【デジタルPR 研究所調査発表】インスタグラマー実態調査を実施

報道関係各位 2017 年 12 月 4 日
株式会社プラップジャパン
IDPR|デジタル PR 研究所

【デジタル PR 研究所調査発表】インフルエンサーの価値観や仕事意識を解析

インスタグラマーの“プロ意識”が芽生えるラインは「2,000 フォロワー」
大事なのは「お⾦」より「世界観」

広報支援およびコンサルティングを手がける株式会社プラップジャパン〔本社:東京都港区、代表取
締役社⻑ 鈴⽊勇夫〕 PR サービス研究開発組織
: の 「デジタル PR 研究所(IDPR Institute Of Digital PR)
: 」
は、SNS で影響⼒を持つインフルエンサーの特性を把握して効果的なインフルエンサーマーケティング
を実施するために、
「インスタグラマー実態調査」を⾏いました。

近年、業種業態を問わずにプロモーションを⾏う際に Instagram を活用したデジタル PR 施策のニー
ズが高まっています。特に、Instagram をはじめとした SNS で多くのファン(フォロワー)と影響⼒を
もつユーザー、いわゆる “インフルエンサー” の活用は、もはや主要 PR 施策のひとつと位置づけられて
います。一方で、企業の期待とインフルエンサーが出来ることにミスマッチが生じ「思ったほどの成果
が出なかった」という意⾒も少なからず⾒受けられます。

デジタル PR 研究所は今回、インフルエンサーを活用した広告プロデュース事業などを展開する株式会
社3ミニッツ(本社 : 東京都渋谷区、代表取締役社⻑兼 CEO : 松田昌賢、以下3ミニッツ)と共同で、
企業のプロモーションに協⼒した経験を持つ 400 名超のインスタグラマーの意識調査を⾏い、インフル
エンサーの価値観と仕事意識を分析しました。主な調査結果は、以下の通りです。


1. 「自分はインフルエンサー」そんなプロ意識が芽生えるのは 2,000 フォロワーから
フォロワー数 2,000 未満のインスタグラマーは「モノや風景だけ」の写真でいいね!を得る
フォロワー数が 2,000 を超えると「自分が映っている方がいいね!がつきやすい」と考え、プロ意識
が芽生える傾向に(以下、フォロワー数 2,000 以上の「プロ意識系インスタグラマー」に対象を絞り実態分析)

2. プロ意識系インスタグラマーにとってお⾦より「自身のブランディング」が重要
仕事を受ける判断基準は「自身の Instagram の世界観に合う」が最多で 36%、
「報酬⾦額」は次点で
30%にとどまる
撮影カットや投稿テキスト内容を指定されること、自分の世界観を無視した広告色があることを嫌う
プロ意識、これらの制約があると報酬が良くても「仕事は断る」

3. Instagram で人気が低い「健康食品」
「生活用品」、プロモーションのヒントは「体験」
Instagram で発信しやすい商材は 1 位「化粧品/美容」2 位「アパレル系」3 位「食品/飲料」
、対して
人気が低い「健康食品」
「生活用品」
単に商品をサンプリングされるよりも、旅⾏、パーティー、セレブイベントなど「特別な体験」がで
きると楽しさを感じ、好意的な SNS 投稿につながりやすい

4. 人気エリアは断トツ「渋谷・新宿」!「六本⽊」や「銀座・有楽町」を圧倒
プロ意識系インスタグラマーがよく⾏く都内の商業施設は 1 位「渋谷ヒカリエ」2 位「ルミネ新宿」

トップ 10 内に渋谷〜新宿エリアの施設が 6 箇所ランクイン
3 位「六本⽊ヒルズ」6 位「東京ミッドタウン」と六本⽊エリアも健闘
銀座・有楽町エリアはトップ 10 内では 9 位「ルミネ有楽町」のみランクイン


調査概要

調査方法 個別アンケートおよびインターネット調査
調査時期 2017 年 8 月 8 日(火)〜9 月 8 日(⾦)

仕事として Instagram で企業や商品のプロモーションに協⼒した経験をもつ
調査対象
18 歳以上の⼥性インスタグラマー(Instagram ユーザー)
有効回答数 402 サンプル

調査主体 株式会社プラップジャパン デジタル PR 研究所 / 株式会社 3 ミニッツ

調査協⼒ アイズ株式会社


※本調査内容を転載・ご利用いただく場合は、出典元として「プラップジャパン/3ミニッツ調べ」の旨
を記載してください。


デ ジ タ ル PR 研 究 所 に つ い て

「デジタル PR 研究所」は、新しい PR サービスの研究開発を⾏なう目的で 2017 年 7 月にプラップジャ
パンが⽴ち上げたデジタル専門の研究機関です。
外部フェローを務めるデジタル諸分野のフロントランナーとともに、 今後 10 年のコミュニケーション環
境を⾒据えた研究活動を通じ、企業・団体が抱えるコミュニケーション上の課題を解決する新しい PR サ
ービスの開発と研究成果の発信を⾏っています。


プラップジャパンについて

株式会社プラップジャパンは広報・IR 活動の支援を手がける総合 PR 会社です。各業界やメディア環境
に精通した 250 名を超える PR スペシャリストが在籍し、企業・団体の広報コンサルティング、プロモ
ーション施策、メディアリレーションズ、デジタル PR 施策などを通じて、社会的トレンドの創出や世論
形成などを実現する総合的なコミュニケーションサービスを提供しています。
http://www.prap.co.jp/


3 ミニッツについて

株式会社3ミニッツはファッション動画マガジン「MINE BY 3M」の運営、インフルエンサーがクリエ
イティブディレクターを務めるファッションプライベートブランド「eimy istoire」「ETRÉ TOKYO」の
展開、インフルエンサーを活用したブランド広告支援などのサービスを提供しています。




<本件に関するお問合せ先>
株式会社プラップジャパン デジタル PR 研究所
TEL:03-4580-9120
E-MAIL:institute@digitalpr.jp





参考データ

1. 「自分はインフルエンサー」そんなプロ意識が芽生えるのは 2,000 フォロワーから
インフルエンサーとは、自分の考えに賛同する人やファンを多く持ち、人々の消費⾏動に影響を与え
る人物のことを指します。インスタグラマー自身もフォロワー数が多くなるほど自分の影響⼒を自覚
する傾向が強くなり、フォロワー数が 2,000 人を超えると実に約 9 割のインスタグラマーが「自分の
投稿がフォロワーの⾏動に影響を与えている」と考えている結果(とても当てはまる+当てはまるの合算)
となりました。
(グラフ①)

「自分はインフルエンサー」であることを自覚し始めると、投稿内容においても「自分のファン」を
より意識した内容に変化する傾向があります。「自身の Instagram アカウントでいいね!がつきやすい
写真」についての質問では、フォロワー数 2,000 未満のインスタグラマーは「モノのみの写真」 「風
景のみの写真」
「動物のみの写真」と回答する一方で、フォロワー数が 2,000 を超えると「自分」が
写っていることが重要だと考えるようになります。これは、 「自分のファン」に対して写真を公開して
いるという意識の高さを裏付けています(グラフ②) 。

このように「自分はインフルエンサー」であると強く意識しはじめるフォロワー数 2,000 以上のイン
スタグラマーを、デジタル PR 研究所では “プロ意識系インスタグラマー” と位置づけ、以降の調査
分析を⾏っています。


グラフ① 自分の投稿がフォロワーの⾏動に影響を与えていると思うか

フォロワー数 1〜999
同 1,000〜1,999 同 2,000 以上
をもつインスタグラマー

とても当てはまる 4% 17% 16%

当てはまる 44% 48% 73%

当てはまらない 41% 34% 7%

全く当てはまらない 10% 0% 4%


(n=258) (n=29) (n=115)


グラフ② 自身の Instagram アカウントでいいね!やコメントが最もつきやすいと感じる写真は

フォロワー数 1〜999
同 1,000〜1,999 同 2,000 以上
をもつインスタグラマー

自分+風景 19% 28% 42%
自分+モノ 28% 38% 30%
自分+知人/家族 18% 34% 23%
自分+動物 10% 21% 4%
自分のみ 5% 17% 9%
モノのみ 72% 69% 17%
風景のみ 36% 55% 6%
動物のみ 28% 48% 4%
知人/家族のみ 8% 7% 4%
その他 9% 14% 6%
(n=258) (n=29) (n=115)


参考データ

2. プロ意識系インスタグラマーにとってお⾦より「自身のブランディング」が重要
自分のファンに対して情報発信する“プロ意識系インスタグラマー”にとって、投稿内容で何よりも重
視することは「自分の世界観に合っているかどうか」であり、報酬⾦額は⼆の次という結果が明らか
になりました。
(グラフ③)

“プロ意識系インスタグラマー”に仕事を依頼する際にもっともやってはいけないことは、撮影カット
や投稿テキストの一方的な強制です。 (グラフ④)

彼⼥たちに仕事を依頼するときは、過去の投稿内容から彼⼥たちの世界観を把握し、その世界観の中
で映える自社の商材/ブランドの魅⼒を紹介する程度にとどめるべきであり、具体的な撮影カットやテ
キスト内容は彼⼥たちの“プロ”としてのセンスを信頼して任せることがプロモーションを成功に導く
ポイントとなります。


グラフ③ Instagram での仕事を受ける判断基準は
(1 番当てはまる=3 点、2 番目に当てはまる=2 点、3 番目に当てはまる=1 点でポイント合算 / n=115[2,000
フォロワー以上])


自分の Instagram の 話題性 限られた人だけが参加
世界観に合うかどうか 報酬⾦額 できるような特別感


36% 30% 11% 9% 8% 5%


依頼主(企業やブランド)
の知名度 お土産
(商品サンプル
など)


グラフ④ Instagram での仕事を断る要因は
(n=115[2,000 フォロワー以上])


撮影カットの指定 35%

投稿テキストの指定 24%

自分の世界観を無視した広告色 18%

報酬⾦額 16%

依頼された理由がわからない 7%

投稿枚数の指定 5%

ハッシュタグの強制 4%

特急案件 2%

その他 18%





参考データ

3. Instagramで人気が低い「健康食品」「生活用品」、プロモーションのヒントは「体験」
“プロ意識系インスタグラマー”が Instagram の仕事で発信しやすいと思う商材のジャンルは「化粧品
/美容」関連が圧倒的で、次いで「アパレル」 「食品/飲料」と並びます。一方で、
「健康食品」「生活用
品」はインスタ映えがしにくく、自身の世界観とも合いづらいという理由で低人気となっています。
(グラフ⑤)

ただし、インスタグラマーによる投稿内容は “モノ” だけで決まるのではなく、どのようなシーンで
使ってもらうか、体験してもらうかという “コト” が重要なポイントとなります。インスタグラマー
が仕事として企業のプロモーションに協⼒する際も、単に商品をサンプリングされるより、旅⾏やパ
ーティー、セレブイベントなどへの参加といった「体験機会」が大きな魅⼒要素となっています。 (グ
ラフ⑥)

一般的に Instagram 上で人気が低い商材ジャンルをプロモーションする際は特に、これらの体験機会
の提供を意識的に⾏うことが必要になります。



グラフ⑤ Instagram で発信しやすい商材は グラフ⑥ 楽しかった Instagram の仕事形態は
(n=115[2,000 フォロワー以上]) (n=115[2,000 フォロワー以上])


化粧品/美容 87% 旅⾏やグルメなどの体験
旅⾏やグルメなどの体験 52%

アパレル系 57% インフルエンサーとして
インフルエンサーとして招待… 30%
招待されるパーティー

食品/飲料(外食) 34% 有名人が登場するような
有名人が出席するようなメ… 23%
PR イベント

旅⾏ 30% サンプル商品のモニター
サンプル商品のモニター 13%


生活用品 撮影会
撮影会 8%
23%

インタビュー/座談会
インタビュー/座談会 4%
健康食品 11%

その他 17%
その他 23% その他





参考データ

4. プロ意識系インスタグラマーから支持を集める人気エリアは断トツ「渋谷・新宿」!
「六本⽊」や「銀座・有楽町」を圧倒

“プロ意識系インスタグラマー”が都内でよく⾏く商業施設について調査したところ、渋谷〜新宿エリ
アの施設が上位に並び、トップ 10 内に 6 施設がランクインする結果となりました(渋谷ヒカリエ/
ルミネ新宿/ルミネエスト新宿/表参道ヒルズ/渋谷マルイ/東急プラザ表参道原宿) 。

六本⽊エリアも六本⽊ヒルズ、東京ミッドタウンがトップ 10 内にランクインし、一定の支持を集め
ています。一方で、日本を代表する商業エリアである銀座・有楽町エリアは、トップ 10 内では唯一、
ルミネ有楽町が 8 位にランクインしたのみであり、多くの施設がトップ 10 から漏れてしまっていま
す。(表①)

インフルエンサー向けイベントを企画する際は、これらの人気施設ランキングを参考にしてイベント
会場を検討することも重要なポイントになります。


表① 都内でよく⾏く商業施設は
(n=115[2,000 フォロワー以上])


1位 渋谷ヒカリエ 55% 11 位 渋谷マークシティ 24%

2位 ルミネ新宿 50% 12 位 GINZA SIX 23%

3位 六本⽊ヒルズ 48% 13 位 新宿マルイ 23%

4位 ルミネエスト新宿 45% 14 位 有楽町マルイ 22%

5位 表参道ヒルズ 44% 15 位 ラフォーレ原宿 22%

6位 東京ミッドタウン 39% 16 位 SHIBUYA109 22%

7位 アトレ恵比寿 37% 17 位 恵比寿ガーデンプレイス 21%

8位 ルミネ有楽町 29% 18 位 東急プラザ銀座 20%

9位 渋谷マルイ 29% 19 位 マロニエゲート銀座 20%

10 位 東急プラザ表参道原宿 28% 20 位 丸ビル 18%





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