによるがん治療合併症
への治療に関する基礎臨床的解明を目的として、以下の研究を行います。
① エクソソームによる尿道上皮細胞への影響の検討
エクソソーム投与による尿道上皮細胞における増殖能、線維化能への影響を検討し、応用化を
図る。
② エクソソームの網羅的遺伝子発現解析
エクソソームの臨床効果は当該エクソソームに含有される miRNA(マイクロ RNA)に依拠する
ものと考えられることから、治療効果に結び付く miRNA の網羅的探索を行う。
③ 尿道上皮再生・瘢痕化抑制剤の開発
尿道損傷治療のための効率的な尿道上皮再生、瘢痕化の抑制を趣旨とした製剤を開発し、また
尿道損傷後に発生する続発性尿道狭窄の予防を目的とした検証実験を行う。


3. 本契約締結の相手方の概要
(1) 名称 順天堂大学
(2) 所在地 東京都文京区本郷二丁目1番1号
(3) 代表者の役職・氏名 学長 新井 一
(4) 事業内容 医学部を始めとする8学部及び6院の附属病院を有す
る健康総合大学としての教育事業、研究事業


4. 今後の見通し
当社では、本契約に伴う研究開発費として2024年12月期から2026年12月期の各連結事業
年度において30百万円の研究開発費の支出を見込んでおりますが、当社の2024年12月期の
業績に与える影響は軽微であり、開示すべき修正事項はございません。また、当該研究開発に基
づく当社における事業化については、現在事業リスク、内部統制リスクを始めとするフィージビリ
ティスタディを進めており、今後開示すべき事項が生じた場合には速やかに公表いたします。
以上

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