2023年12月期第2四半期決算説明会質疑応答の概要

2023 年8月 21 日

各 位
会 社 名 株 式 会 社 ジ ー エ ヌ ア イ グ ル ー プ
代表者名 取締役代表執行役社長兼CEO イン・ルオ
(コード番号: 2160 東証グロース)
問合せ先 執行役最高戦略責任者 北川 智哉
(TEL. 03-6214-3600)


2023 年 12 月期第2四半期決算説明会質疑応答の概要

Q1:アイスーリュイの売上が第2四半期までは伸びていますが、競合なども出て来ている中、今後も
売り上げは伸びていくのでしょうか?
A1:少なくとも数年前から競合は出て来ており、それ以降の成長は競合がある中で勝ち取ったもので
す。
(特発性肺線維症の分野では)恐らく中国全土で最も大きな営業網を持っているため、現時点でも北
京コンチネントは支配的なシェアを持っており、競合他社を足したものよりも北京コンチネントのシェ
アは高くなっています。私たちは、北京コンチネントが引き続きこのポジションを維持し、市場と共に成
長して行けるだろうと考えています。北京コンチネントの上半期の売上収益は、私どもの想定も超えて
好調でした。


Q2:第2四半期の販管費が前年同期比で増加しているのはなぜですか?
A2:中国で MR の拡大を図っているため人件費が増加していることと、研究開発が順調に推移している
ことが原因です。


Q3:GNI の北京コンチネント持分は今後変更があるのでしょうか?
A3:
(Catalyst Biosciences(CBIO)との取引後は CBIO 経由になりますが)今後もコントロールできる
レベルの株主であり続けるつもりです。


Q4:
(Cullgen による)TRK 分解剤の第Ⅰ相臨床試験が始まりましたが、そのデザイン、今後の計画や、
いつ結果が公表される予定なのかを教えて頂けますか?
A4:これは TRK が関わるがん向けの臨床試験なので、他の TRK 関連がん向け薬品候補の臨床試験と同
様、臨床試験は第Ⅱ相で終了します。上市の時期に関しては、臨床試験の進捗を鑑みながら、最良のタイ
ミングを見計らいたいと考えています。TRK は鎮痛の分野でも有望とされており、非常に大きな市場ポテ
ンシャルがあるので、私たちは積極的にその分野も模索しています。


Q5:(Cullgen の)uSMITETM の強みは何ですか?
A5:
(Cullgen の標的タンパク質分解誘導技術プラットフォームである)uSMITETM は、アステラス製薬と
の提携のベースになったものですが、そもそも標的タンパク質分解誘導技術は大きく2つのパーツから
成ります。一つはウォーヘッドと呼ばれる部分と、もう一つはリガンドです。言わば、ウォーヘッドがミ
サイルの弾頭で、リガンドがロケットのようなものです。標的タンパク質分解誘導技術を使って創薬し


ている他の会社は、CRBN という物質をリガンドとして使っていますが、CRBN は人間の体内で色々問題が
あることが知られていて、Cullgen はそれとは別の物質を使っており、CRBN が使えない疾患に関しても
有効である可能性があることがユニークな点です。


Q6:足元で金融負債が膨らんで、自己資本比率が低下していますが、今後どのようにする積りですか?
A6:この理由は、Cullgen の優先株の金利が積み上がってきているからで、キャッシュアウトは発生し
ていません。今後利益が出て来るので、自己資本比率は下がりません。


Q7:アステラス製薬との契約において、マイルストンの収入は研究開発の進捗によるとは思いますが、
毎年入ってくる見立てなのでしょうか?
A7:ご指摘の通り研究開発の進捗によりますが、マイルストンがなるべく安定的に入って来るように
構成しました。


Q8:28 ページの Cullgen の開発パイプラインに関して、アステラス製薬との契約はこのパイプライン
が全て対象ですか?
A8:先方との守秘義務のため、提携の対象に関してはお話することができません。標的タンパク質分解
誘導技術は非常に競争が激しい分野で、大手製薬会社は全て自社でも研究開発チームを抱えています。
そのような事情がありますので、各社、情報の取り扱いには非常に慎重になっており、ご理解頂ければ幸
いです。


Q9:F351 の米国での臨床試験開始は、中国での臨床試験終了まで待つのでしょうか?
A9:GNI の戦略は、リスクを最小限にするため、中国でまず PoC(Proof of Concept:概念実証)を行
ってから、それを米国に持って行くことです。今、米国では第Ⅱ相の準備をしていますが、現時点ではこ
れ以上のお話をすることはできません。


Q10:最新の F351 の中国での臨床試験の登録被験者数は何人で、今期中に全て登録が完了するのでし
ょうか?
A10:本日時点で被験者の登録は195人になりました。6月末時点では157名だったので、ペースは加
速しており、今期中に完了できると信じております。


Q11:今後の資金調達はどのようにお考えですか?
A11:現状、株式市場から調達する必要は感じておりません。


以上


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日本にて展開するグローバルヘルスケア企業です。詳細は以下の当社ホームページをご覧ください。
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