日本通信、欧州通信事業者BICSと「フルMVNO」で合意

2017 年 1 月 16 日
各 位
東京都港区虎ノ門四丁目1番 28 号
日本通信株式会社
代表取締役社長 福田 尚久
(コード番号:9424)
問合せ先 代表取締役常務 片山 美紀
電話 03-5776-1700



日本通信、欧州通信事業者 BICS と「フル MVNO」で合意


日本通信株式会社(以下、「当社」という、東証第一部 証券コード:9424)は、2017 年 1 月 16 日、
ヨーロッパ子会社を通じ、ベルギーに拠点を置くグローバル卸通信事業者 BICS S.A.との間で、当社が
独自の HLR / HSS 及び GGSN / PGW を保有する「フル MVNO」として、1つの契約で世界中で利用
できる独自 SIM を提供することが可能となる相互接続にむけた基本合意書を締結しましたので、お知
らせいたします。


当社は BICS とレイヤー2で相互接続し、これまで移動通信事業者のみが保有していた HLR / HSS 及
び GGSN / PGW 等によって構成される当社独自のコアネットワークを利用します。特筆すべきことは
当社は世界で最初の MVNO であり、1996 年に発明したこのビジネスモデルは、のちにヴァージングル
ープによって欧州及び米国に紹介されたということです。いよいよこの合意をもって、独自 SIM とコ
アネットワーク間に独自の特許メソッドを提供できるようになり、安全で信頼できる方法で情報を運ぶ
という当社ミッションの実現に向けた大きな一歩を踏み出したのです。当社は日本の顧客に、ネット接
続を必要とする様々な製品を市場投入するキャパシティーを提供できるようになります。


このネットワーク構成及びサービスのもと、当社は、欧州市場で定義された「フル MVNO」となりま
す。近い将来、今度は BICS の顧客に、日本でネット接続するための最も汎用性があり、最大のワイヤ
レスネットワークを妥当なコストで提供することも企図されています。


BICS はベルギーのプロキシマス・グループの一員であり、卸および相互接続サービスの提供における
世界的リーダーです。両者は今夏までにサービス開始することを目標とし、日本から欧州へ、欧州から
日本へ、特に自動車市場の顧客に大きな価値となることを期待しています。




■日本通信について
日本通信は 1996年5月24日、モバイルが実現する次世代インターネットを活用して日本の次世代経済の基盤
を構築する総務省の方針を実現する会社として設立されました。当社ビジネスモデルはのちにMVNOと命名
され、2009 年3月、総務省の携帯市場のオープン政策のもとNTTドコモとの相互接続を実現しました。 これ
により「格安SIM」が生まれ、携帯事業者以外から携帯通信(SIM)が買える市場が誕生しました。次は、
携帯電話以外の産業が、 自社サービスにモバイルを組み込み、 産業全体がモバイルを活用し成長する番です。
MVNO ルールメーカ、世界初のMSEnabler としての強い技術ビジョンと高い遂行力によって、日本発の経
済創出の一翼を担うべく次世代プラットフォームの構築に取り組んでいます。東京、米国コロラド州および
フロリダ州に拠点を置き、東京証券取引所市場第一部に上場(証券コード:9424)しています。当社のコー
ポレートガバナンスのポリシーとして、社外役員が 過半数で、全社外役員は独立役員です。

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