花巻バイオチップ(株)における処分業許可取得及び(株)花巻バイオマスエナジーにおける発電出力増加のお知らせ

2022 年 12 月 23 日

各位

会社名 TREホールディングス株式会社
代表者名 代表取締役社長 阿部 光男
(コード:9247 東証プライム市場)
問合せ先 執行役員経営管理本部長 上川 毅
(TEL. 03-6327-2620)

花巻バイオチップ㈱における処分業許可取得及び
㈱花巻バイオマスエナジーにおける発電出力増加のお知らせ

当社グループ会社の花巻バイオチップ㈱(岩手県花巻市。以下「花巻 BC」)は、
「木くず」取り扱い
について産業廃棄物及び一般廃棄物の中間処理業の許可を取得いたしました。また、同じくグループ
会社の㈱花巻バイオマスエナジー(同。以下「花巻 BE」
)は、発電出力増加について経済産業省より
承認を得ましたので、併せてお知らせいたします。



1. 花巻 BC の処分業許可取得について
花巻 BC は、2017 年 1 月に営業を開始して以来、主に岩手県内で発生する豊富な森林間伐材を破
砕してチップ化し、花巻 BE などグループ内の木質バイオマス発電所に出荷しております。
廃棄物処理法では、建設事業者が排出する木くずや、建設工事に伴って伐採された樹木、木材の
製造業者など特定の業種から排出される木くずは産業廃棄物であり、林業者を含むその他の業種か
ら排出された木くずや樹木は一般廃棄物と規定されております。
花巻 BC では、従前より保有していた自走式チッパー(カッター式破砕機)に加え、新たにウッ
ドホグ(ハンマー式破砕機)を導入したことで、小石などの異物が混入した木材の処理も容易にな
りました。そして、移動式処理施設としても許可を受けたことで、岩手県内(盛岡市を除く。また
一般廃棄物については花巻市内に限る)の排出事業場に出向いて破砕処理を行うこともできるよう
になりました。
この度の許可取得により、廃棄物に該当する林地残材や、事業用造成に伴って発生した雑木(建
材としての利用価値が低い) 、河川の支障木などの受入も可能となることから、地元林業者及び廃
棄物処理業者、自治体の皆様から大きなご期待をお寄せいただいております。TRE グループの一員
として、このご期待に応え、高度循環型社会・脱炭素社会の実現に貢献するべく、一丸となって邁
進いたします。


2. 破砕機の概要
名称 自走式チッパー ウッドホグ
処理方式 カッター式 ハンマー式
特長 処理量が多い 小石などが混入していても破砕可能
処理能力 48.6017t/時 12.4t/時
稼働時間 1日8時間 1日8時間


3. 花巻 BE の発電出力増加について
花巻 BE では、2017 年2月の売電開始以来、発電出力は 6,250kW でしたが、昨今の木材価格や燃
料費等の高騰を受け、発電出力の増加を目指してまいりました。出力を増やすための設備更新や経
済産業省への申請業務を経て、2022 年 10 月より発電出力が 6,560kW(+310kW)に増加しました。
なお、同じく当社グループ会社である㈱津軽バイオマスエナジー(青森県平川市)においても同
様に、発電出力は 6,560kW に増加しております。これにより、当社グループで運営する6発電所の
年間発電量は、合計で約 666,230MWh(一般家庭約 18.5 万世帯分の年間消費電力量に相当)となり
ます。



4. 業績の見通し
本件が当期連結業績予想に与える影響は精査中でありますが、中長期的な連結業績の向上に貢献していく
ものと考えております。




今般導入したハンマー式破砕機「ウッドホグ」

以上





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