2018年度衛生清掃 年次研修会を開催

2019 年 1 月 28 日
イオンディライト株式会社

清掃スタッフの専門性向上により医療関連施設の高度な衛生環境づくりに貢献
2018 年度衛⽣清掃 年次研修会を開催
京都大学医学部附属病院との共同研究も視察

イオンディライト株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長 兼 社長執行役員:濵田和成、以下「当社」)は、2019
年 1 月 18 日~19 日の 2 日間にわたり、京都市において「2018 年度衛生清掃年次研修会」を開催しました。




研修の様子(左:講義の様子 右:UV-C 照射機のデモンストレーション)

「衛生清掃」とは医療機関等、高い衛生レベルを必要とする施設を対象に、院内関連感染対策を組み込んだ当
社独自の清掃サービスです。当社では、25,000 床を超える病院・医療施設に対し、衛生清掃及びその他のサービス
を提供しており、従事するクリーンクルー(当社清掃スタッフの呼称)は全国で約 300 名となります。サービス提供に
際しては、動画マニュアルの活用や日々の OJT などを通じてクリーンクルー個々人の専門性・技術力を高め、品質
の維持向上に繋げています。


さらなる品質向上をめざし、2017 年度からは全国の清掃責任者とクリーンクルーを対象に衛生清掃の最新情報や
好事例の共有、マネジメントスキルなど、ディスカッションなどを含めた集合研修として「年次研修会」を実施してきま
した。加えて、今回の「年次研修会」では当社が 2018 年 7 月よりサービスを提供する京都大学医学部附属病院にお
いて、紫外線で殺菌する最新機器 UV-C 照射機の視察を行いました。当社は同院と、清掃作業と UV-C 照射機を併
用した場合の殺菌効果に関する共同研究を実施しています。



近年、感染制御を取り巻く環境は、大きく変化してきています。抗生物質が効かない耐性菌の出現、SARS や鳥イン
フルエンザ、新型インフルエンザなど、新たな感染症が毎年のように発生し、医療機関に限らずリスクマネジメントの
一環として感染制御の社会的重要性が益々高まっています。
こうした中、当社では引き続き、クリーンクルー一人ひとりの専門性・技術力向上を通じた品質向上に加え、病院
や研究所など各種機関との協業により、高品質なサービス提供を目指していきます。当社は「生(いのち)を衛(まも)
る」をスローガンに医療関連施設の高度な衛生環境づくりに貢献してまいります。
(参考)
■衛生清掃の概要
・医療機関等、高い衛生レベルを必要とする施設を対象とした、院内関連感染対策を組み込んだ清掃サービス
・2014 年より当社が独自開発、エビデンスに基づいた清掃プログラムを展開
・手法の一例としては、除菌・除ウイルス機能を持つ加速化過酸化水素(AHP)を使用した洗浄剤、微生物の除去
効果に優れたモップ・クロスなどの専用資機材の選定、清掃作業とその業務フローの標準化などを実施
■ISO9001 に基づく衛生清掃の教育体系
・2019 年 3 月より、ISO9001 統合マニュアルに、従来の「衛生清掃の業務フロー・基本業務内容・管理業務」に加
えて「衛生清掃の品質管理体制強化」「教育制度の設定」が追加予定
・本社・支社・センターのそれぞれが主体となる複層的な教育体系を構築、年 1~12 回及び随時の集合・動画研
修、仕様書・標準作業書の確認指導、e ラーニング等と、評価手法としてのインスペクションを年間計画化して
いる東京医療保健大学大学院菅原えりさ教授監修の元、スタッフに対する感染教育プログラムを構築




■京都大学医学部附属病院との共同研究の概要
・2018 年 10 月より、同院感染制御部と、清掃現場での UV-C 殺菌技術の
活用に関する共同研究を実施
・UV-C 殺菌技術とは殺菌灯などに使用される紫外線、UV-C を利用し、
病室の什器等の表面に残存する微生物を不活化する手法
・欧米の病院清掃では導入がみられるが、日本では病棟の日常清掃での
導入事例はない
・通常清掃と UV-C 照射の併用により院内環境からの感染リスクの低減と
清掃時間の大幅な削減効果の可能性があるとみられている
・共同研究による清掃前後の微生物残存数の検証、適切な作業ノウ
ハウの蓄積により従来にない効果的・効率的な清掃方法を構築する予定
UV-C 照射機




本リリースに関するお問い合わせ先
イオンディライト株式会社 ディライトコミュニケーション部
TEL:03-6840-5712 FAX:03-3524-8902

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