「未来創生2号ファンド」小型SAR衛星開発の株式会社QPS研究所への投資実行

2020 年 11 月 5 日
各 位
スパークス・グループ株式会社
代表取締役社長 グループ CEO 阿部 修平
(コード 8739 東証第一部)



「未来創生2号ファンド」 小型 SAR 衛星開発の株式会社 QPS 研究所への投資実行
―小型 SAR 衛星のコンステレーションによるリアルタイム地球観測の実現へ―


スパークス・グループ株式会社(以下、スパークスと表記)は、2018 年 7 月に設立した「未来創生 2 号ファンド」
が、小型 SAR 衛星等開発を行なう株式会社 QPS 研究所(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:大西俊
輔。以下、QPS 社と表記)への投資(金額は非開示)を実行しましたので、お知らせします。QPS 社は今回の調達
資金を活用し、昨年 12 月に打ち上げた 100Kg 以下の小型 SAR 衛星初号機「イザナギ」、今年 12 月以降打ち
上げ予定の 2 号機「イザナミ」に続く、3 号機以降の開発に着手し、将来の 36 機によるコンステレーションを実現させ、
10 分ごとの準リアルタイム地球観測へのチャレンジを進める計画です。


■投資先企業の概要
QPS 社は、1995 年からスタートした九州大学での小型衛星開発の技術を伝承し、「九州から宇宙へ」をスローガン
に九州の地に宇宙産業を育てるべく、2005 年に設立された九州大学発の宇宙工学ベンチャーです。
2014 年の QSAT-EOS プロジェクトでの成功などを経て、2017 年には「未来創生ファンド」(1 号)などから 23 億円
強の資金を調達、小型 SAR 衛星の開発を進め、2019 年にはベンチャーで初めて内閣府の「衛星リモートセンシング
装置使用許可」の認可を取得、同年 12 月に初号機「イザナギ」をインドの宇宙センターから打ち上げました。2020 年
12 月以降に 2 号機「イザナミ」をスペース X のファルコン 9 ロケットにて、アメリカの射場から打ち上げる予定であり、その
後の 4 機体制、最終的には 36 機のコンステレーションにより、天候不問、24 時間の準リアルタイム地球観測を実現
し、防衛・防災、安全、環境、経済活動など幅広い分野へのソリューション提供を目指しています。


■「未来創生(1号)ファンド」及び「未来創生 2 号ファンド」の概要
未来創生(1号)ファンドはスパークスを運営者とし、トヨタ自動車株式会社、株式会社三井住友銀行を加えた
3 社による総額約 135 億円の出資により、2015 年 11 月より運用を開始しました。最終的には、上記 3 社を加え
た計 20 社からの出資を受けました。「知能化技術」「ロボティクス」「水素社会実現に資する技術」を中核技術と位置
づけ、それらの分野の革新技術を持つ企業、またはプロジェクトを対象に米国、英国、イスラエル、シンガポール、日本の
約 50 社に投資しました。2018 年下半期には、既存投資領域3分野に加え、新たに「電動化」、「新素材」を投資
対象とした未来創生2号ファンドの運用を開始しました。2020 年 9 月末時点の運用資産残高は、1 号と 2 号あわ
せて、1,093 億円となっています。未来創生ファンドの投資実績:https://mirai.sparx.co.jp/investment/


■ 本件に関するお問い合わせ先
スパークス・グループ株式会社 広報室
TEL : 03-6711-9100 / FAX : 03-6711-9101
pr_media@sparxgroup.com

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