(株)タケエイ相馬事業所における太陽光パネルリサイクル事業申請に関するお知らせ

2022 年 11 月2日

各位

会社名 TREホールディングス株式会社
代表者名 代表取締役社長 阿部 光男
(コード:9247 東証プライム市場)
問合せ先 執行役員経営管理本部長 上川 毅
(TEL. 03-6327-2620)



㈱タケエイ相馬事業所における
太陽光パネルリサイクル事業申請に関するお知らせ


当社子会社である株式会社タケエイ(以下「タケエイ」
、東京都港区)の相馬事業所(福島県相馬市)
における太陽光パネルリサイクル事業開始に向けて、福島県の条例に基づく指定処理施設の設置許可
を申請いたしますので、下記の通りお知らせいたします。



1. 経緯
当社グループは、2030 年代半ば以降、廃太陽光パネルが大量に排出されることを想定して、2022
年 1 月より当社子会社の株式会社信州タケエイ(以下「信州タケエイ」、長野県諏訪市)において、太
陽光パネルリサイクル事業を開始しております。今般タケエイ相馬事業所において、当社グループに
おける太陽光パネルリサイクル事業の更なる拡充に向けて、福島県の条例に基づく指定処理施設の設
置許可を申請いたします。

2. 事業内容
相馬事業所のリサイクル工程の特徴は、アルミ枠を外した発電シートを「PV リサイクルハンマー」
(株式会社チヨダマシナリー製)に投入して過熱した後、ガラス層にシートが付着しにくい状態で表
面ガラス層を破砕剥離して粒度を調整し、更に色彩選別機によって純度の高いガラスカレットに再生
するものです。先行してリサイクル事業を開始している信州タケエイ、及び 2022 年5月に子会社化
した JW ガラスリサイクル株式会社のノウハウを活用して、リサイクル原料となるガラスカレットの
品質を向上させ、ガラス to ガラスへの再資源化を推進いたします。
相馬事業所では、半径 100km 圏内にメガソーラー施設が約1GW あるため、不要品や故障品等の回
収に注力するほか、太陽光パネルのリユース会社からの不良品の排出先としてのネットワークの構築
にも取り組みます。また、至近にある相馬港を活用して全国から廃太陽光パネルの受入れが可能であ
ることから、広大な用地を大規模保管施設として利用することで他社との差別化を図ってまいります。

本事業は、TRE グループの成長戦略である「高度循環型社会の実現に向けたリサイクル事業の深化」
および「新たな技術開発、ビジネスモデル構築への挑戦」に資する取り組みであり、今後グループを
挙げて太陽光パネルリサイクル事業を進めてまいります。



3. 相馬事業所について
2017 年6月にタケエイが取得した福島県相馬市の約 8 万 5,000 坪(東京ドーム約6個分)の用地で、
当社グループのノウハウを結集した総合リサイクルプラントとして開発を推進しております。

4. 今後のスケジュール
指定処理施設の設置許可承認後、設置工事及び処分業許可申請を行い、2024 年の設備稼働を目指し
ます。

5. 業績の見通し
本件が当期連結業績予想に与える影響はございません。長期的にはその波及効果も含めて連結業績
の向上に貢献していくものと考えております。




相馬事業所の航空写真(黄色枠内)


相馬事業所の稼働日数 年間 244 日(月間 20 日)
〃 稼働時間 1日あたり8時間
稼働開始当初※¹の処理能力 9t/日(廃太陽光パネル約 490 枚に相当※²)
※¹ 処理能力は今後、順次拡張予定です。
※² 廃太陽光パネルは、相馬事業所から半径 100 ㎞圏内の太陽光発電施設において1か月当たり
5,000~7,500 枚程度発生すると見込んでおります。

以上





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