30日以上の長期休業、「メンタル疾患」70%で高止まり


2015 年 4 月 6 日


報道関係各位 会 社 名 株式会社 アドバンテッジ リスク マネジメント
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 鳥 越 慎 二
(JASDAQ コード 8769)


30 日以上の長期休業、「メンタル疾患」70%で高止まり
GLTD(団体長期障害所得補償保険)の長期休業理由を経年比較

株式会社アドバンテッジ リスク マネジメントは、専門代理店としてサービス提供している GLTD(団体長
期障害所得補償保険)において、病気やケガなどの就業障害により 30 日以上の長期休業に至ったケースの原
因について調査をいたしました。その結果、休業の原因として、うつ病を中心する「メンタル疾患」の割合が
70%となりました。


2000 年~2013 年におけるご契約企業の長期休業件数約 2 万件のうち、30 日以上の休業の事例を各年ごと
100 例を無作為に抽出し、14 年分 1400 件を調査したもので、休業の原因が「メンタル疾患」の割合は、2008
年リーマンショック以降、約 70%の高い割合で推移しています。
(表 1)


(表 1) 30 日以上休業の原因別割合




【調査期間】2000 年 1 月 1 日~2013 年 12 月 31 日 【その他の内訳】
筋骨格・関節、消化器、心臓・血管、妊娠・出産、内分泌、
【サンプル数】各年 100 例を抽出、計 1,400 例 栄養、代謝疾患、呼吸器、皮膚、女性の特有の病気、腎臓・尿路
血液・免疫、感染症、耳・鼻・喉、眼 など




上記データのうち、2009 年~2013 年の 5 年間のデータから、就業障害の原因についてメンタル疾患以外を
フィジカル要因とし、年齢別に比較しました。40 代までは、フィジカル要因よりもメンタル疾患の方が割合
が高く、50 代ではフィジカル要因の割合が大幅に上がります。
(表 2)


(表 2) 年代別 就業障害のメンタル疾患・フィジカル要因の割合




【調査期間】2009 年 1 月 1 日~2013 年 12 月 31 日 【サンプル数】各年 100 例を抽出、計 500 例



全体の約 70%がメンタル疾患での休業であり、若年層だけでなく、40 代までの中年層でもメンタル疾患で
の休業が、フィジカル面での要因より割合が高くなっています。厚生労働省の調べでは、メンタルヘルス対策
に取り組んでいる事業所の割合は年々上昇しておりますが、メンタル疾患の割合は減少しておらず、一層の取
り組みの強化が必要だと考えられます。
本年 12 月より施行される「労働安全衛生法の一部を改正する法律(通称:ストレスチェック義務化法)

により、メンタル面での従業員の健康管理が必須となります。効果的なメンタルヘルス対策を行うために、ス
トレスチェックの実施による要対応者の事前把握、メンタル不調予防のための組織風土改革など、成果の出る
対策に取り組むことが求められます。
あわせて、
メンタル疾患による長期休職リスクに備えた補償制度
(GLTD)
の導入など、従業員が「安心して働ける環境」を整えることも重要です。当社では、今後も課題に取り組む企
業・団体を幅広く支援してまいります。


【GLTD(団体長期障害所得補償保険)とは】
GLTD(団体長期障害所得補償保険)は病気やケガで長期にわたって働けなくなった場合に、最長で定年年齢まで所
得の減少を補償する保険を活用した制度です。


【株式会社アドバンテッジリスクマネジメント 会社概要】
設 立:1999 年 3 月 代表取締役社長:鳥越慎二
事 業 内 容:メンタリティマネジメント事業、就業障がい者支援事業、 リスクファイナンシング事業
上場証券取引所:東京証券取引所 JASDAQ 市場(スタンダード)
(証券コード 8769)
所 在 地:〒153-0051 東京都目黒区上目黒 2-1-1 中目黒 GT タワー17 階


【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社 アドバンテッジ リスク マネジメント http://www.armg.jp
経営企画部 熊澤 一晃
TEL:03-5794-3890 FAX:03-5794-3879



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