秋田港・能代港での洋上風力発電建設工事向けCTV(洋上風力発電交通船)の運航に関するお知らせ

2021 年 3 月 26 日
各 位
会 社 名 東京汽船株式会社
代表者名 代表取締役社長
齊藤 宏之
(コード番号 9193 東証第2部)
問合せ先 取締役総務部長
巻島 康行
(TEL 045-671-7713)



秋田港・能代港での洋上風力発電建設工事向け CTV(洋上風力発電交通船)の
運航に関するお知らせ


当社は、秋田洋上風力発電株式会社(以下「AOW」)が秋田県の秋田港及び能代港で携わ
る着床式洋上風力発電事業の建設工事および試運転用に洋上風力発電交通船(Crew
Transfer Vessel、 以下「CTV」
)の供与を開始しますのでお知らせいたします。
同プロジェクトは日本で初めての商業ベースでの大型洋上風力発電事業で、建設工事・試
運転は 2021 年春から 2022 年秋までの間で計画されております。当社は本年 6 月までに建
設工事用 CTV 合計 4 隻の運航を開始する予定で、第 1 船は 3 月末から投入されます。
なお、これらの CTV に加え、秋田県の地元3社(大森建設株式会社、株式会社沢木組、
秋田海陸運送株式会社)と当社が設立した合弁会社 Akita OW Service が 2 隻の AOW 向け
O&M(保守管理)用 CTV を建造中で、同プロジェクトの建設工事・試運転段階にも使われ
る予定となっております。
CTV は洋上風力発電施設への人員送迎目的に特化して建造された交通船です。高い波高
などの比較的厳しい海象条件の下でも安全に乗船者を輸送し洋上風車に移乗させられるよ
う設計されており、洋上風力発電の建設・試運転、運転開始後の保守管理に不可欠な船舶で
す。
当社は現在、日本で唯一の CTV 運航会社(2 隻を保有運航)で各地の洋上風力発電実証
研究事業で CTV を運航してきました。2013 年 12 月から現在に至るまで福島浮体式洋上風
力発電で CTV1 隻を運航、さらに、もう 1 隻の小型船舶型 CTV は千葉県銚子の着床式洋上
風力発電での実証運航を経て、現在は福岡県北九州での浮体式洋上風力発電実証事業に投
入されております。
今般の秋田港・能代港での建設用 CTV4 隻を加え、当社の CTV 運航隻数は 6 隻となりま
す。洋上風力発電での交通船事業は「海上での安全サポート」と言う当社の使命と親和性が
高い分野です。今後とも運航実績と最新の知見を基に、洋上再生可能エネルギーの分野で事
業開発を進めてまいります。
以上

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