スパークス:帝国繊維株式会社(証券コード:3302)に2年連続で株主提案

2019 年 1 月 22 日
各 位
スパークス・グループ株式会社
代表取締役社長 グループ CEO 阿部 修平
(東証 JASDAQ スタンダード︓8739)


スパークス:帝国繊維株式会社(証券コード︓3302)に 2 年連続で株主提案
― 新たに当社推薦の社外取締役選任を要望。引き続き現預金の増加を抑制する配当と
対話促進のための取締役任期短縮も要望。 ―



当社連結子会社であるスパークス・アセット・マネジメント株式会社(代表取締役社長 阿部修平)の
運用するファンド(以下「提案株主」)は、株主提案権を行使し、帝国繊維株式会社(以下「帝国繊維」
または「同社」)が本年 3 月に開催予定の第 93 期定時株主総会において以下の 3 つの議題を当該株主
総会の目的とするよう請求いたしました。なお、スパークス・アセット・マネジメント株式会社が傘下の運用ファン
ドを通じて上場企業に対し株主提案を行うのは3回目、帝国繊維に対しては 2 年連続 2 回目の提案です。


1. 取締役選任の件
社外取締役として、名取勝也氏を選任する
2. 剰余金の配当の件
第 93 期の期末配当として、1 株あたり 95 円を配当する
(なお本件公表時点における同社の計画は 1 株あたり 35 円)(※)
3. 定款の一部変更の件
取締役の任期を、現在の「選任後 2 年以内」から、「選任後 1 年以内」に短縮する


今回新たに、取締役選任の件を提案したのは、現社外取締役 2 名が、提案株主が求めた面会を合
理的な理由もなく拒否し続けるなど、コーポレートガバナンス・コードが期待する独立社外取締役としての役
割・責務を十分果たしていないと考えるためです。
提案株主の推薦する名取勝也氏は、企業内弁護士の第一人者としての豊富な実績にとどまらず、数
多くの企業で実際に取締役、監査役、執行役員を歴任しており、帝国繊維が問題を抱えているコーポレート
ガバナンスの改善に大きな役割を果たすことが期待されます。


また、提案株主は、同社が株式市場において適切な評価を受けることができるよう、過去 5 年間にわた
り同社と対話の努力を継続し、①ヒューリック株式を合理的な期間内に売却すること、および②成長投資と
株主還元に関する明確な方針を示すこと、を提案してきましたが、未だ実効性のある回答を得られていない
ため、同社がこれらの具体的な行動を実施するまでの間、資本効率の更なる低下を防ぐための配当を提案
します。
具体的には現金同等物の増加を抑制するのに必要な水準の配当(平成 30 年 12 月期の同社
業績予想等に基づく、提案株主推定)を実施するよう求めます。


同時に提案株主は、帝国繊維の取締役会が株主からの信任の機会を増やすことによって、巨額の持合
い株式に代表される経営上の課題に株主の視点を加味して対処する体制を整えるよう、取締役の任期短
縮を提案します。


日本経済の成長の為に健全なコーポレートガバナンスが重要であるという考えは日に日に広がりを見せて
おり、合理性を欠く内部留保のため込みすぎは国富の成長を鈍化させるという考え方が日本でもコンセンサス
となっております。
今回の株主提案を契機に、帝国繊維が健全なコーポレートガバナンスと資本の有効な活用法を検討す
るよう改めて要望します。
提案株主は、今後も帝国繊維と対話を継続していく意向です。


(※)2019 年 1 月 21 日時点


以 上




今回の株主提案に関する説明資料を作成しましたので、ご覧下さい。
URL: https://www.sparx.co.jp/proposal/20190122_J.html(日本語)
URL: https://www.sparx.co.jp/proposal/20190122_E.html(英語)


 本件に関するお問い合わせ先
スパークス・グループ株式会社 広報室
TEL : 03-6711-9100 Email: pr_media@sparxgroup.com

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