【ソニー生命】子どもの教育資金に関する調査2018

2018 年 1 月 25 日


各位

ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社
(コード番号:8729 東証第一部)



本日、ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社の 100%子会社であるソニー生命保険株式
会社が下記プレスリリースを行いましたので、お知らせします。






ソニー生命保険株式会社 プレスリリース(添付)

子どもの教育資金に関する調査 2018


以 上




【お問合せ先】
ソニー生命保険株式会社 広報部広報課 TEL:03-5290-6228
2018 年 1 月 25 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)
ソニー生命調べ/大学生以下の子どもがいる 20 歳~59 歳の男女 1,000 名にアンケート
子どもの教育資金に関する調査 2018
子どもが小学生から社会人になるまでに教育資金はいくら必要?
平均予想金額は 1,348 万円、増加傾向は継続 昨年調査よりも 154 万円増加
習い事や塾など、学校以外の教育費は年々増加 平均支出金額は 14,260 円
子どもに就いてほしい職業 「公務員」がダントツ
医療関係も人気 トップ 5 には「医師」「薬剤師」「看護師」がランクイン
ソニー生命では、教育資金に関する意識と実態を明らかにするため、今年で 5 回目となる「子どもの教育資金に関する調査」を行いました
ので、お知らせいたします。
■ POINT 1 【教育や教育資金に関する意識】(P.6)
⇒子どもが小学生から社会人になるまでに教育資金はいくら必要?
平均予想金額は 1,348 万円、増加傾向は継続 昨年調査よりも 154 万円増加
未就学児の親(248 名)に、子どもが小学生から社会人になるまでに、教育資金はいくらくらい必要だと思うか聞いたところ、「1,000 万円~
1,400 万円位」が 28.6%で最多回答となりました。平均予想金額は 1,348 万円でした。
平均予想金額を過去の調査と比較してみると、2014 年 1,229 万円→2015 年 1,156 万円→2016 年 1,136 万円→2017 年 1,194 万円→2018
年 1,348 万円と、2016 年を谷として V 字を描き、昨年からの増加傾向が継続する結果となりました。
■ POINT 2 【子育て・教育に関する支出の実態】(P.7)
⇒習い事や塾など、学校以外の教育費は年々増加 平均支出金額は 14,260 円
全回答者(1,000 名)に、≪スポーツや芸術などの習い事≫≪家庭学習費用≫≪教室学習費用≫のそれぞれに 1 ヶ月あたりいくらくらい支
出しているか聞き、それぞれの平均支出金額を合計したところ 14,260 円/月となりました。
過去の調査と平均支出金額の合計を比較すると、2016 年 10,240 円/月→2017 年 12,560 円→2018 年 14,260 円と学校以外の教育費が
年々増加している様子がうかがえました。
■ POINT 3 【大学等のための教育資金準備】(P.11)
⇒親が大学等のための教育資金を準備する理由は?「親の義務だと思うから」6 割、「色々な選択肢を与えてあげたい」5 割弱
子どもの教育資金を準備している(または準備してきた)人(872 名)に、教育資金を準備する理由を聞いたところ、「高校卒業以降の進学
支援も親の義務だと思うから」(59.6%)、「子どもには色々な選択肢を与えてあげたいから」(46.9%)、「自分自身も親にしてもらったから」
(40.4%)、「子どもにはお金のことを気にせず勉学に励んでもらいたいから」(31.2%)、「子どもには幅広い教養を身に付けてほしいから」
(30.8%)などの回答が上位となりました。
■ POINT 4 【子どもに目指してほしい理想の大人・就いてほしい職業ランキング 2018】(P.14)
⇒子どもに就いてほしい職業 「公務員」がダントツ 医療関係も人気 トップ 5 には「医師」「薬剤師」「看護師」がランクイン
自分の子どもに就いてほしい職業は何か聞いたところ、「公務員」(153 件)がダントツ、2 位「医師」(57 件)、3 位「会社員」(40 件)、4 位「薬
剤師」(32 件)、5 位「看護師」(31 件)という結果になり、子どもには公務員や医療関係の職業に就いてほしいと考える親が多いことがわかり
ました。

◆エコノミストのコメント◆

今回の調査では、子どもの受験・進学、就活に不安を持つ親が増えていることがわかりました(P.4 図
ソニーフィナンシャル
5 参照)。現在は少子化を背景とする大学全入時代、人手不足による学生の超売り手市場と、一見すると
ホールディングス株式会社 受験や就活に不安はないように思えます。しかし、人手不足が進むなか、単純労働の多くは人工知能や
金融市場調査部 ロボットに代替される時代が近づいており、より質の高い教育や高度な職業を得るための競争はむしろ
激化しているようです。お金の面でも「子どもが小学生から社会人になるまでに必要だと思う教育資金」
エコノミスト 渡辺 浩志
は、親の不安を反映して年々上昇しており、今年は平均 1,348 万円と本調査開始以来最高となりました
(P.6 図 8 参照)。また、それに対して 7 割強の親が「負担が重い」と回答しています(P.2 図 1 参照)。
一方、7 割弱の親が「子どもの学力や学歴は教育費次第」「早期教育が重要」と認識しており、教育資
金を銀行預金や学資保険などで計画的に準備しています(P.2 図 1、P.10 図 15・16 参照)。株式市場が活
況な昨今ですが、「世の中で最もリスクが低くリターンの大きい投資先は教育である」との哲学があるの
かもしれません。
もちろん、教育投資から得られるリターンは全て子どものため。教育資金を準備する理由では、「親の
義務だと思う」「色々な選択肢を与えてあげたい」「お金のことを気にせず勉学に励んでもらいたい」「夢
の実現に協力したい」などが並んでおり、子どもへの“無償の愛”が強く感じられました(P.11 図 17 参照)。
2018 年 1 月 25 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

子どもの教育資金に関する調査 2018
このたび、ソニー生命保険株式会社(代表取締役社長 萩本 友男)は、2017 年 11 月 24 日~11 月 27 日の 4 日
間、大学生以下の子どもがいる 20~59 歳の男女に対し、今年で 5 回目(※)となる「子どもの教育資金に関する調
査」をインターネットリサーチで実施し、1,000 名の有効サンプルの集計結果を公開しました。(調査協力会社:ネットエ
イジア株式会社)
※2014 年~2016 年は「子どもの教育資金と学資保険に関する調査」として発表

【教育や教育資金に関する意識】
「子どもの学力や学歴は教育費次第」と考える人が 6 割半
「早期の知育は子どもの将来のために重要」7 割が同意
子どもの教育費、7 割強が「負担が重い」と感じる
「政府の掲げる教育無償化には賛成」7 割弱

夫婦で教育熱が高いのはどっち? 7 割弱の家庭で「妻のほうが熱心」
子どもの教育のことで夫婦喧嘩 3 割近くが「よくする」と回答

子どもの「学校生活」に不安を感じる親が約 6 割 昨年調査より 10.4 ポイント上昇
子どもの進路に不安を感じる親も増加傾向 「受験・進学」と「就職活動」は昨年より 7.5 ポイント上昇
「教育資金」に不安を感じる親は 7 割強
教育資金に不安を感じる理由 「どのくらい必要かわからない」6 割弱
未就学児の親にとっては「子育てのための社会環境が整っていない」ことも理由に

子どもが小学生から社会人になるまでに教育資金はいくら必要?
平均予想金額は 1,348 万円、増加傾向は継続 昨年調査よりも 154 万円増加

【子育て・教育に関する支出の実態】
習い事や塾など、学校以外の教育費は年々増加 平均支出金額は 14,260 円
中高生の親ではスポーツ・芸術などの習い事への支出は減少も、教室学習への支出が大幅に増加
一人暮らしの子どもへの仕送り平均額は 80,211 円、昨年調査から 22,912 円/月増加
子どもの進学費用の準備 平均支出額は 15,437 円/月 昨年と比べ約 3,000 円増加

【大学等のための教育資金準備】
大学等のための教育資金準備 2 大方法は「銀行預金」「学資保険」

親が大学等のための教育資金を準備する理由は?
「親の義務だと思うから」6 割、「色々な選択肢を与えてあげたい」5 割弱

【先端技術などの教育分野の応用に関する意識】
期待、注目が集まる新しい教育手法 子どもの教育に取り入れてほしいものは?
1 位「プログラミング教育」2 位「アダプティブラーニング」3 位「デジタル教科書」

【子どもに目指してほしい理想の大人・就いてほしい職業ランキング 2018】
子どもに目指してほしい、理想の大人のイメージは?
有名人部門 1 位は「イチローさん」2 位「タモリさん」3 位「ビートたけしさん」
歴史上の人物部門 1 位は「坂本龍馬」 チャレンジ精神や行動力が魅力

子どもに就いてほしい職業 「公務員」がダントツ
医療関係も人気 トップ 5 には「医師」「薬剤師」「看護師」がランクイン


2018 年 1 月 25 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)
アンケート調査結果

◆「子どもの学力や学歴は教育費次第」と考える人が 6 割半
◆「早期の知育は子どもの将来のために重要」7 割が同意
◆子どもの教育費、7 割強が「負担が重い」と感じる
◆「政府の掲げる教育無償化には賛成」7 割弱


はじめに、大学生以下の子どもがいる 20~59 歳の男女 1,000 名(全回答者)に、子どもの教育や教育費に
ついての項目を提示し、自身の考えがどの程度あてはまるか聞きました。


まず、≪子どもの学力や学歴は教育費にいくらかけるかによって決まると感じる≫では、「非常にあてはま
る」が 17.7%、「ややあてはまる」が 47.9%となり、合計した「あてはまる(計)」は 65.6%となりました。3 人に 2 人
が、教育費の多寡が子どもの学力・学歴を左右すると考えていることがわかりました。
次に、≪早期の知育や英才教育は子どもの将来のために重要だ≫では「あてはまる(計)」は 69.4%と約 7
割になった一方、≪スポーツや芸術の習い事よりも学習塾に教育費をかけたい≫では「あてはまる(計)」は
44.6%と半数を下まわる結果となりました。子どもが幼いうちから学ばせる早期教育を重要だと考える親も多
いようです。また、勉強一辺倒ではなく、スポーツや芸術にも触れてほしいと考える親が多い様子がうかがえ
ました。
そして、教育費の負担感について聞いたところ、≪子どもの教育費の負担を重いと感じる≫では「あてはま
る(計)」が 71.4%となりました。子どもの教育費が家計の負担になっているという親は 7 割強に及んでいること
がわかりました。
さらに、現在、政府で議論されている教育無償化(※1)について聞いたところ、≪政府が掲げる教育無償化
には賛成だ≫では「あてはまる(計)」が 67.9%となりました。無償化に賛成というのが多数派のようです。 (図
1)


※1 幼児教育と高等教育にかかる費用を無償にするというもの。
幼児教育については、0 歳~2 歳児では住民税非課税世帯(年収約 250 万円未満)、3 歳~5 歳児では全世帯が対象、高
等教育については住民税非課税世帯(年収約 250 万円未満)が対象となるなどの方針(調査実施時点での内容)

(図 1)

◆子どもの教育や教育費についての意識 [各単一回答]
全体【n=1000】 非常にあてはまる ややあてはまる
100%

(計)69.4 (計)71.4 (計)67.9
75% (計)65.6

(計)44.6
50% 41.8 39.1
47.9 52.6

25% 35.2
29.6 28.8
17.7 16.8 9.4
0%
子どもの学力や学歴は 早期の知育や スポーツや芸術の 子どもの教育費の 政府が掲げる
教育費に 英才教育は 習い事よりも学習塾に 負担を重いと感じる 教育無償化には
いくらかけるかによって 子どもの将来のために 教育費をかけたい 賛成だ
決まると感じる 重要だ





2018 年 1 月 25 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆夫婦で教育熱が高いのはどっち? 7 割弱の家庭で「妻のほうが熱心」
◆子どもの教育のことで夫婦喧嘩 3 割近くが「よくする」と回答


続いて、現在、配偶者がいる人(949 名)に、子どもの教育に関する家庭の状況について聞きました。


まず、夫婦間で教育方針が一致しているか異なっているか聞いたところ、「一致している(計)」(「非常に」と
「やや」の合計)は 81.0%、「異なっている(計)」は 19.1%となりました。夫婦の教育方針が一致している家庭が、
8 割以上に及ぶことがわかりました。 (図 2)
また、夫婦の教育熱はどちらが強いかでは、「夫のほうが熱心(計)」は 31.5%、「妻のほうが熱心(計)」は
68.5%となり、妻の教育熱のほうが強い家庭が 7 割近くとなりました。 (図 3)
子どもの教育のことで夫婦喧嘩をするかどうかでは、「よくする(計)」は 27.4%、「全くしない(計)」は 72.6%と
なりました。子どもの教育のことで夫婦喧嘩をしない家庭が多数派でしたが、よく喧嘩をするという家庭が 3
割近くみられました。 (図 4)


(図 2)

◆夫婦間で教育方針は…【P】一致している 【Q】異なっている [単一回答]
対象:現在、配偶者がいる人 一致 異なって
している いる
0% 20% 40% 60% 80% 100% (計) (計)


全体【n=949】 23.1 57.9 15.7 3.4 81.0 19.1



非常に【P】にあてはまる やや【P】にあてはまる
やや【Q】にあてはまる 非常に【Q】にあてはまる

(図 3)

◆夫婦の教育熱は…【P】夫のほうが熱心 【Q】妻のほうが熱心 [単一回答]
対象:現在、配偶者がいる人 夫のほう 妻のほう
が熱心 が熱心
0% 20% 40% 60% 80% 100% (計) (計)


全体【n=949】 6.3 25.2 49.6 18.9 31.5 68.5


非常に【P】にあてはまる やや【P】にあてはまる
やや【Q】にあてはまる 非常に【Q】にあてはまる

(図 4)

◆子どもの教育のことで夫婦喧嘩を…【P】よくする 【Q】全くしない [単一回答]
対象:現在、配偶者がいる人 全く
よくする
しない
0% 20% 40% 60% 80% 100% (計)
(計)


全体【n=949】 5.1 22.3 38.4 34.2 27.4 72.6


非常に【P】にあてはまる やや【P】にあてはまる
やや【Q】にあてはまる 非常に【Q】にあてはまる





2018 年 1 月 25 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆子どもの「学校生活」に不安を感じる親が約 6 割 昨年調査より 10.4 ポイント上昇
子どもの進路に不安を感じる親も増加傾向 「受験・進学」と「就職活動」は昨年より 7.5 ポイント上昇
◆「教育資金」に不安を感じる親は 7 割強


子どもの将来について、親は、どのようなことに不安を感じているのでしょうか。全回答者(1,000 名)に、子
どもの将来に関する項目を提示して、どの程度不安を感じるか聞きました。


まず、子どもの生活面についてみると、不安を感じている人の割合(不安を感じる(計):「非常に」と「やや」
の合計)は、≪学校生活≫では 58.6%、≪インターネットや SNS の利用≫では 66.8%となりました。
次に、進路に関する項目についてみると、≪受験・進学(※2)≫では 78.7%、≪就職活動≫では 72.4%となり
ました。受験や就活といった子どもの進路に不安を感じる親は多いようです。
また、≪教育資金≫では 72.5%となり、進路に関する項目と同様、7 割台となりました。


不安を感じている人の割合を 2017 年調査(※3)と比較すると、≪学校生活≫では 2017 年 48.2%→2018 年
58.6%と 10.4 ポイントの上昇となり、また、≪受験・進学≫では 2017 年 71.2%→2018 年 78.7%、≪就職活動≫
では 2017 年 64.9%→2018 年 72.4%とどちらも 7.5 ポイントの上昇となりました。子どもの学校生活や進路に不
安を感じている親が増えているようです。 (図 5)


※2 高校生以下の子どもの親(751 名)のみ回答
※3 「子どもの教育資金に関する調査 2017」 http://www.sonylife.co.jp/company/news/28/nr_170314.html
(図 5) 経年調査
◆子どもの将来に関して、それぞれどの程度不安を感じるか [各単一回答] 不安を 不安を
感じる 感じない
0% 20% 40% 60% 80% 100% (計) (計)

≪学校生活≫
2018年【n=1000】 15.1 43.5 33.9 7.5 58.6 41.4

2017年【n=1000】 11.2 37.0 42.0 9.8 48.2 51.8

≪インターネットやSNSの利用≫

2018年【n=1000】 22.4 44.4 28.3 4.9 66.8 33.2

2017年【n=1000】 18.7 44.9 28.4 8.0 63.6 36.4

≪受験・進学≫

2018年【n=751】 28.6 50.1 17.7 3.6 78.7 21.3

2017年【n=755】 22.3 48.9 22.8 6.1 71.2 28.9

≪就職活動≫
2018年【n=1000】 23.7 48.7 22.1 5.5 72.4 27.6

2017年【n=1000】 22.2 42.7 27.7 7.4 64.9 35.1

≪教育資金≫

2018年【n=1000】 29.9 42.6 22.5 5.0 72.5 27.5

2017年【n=1000】 30.1 44.9 19.2 5.8 75.0 25.0

非常に不安を感じる やや不安を感じる
あまり不安を感じない 全く不安を感じない


2018 年 1 月 25 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆教育資金に不安を感じる理由 1 位「どのくらい必要かわからない」6 割弱
未就学児の親にとっては「子育てのための社会環境が整っていない」ことも理由に


続いて、教育資金に不安を感じている人(725 名)に、子どもの教育資金に不安を感じる理由を聞いたとこ
ろ、「教育資金がどのくらい必要となるかわからない」が 58.6%で最も多く、次いで、「収入の維持や増加に自
信がない」が 38.6%、「消費税 10%への増税」が 30.8%、「社会保険料の負担増」が 27.0%、「収入が不安定」が
23.2%となりました。いくら必要になるのかわからないことや、収入が今後どのように変化するかわからないこ
と、税や保険料の負担が増えることが理由となって、教育資金に不安を感じている親が多いようです。また、
「教育資金に関して相談する人がいない」(11.3%)や「子育てのための社会環境が整っていない」(10.8%)とい
った回答もみられました。相談相手がいないことや子育て環境が整備されていないことも、教育資金に対して
不安を抱く理由の一つであることがわかりました。


子どもの就学段階別にみると、「教育資金がどのくらい必要となるかわからない」(未就学児 69.7%、小学生
68.5%、中高生 61.4%、大学生等 35.2%)では、子どもが未就学児から中高生までの親で高くなりました。高校生
以下の子どもがいる親には、必要額がわからないことで教育資金に不安を感じている人が多いようです。ま
た、「子育てのための社会環境が整っていない」(未就学児 20.8%、小学生 8.8%、中高生 7.6%、大学生等 6.0%)
では、子どもが未就学児の親が突出して高くなりました。国や自治体などにより子育てを支援する取り組み
が行われているものの、子どもが未就学児の親にとってはまだ不十分で、教育資金の不安につながっている
という人が多い様子がうかがえました。 (図 6)


(図 6)
◆子どもの教育資金に不安を感じる理由 [複数回答] ※上位10位までを表示
対象:子どもの教育資金に不安を感じている人

75%
58.6 全体【n=725】

50%
38.6
30.8
27.0
23.2 20.7
25% 17.7
13.0 11.3 10.8

0%
教育 収入の 消費税 社会 収入が 病気や 貯蓄が 節約が 教育 子育ての
資金が 維持や 10%への 保険料の 不安定 ケガで 苦手 苦手 資金に ための
どのくら 増加に 増税 負担増 収入が 関して 社会
い必要と 自信が 途絶える 相談する 環境が
なるか ない リスク 人が 整って
わから いない いない
ない
全体【n=725】 58.6 38.6 30.8 27.0 23.2 20.7 17.7 13.0 11.3 10.8
就 子 未就学児【n=178】 69.7 42.1 37.1 33.7 20.8 24.7 21.3 21.3 15.7 20.8
学ど 小学校【n=181】 68.5 37.0 27.1 22.7 24.9 20.4 18.8 10.5 12.7 8.8
段 も 中高生【n=184】 61.4 39.1 31.0 31.0 26.1 20.1 15.8 10.9 11.4 7.6
階 の 大学生等【n=182】 35.2 36.3 28.0 20.9 20.9 17.6 14.8 9.3 5.5 6.0
■全体比+10pt以上 ■全体比+5pt以上 ■全体比-5pt以下 ■全体比-10pt以下 (%)





2018 年 1 月 25 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆子どもが小学生から社会人になるまでに教育資金はいくら必要?
平均予想金額は 1,348 万円、増加傾向は継続 昨年調査よりも 154 万円増加


未就学児の親(248 名)に、子どもが小学生から社会人になるまでに、教育資金はいくらくらい必要だと思う
か聞いたところ、「1,000 万円~1,400 万円位」が 28.6%で最多回答となりました。また、2,000 万円以上との回
答もみられ、「2,000 万円~2,400 万円位」は 21.8%、「3,000 万円以上」は 10.5%となり、平均予想金額は 1,348
万円でした。 (図 7)


平均予想金額を過去の調査と比較してみると、2014 年 1,229 万円→2015 年 1,156 万円→2016 年 1,136
万円→2017 年 1,194 万円→2018 年 1,348 万円と、2016 年を谷として V 字を描き、昨年からの増加傾向が継
続する結果となりました。子どもの教育に多くの資金が必要になると予想している親が増えている様子がうか
がえました。 (図 8)


(図 7)

◆子どもが小学生から社会人になるまでに必要だと思う教育資金 [単一回答]
対象:未就学児の親
全体【n=248】
50%
平均予想金額
1,348万円
28.6
25% 21.8

9.7 11.3 9.7 10.5
6.9
1.6
0%
300万円 300万円 500万円 1,000万円 1,500万円 2,000万円 2,500万円 3,000万円
未満 ~ ~ ~ ~ ~ ~ 以上
400万円位 900万円位 1,400万円 1,900万円 2,400万円 2,900万円
位 位 位 位



(図 8) 経年調査
◆子どもが小学生から社会人になるまでに必要だと思う教育資金の平均
対象:未就学児の親 平均予想金額
1,400万円
1,348万円


1,300万円
1,229万円 1,194万円

1,200万円 1,156万円
1,136万円

1,100万円
2014年 2015年 2016年 2017年 2018年





2018 年 1 月 25 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆習い事や塾など、学校以外の教育費は年々増加 平均支出金額は 14,260 円
中高生の親ではスポーツ・芸術などの習い事への支出は減少も、教室学習への支出が大幅に増加


教育費には、習い事や塾など、学校以外の教育に関する費用もありますが、学校以外の教育費にはいく
らくらい支出しているのでしょうか。
全回答者(1,000 名)に、≪スポーツや芸術などの習い事≫≪家庭学習費用≫≪教室学習費用≫のそれ
ぞれに 1 ヶ月あたりいくらくらい支出しているか聞き、それぞれの平均支出金額を合計したところ 14,260 円/
月となりました。
子どもの就学段階別に平均支出金額の合計をみると、未就学児の親では 7,471 円/月、小学生の親では
15,456 円/月、中高生の親では 20,656 円/月、大学生等の親では 13,369 円/月でした。


過去の調査と平均支出金額の合計を比較すると、2016 年 10,240 円/月→2017 年 12,560 円→2018 年
14,260 円と学校以外の教育費が年々増加している様子がうかがえました。
また、平均支出金額の合計が最も高くなった中高生の親について、2017 年調査と比較してみると、≪スポ
ーツや芸術などの習い事≫では 2017 年 5,538 円/月→2018 年 3,550 円/月と、1,988 円/月の減少となった一
方、≪教室学習費用≫では 2017 年 9,683 円/月→2018 年 13,313 円/月と、3,630 円/月の増加となりました。
(図 9)(図 10)


(図 9) 経年調査
◆学校以外での教育費の平均支出金額(子ども一人あたり・月額)の合計 [自由回答結果より算出]
※≪スポーツや芸術などの習い事≫、≪家庭学習費用≫、≪教室学習費用≫の平均額の合計を表示
全体【n=1000】 未就学児の親【n=248】 小学校の親【n=248】
中高生の親【n=252】 大学生等の親【n=252】
25,000円
20,656円
20,000円 18,611円
15,809円 15,456円
15,000円 13,867円
11,685円 13,369円
10,000円 11,156円 14,260円
9,228円 12,560円
10,240円
7,471円
5,000円 6,534円
4,164円
0円
2016年 2017年 2018年



(図 10) 経年調査
◆学校以外での教育費の平均支出金額(子ども一人あたり・月額) [自由回答結果より算出]
対象:中高生の親【n=252】
13,313円
15,000円
2017年 2018年
9,683円
10,000円
5,538円
5,000円 3,550円 3,390円 3,794円


0円
スポーツや芸術などの習い事 家庭学習費用 教室学習費用





2018 年 1 月 25 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆一人暮らしの子どもへの仕送り平均額は 80,211 円、昨年調査から 22,912 円/月増加


さらに、全回答者(1,000 名)に、子どもの生活における支出のうち、携帯・スマホの料金、こづかいや仕送
りについて聞いたところ、子どもの≪携帯・スマホの通信・通話料金≫に支出している親の割合は 52.4%となり、
半数以上の親が支出していることがわかりました。 (図 11)
また、≪こづかいや仕送り≫に支出している親の割合は 48.7%と半数近くとなり、同居状況別に分けてみる
と、子どもが一人暮らしをしている親では 95.0%、子どもが一人暮らしをしていない親では 45.7%と、2 倍以上の
差が開きました。 (図 12)
(図 11)
◆子どもの通信・通話料金に支出しているか [自由回答結果より算出]
0% 20% 40% 60% 80% 100%


全体【n=1000】 52.4 47.6

支出している 支出していない

(図 12)
◆子どものこづかい・仕送りに支出しているか [自由回答結果より算出]
0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体【n=1000】 48.7 51.3

同 子どもが一人暮らしを
居 95.0 5.0
状 している【n=60】

別 子どもが一人暮らしを
45.7 54.3
していない【n=940】

支出している 支出していない

支出している人の平均支出金額をみると、≪携帯・スマホの通信・通話料金≫(支出している人 524 名)は
6,564 円/月、≪こづかいや仕送り≫(支出している人 487 名)は 17,238 円/月となりました。≪こづかいや仕
送り≫について、同居状況別に分けてみると、子どもが一人暮らしをしている親(支出している人 57 名)で
80,211 円/月、子どもが一人暮らしをしていない親(支出している人 430 名)で 8,891 円/月となりました。
≪こづかいや仕送り≫の平均支出金額を 2017 年調査と比較すると、子どもが一人暮らしをしている親で
は 2017 年 57,299 円→2018 年 80,211 円と、22,912 円/月の大幅な増加となりました。 (図 13)

(図 13) 経年調査
◆子どもの通信・通話料金、子どもへのこづかい・仕送りの平均支出金額(月額)
[自由回答結果より算出] ※それぞれ、支出している人をベースに算出 2017年 2018年
80,211円
80,000円
60,000円
70,000円
50,000円
60,000円
40,000円 57,299円

30,000円
17,238円
20,000円 13,976円
6,563円 6,564円 8,513円 8,891円
10,000円
0円
通信・通話料金に こづかい・仕送りに こづかい・仕送りに こづかい・仕送りに
支出している 支出している 支出している 支出している
(子どもが一人暮らしをしている親) (子どもが一人暮らしをしていない親)

2017年 2018年 2017年 2018年 2017年 2018年 2017年 2018年
n=534 n=524 n=509 n=487 n=57 n=57 n=452 n=430



2018 年 1 月 25 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆子どもの進学費用の準備 平均支出額は 15,437 円/月 昨年と比べ約 3,000 円増加


次に、高校生以下(予備校生・浪人生を含む)の子どもの親(751 名)に対し、子どもの進学費用のための
備えとして、月々いくらくらい支出をしているか聞きました。
「0 円」が 29.3%で最も多くなっていますが、「10,000 円~14,999 円」(19.2%)や「20,000 円~29,999 円」
(15.2%)、「30,000 円以上」(15.6%)にも回答が集まりました。また、1 ヶ月あたりの平均支出金額は 15,437 円/
月となっています。


2017 年調査(※4)と比較してみると、「30,000 円以上」が 2017 年 9.9%→2018 年 15.6%と、5.7 ポイント上昇し
ており、平均支出金額をみると、2017 年 12,513 円/月→2018 年 15,437 円/月と、2,924 円/月の増加となりま
した。 (図 14)


※4 「子どもの教育資金に関する調査 2017」 http://www.sonylife.co.jp/company/news/28/nr_170314.html


(図 14) 経年調査
◆子どもの進学費用のための備えとして、一人あたり月々いくらくらい支出をしているか
[自由回答結果より算出] 対象:高校生以下の子どもの親(予備校生・浪人生を含む)
50%
2017年:高校生以下の子どもの親【n=755】
平均支出金額 2018年:高校生以下の子どもの親【n=751】
2017年:12,513円/月
2018年:15,437円/月

25%




0%
0円 1~ 1000 2000 3000 4000 5000 6000 7000 8000 9000 10000 15000 20000 30000
999円 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 円
1999 2999 3999 4999 5999 6999 7999 8999 9999 14999 19999 29999 以上
円 円 円 円 円 円 円 円 円 円 円 円





2018 年 1 月 25 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆大学等のための教育資金準備 2 大方法は「銀行預金」「学資保険」


子どもの大学等への進学費用準備について、支出額をみてきましたが、どのような方法で準備されている
のでしょうか。
高校生以下の子どもの親(748 名)に、大学等への進学のための教育資金を、どのような方法で準備して
いるか聞いたところ、「銀行預金」(58.2%)と「学資保険」(46.3%)の 2 つが多くなりました。銀行預金は 6 割弱、
学資保険は 4 割半の人に利用されています。以下、「財形貯蓄」(9.4%)と「(学資保険以外の)生命保険」
(8.2%)が続きました。 (図 15)
(図 15) 経年調査
◆子どもを大学等へ進学させるための教育資金を準備している方法 [複数回答] ※上位10位までを表示
対象:高校生以下の子どもの親(予備校生・浪人生を含まない)
75%
2014年:高校生以下の子どもの親【n=748】 2015年:高校生以下の子どもの親【n=748】
2016年:高校生以下の子どもの親【n=748】 2017年:高校生以下の子どもの親【n=748】
60.6
59.5
58.2




50%
57.1




2018年:高校生以下の子どもの親【n=748】
54.0
53.5

51.5
49.6

49.5




46.3




25%
10.7


10.8

11.8




10.4




15.2
6.6
8.4

9.4

7.9
7.4
9.6
8.2
5.5
8.6
5.9
6.0
4.9

3.5
2.4
3.9
4.3

8.2
4.8
5.7
4.0
2.9
2.9
2.9
2.5
3.5
2.9
3.2
2.7
2.4
1.5
1.1
0.0
0.1
0.3
0.0
0%
銀行預金 学資保険 財形貯蓄 (学資保険 子どもの 教育ローン 奨学金 金融投資 子どもの 消費者金融
以外の) 祖父母 (株式投資や 祖父母
生命保険 (自分の親や 先物取引 (自分の親や
義理の親) など) 義理の親)
からの からの
資金援助 借り入れ

続いて、大学生等の親(249 名)に、大学等への進学のための教育資金を、どのような方法で準備してきた
か聞いたところ、こちらも「銀行預金」(66.7%)、「学資保険」(52.2%)という 2 つの方法が多くなりました.以下、
「奨学金」(14.9%)、「子どもの祖父母(自分の親や義理の親)からの資金援助」(11.2%)、「財形貯蓄」(10.0%)
が続きました。銀行預金や学資保険で計画的に準備した人が多い一方、奨学金や自身の親からの資金援
助などを活用したという人も少なくないようです。
2017 年調査(※5)と比較をすると、「奨学金」(2017 年 33.1%→2018 年 14.9%)や「教育ローン」(2017 年 17.1%
→2018 年 7.6%)を利用した人の割合は大きく下降する結果となりました。奨学金や教育ローンといった返済
義務が生じる方法を利用する人は減少傾向にあるようです。 (図 16)
※5 「子どもの教育資金に関する調査 2017」 http://www.sonylife.co.jp/company/news/28/nr_170314.html
(図 16) 経年調査
◆子どもを大学等へ進学させるための教育資金を準備してきた方法 [複数回答]
※上位10位までを表示
対象:大学生等の親(予備校生・浪人生を含まない)
100%
66.7 2017年:大学生等の親【n=245】 2018年:大学生等の親【n=249】
75%
49.8 52.2
50% 38.4 33.1
25% 14.9 15.9 11.2 8.6 10.0 17.1
7.6 2.0 4.0 4.9 1.6 6.9 1.6
0.0 0.0
0%
銀行預金 学資保険 奨学金 子どもの 財形貯蓄 教育ローン 金融投資 (学資保険 子どもの 消費者
祖父母 (株式投資や 以外の) 祖父母 金融
(自分の親や 先物取引 生命保険 (自分の親や
義理の親) など) 義理の親)
からの からの
資金援助 借り入れ




2018 年 1 月 25 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆親が大学等のための教育資金を準備する理由は?
「親の義務だと思うから」6 割、「色々な選択肢を与えてあげたい」5 割弱


では、親が子どもの教育資金を準備する背景には、親のどのような気持ちがあるのでしょうか。
子どもの教育資金を準備している(または準備してきた)人(872 名)に、教育資金を準備する理由を聞いた
ところ、「高校卒業以降の進学支援も親の義務だと思うから」(59.6%)、「子どもには色々な選択肢を与えてあ
げたいから」(46.9%)、「自分自身も親にしてもらったから」(40.4%)、「子どもにはお金のことを気にせず勉学に
励んでもらいたいから」(31.2%)、「子どもには幅広い教養を身に付けてほしいから」(30.8%)などの回答が上
位となりました。子どもの教育資金を準備することは、親の義務だと考える人が多いようです。また、金銭的
な理由で、子どもの可能性を狭めたくないと思っている人も少なくないことがわかりました。 (図 17)


(図 17)

◆大学等のための教育資金を準備する理由 [複数回答]
対象:大学等のための教育資金を何らかの方法で準備している(または準備してきた)人
75%
59.6 全体【n=872】

46.9
50%
40.4
31.2 30.8
24.9 22.2
25%
13.1
5.3
0.1
0%
高校卒業 子どもには 自分 子どもには 子どもには 子どもの 子どもの 家族が その他 特に理由
以降の 色々な 自身も お金の 幅広い 将来の 夢の 安心して はない
進学 選択肢を 親にして ことを 教養を 生活の 実現に 前向きに
支援も 与えて もらった 気にせず 身に ために 協力 過ごす
親の あげたい から 勉学に 付けて 学歴は したいから ために
義務だと から 励んで ほしいから 重要だと 資金
思うから もらいたい 思うから 準備が
から 必要だと
思うから
全体【n=872】 59.6 46.9 40.4 31.2 30.8 24.9 22.2 13.1 0.1 5.3
就 子 未就学児【n=219】 55.7 51.6 45.2 37.9 36.5 23.3 28.8 15.5 - 4.6
学ど 小学校【n=200】 55.0 48.0 40.0 23.5 30.5 18.5 17.0 12.5 - 6.0
段も 中高生【n=215】 59.5 45.1 35.8 35.3 31.2 29.3 22.3 12.6 - 4.7
階 の 大学生等【n=238】 67.2 43.3 40.3 27.7 25.6 27.7 20.6 11.8 0.4 5.9
■全体比+10pt以上 ■全体比+5pt以上 ■全体比-5pt以下 ■全体比-10pt以下 (%)





2018 年 1 月 25 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆期待、注目が集まる新しい教育手法 子どもの教育に取り入れてほしいものは?
1 位「プログラミング教育」2 位「アダプティブラーニング」3 位「デジタル教科書」


近年、様々な技術革新が起こっており、その中で生まれた技術を教育分野にも積極的に導入しようとする
ことが検討されています。
そこで、子どもの教育に取り入れてほしいと思う技術やプログラムなどがある親(548 名)に、何を取り入れ
てほしいか聞いたところ、最も多かったのは「プログラミング教育」(48.9%)でした。次いで、「アダプティブラー
ニング」(43.2%)、「デジタル教科書」(31.0%)、「ディープラーニング」(25.0%)、「AR(拡張現実)」(21.7%)となり
ました。
1 位の「プログラミング教育」は、2020 年度から小学校で必修化されることが決定しており、親にとっても差
し迫った話題として、関心が高まっているのではないでしょうか。また、2 位の「アダプティブラーニング」は、生
徒一人ひとりに最適化された学習内容を提供する仕組みで、民間の教育サービス等では既に導入を進めて
いるところもあり、注目されているようです。 (図 18)


※ 内容について、次の説明を提示して聴取
・プログラミング教育…プログラミングに必要な知識、技能の習得を目的とした教育プログラムの導入
・アダプティブラーニング…それぞれの生徒に合わせて学習内容を提供する仕組み
・デジタル教科書…タブレット端末などで映像や音声などを盛り込んだコンテンツを配信する教科書
・ディープラーニング…学習のログを用いて、学習者それぞれに最適な問題の提示やカリキュラムの作成をする仕組み
・AR(拡張現実)…教科書の内容と映像を組み合わせることで理解の促進などを図る技術
・STEM 教育…科学、技術、工学、数学を土台とした教育プログラム
・VR(仮想現実)…3D メガネと専用のペンを用いることで、立体的な理解や体験などを可能にする技術
・ゲーミフィケーション…学習をゲーム形式にすることで、ゲームの没頭力を学習に活かす仕組み
・ソーシャルラーニング…SNS を介した学習


(図 18)
◆教育の分野で導入が期待されているものや、教育の分野で強化すべきものとして
注目されているものについて、子どもの教育に取り入れてほしいと思うもの [複数回答]
対象:取り入れてほしいものがある人
75%
全体【n=548】
48.9
50% 43.2
31.0
25.0 21.7
25% 19.3
12.8
8.6 8.6

0%
プログラ アダプティブ デジタル ディープ AR STEM教育 VR ゲーミフィ ソーシャル
ミング ラーニング 教科書 ラーニング (拡張現実) (仮想現実) ケーション ラーニング
教育





2018 年 1 月 25 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆子どもに目指してほしい、理想の大人のイメージは?
有名人部門 1 位は「イチローさん」2 位「タモリさん」3 位「ビートたけしさん」
歴史上の人物部門 1 位は「坂本龍馬」 チャレンジ精神や行動力が魅力


最後に、全回答者(1,000 名)に、自分の子どもに目指してほしい“理想の大人”のイメージに合う有名人や、
歴史上の人物について質問しました。
まず、有名人では「イチローさん」(29 件)が 1 位となりました。以下、2 位「タモリさん」(17 件)、3 位「ビート
たけしさん」(16 件)が続きました。
1 位のイチローさんを選んだ理由については、「努力家だから」といった回答が多くみられ、子どもに自分の
夢を実現するために努力を惜しまないでほしいと思っている親が多い様子がうかがえました。2 位のタモリさ
んについては、「知識が豊富で人当たりも良いから」といった、博学で周囲に慕われている人柄を理由とする
回答が多くみられました。3 位のビートたけしさんについては、「ユーモアがあり、スマートだから」といった、発
想や才能の豊かさを理由とする回答が多く挙げられました。 (図 19)
(図 19)
◆子どもに目指してほしい“理想の大人”のイメージに合う有名人 [自由回答] ※上位5位までを抜粋
◆その人物を選んだ理由 [自由回答]
全体【n=1000】

順位 人物名 理由(一部抜粋)
1位 夢に向かって真っ直ぐだから
努力家だから
イチロー
(29件) (女性・大学生等の親)
(女性・未就学児の親)
2位 知識が豊富で人当たりも良いから
タモリ
(17件) (女性・中高生の親)
3位 ユーモアがあり、スマートだから
ビートたけし
(16件) (男性・未就学児の親)
やることはやって、遊びも楽しんでいるから
所ジョージ
4位 (女性・大学生等の親)
(11件) 知識が豊富で自分の意見をしっかり持っているから
池上彰
(女性・中高生の親)


また、歴史上の人物では、1 位「坂本龍馬」(65 件)、2 位「徳川家康」(45 件)、3 位「織田信長」(38 件)とい
う結果になりました。
1 位の坂本龍馬を選んだ理由をみると、「信念を持ってやり遂げるだけの行動力が魅力だから」といった、
チャレンジ精神や行動力に注目した回答が多く挙げられました。 (図 20)
(図 20)

◆子どもに目指してほしい“理想の大人”のイメージに合う歴史上の人物 [自由回答] ※上位5位までを抜粋
◆その人物を選んだ理由 [自由回答]
全体【n=1000】

順位 人物名 理由(一部抜粋)
1位 信念を持ってやり遂げるだけの行動力が魅力だから
坂本龍馬
(65件) (男性・中高生の親)
2位 穏やかで時代を読む力があると思うから
徳川家康
(45件)  (女性・中高生の親)
3位 物事にとらわれない斬新的な考え方を持っていたから
織田信長
(38件) (女性・大学生等の親)
4位 教育の土台を作り上げたから
福澤諭吉
(15件) (女性・未就学児の親)
時代の中心人物となったから
豊臣秀吉
5位 (女性・小学生の親)
(11件) 広い視野と見識を持っていたから
聖徳太子
(男性・未就学児の親)




2018 年 1 月 25 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆子どもに就いてほしい職業 「公務員」がダントツ
医療関係も人気 トップ 5 には「医師」「薬剤師」「看護師」がランクイン


さらに、自分の子どもに就いてほしい職業は何か聞いたところ、「公務員」(153 件)がダントツ、2 位「医師」
(57 件)、3 位「会社員」(40 件)、4 位「薬剤師」(32 件)、5 位「看護師」(31 件)という結果になり、子どもには
公務員や医療関係の職業に就いてほしいと考える親が多いことがわかりました。
選んだ理由をみると、1 位の公務員では「将来安定しているから」という回答が圧倒的でした。2 位の「医
師」については、「生命を助けるという非常に立派・意義深い職業だと思うから」など社会的な意義の大きさや、
収入についてのコメントが多くみられました。3 位の会社員については「地道な道を歩んでほしいから」など、
堅実さや安定性が理由に挙げられていました。また、4 位の薬剤師については「資格が活きるから」、5 位の
看護師については「子どもを産んでからでも職に就きやすいと思ったから」といった、資格を活かせる点を理
由に挙げる人が多くみられました。 (図 21)


(図 21)
◆子どもに就いてほしい職業 [自由回答] ※上位10位までを抜粋
◆その職業に就いてほしい理由 [自由回答]
全体【n=1000】

順位 職業 理由(一部抜粋)
1位 将来安定しているから
公務員
(153件) (女性・小学生の親)
2位 生命を助けるという非常に立派・意義深い職業と思うから
医師
(57件)  (男性・中高生の親)
3位 地道な道を歩んでほしいから
会社員
(40件) (男性・大学生等の親)
4位 資格が活きるから
薬剤師
(32件) (男性・小学生の親)
5位 子どもを産んでからでも職に就きやすいと思ったから
看護師
(31件) (女性・大学生等の親)
6位 安定しているし、子どもの成育に貢献しているから
教育者
(23件) (女性・小学生の親)
7位 好きなことを突き詰めてほしいから
研究者
(22件) (男性・未就学児の親)
8位 現在本人が一生懸命取り組んでいるから
スポーツ選手
(17件) (女性・中高生の親)
9位 この分野は将来にわたってなくてはならなそうだから
医療関係
(15件) (男性・未就学児の親)
10位 創造力を発揮できるから
エンジニア
(14件) (男性・中高生の親)





2018 年 1 月 25 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

注:本調査レポートの百分率表示は小数点第 2 位で四捨五入の丸め計算を行っているため、
合計しても 100%とならない場合がございます。


《調査概要》

◆調査タイトル :子どもの教育資金に関する調査2018

◆調査対象 :ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする
大学生以下の子ども(複数いる場合は長子)がいる20~59歳の男女

◆調査期間 :2017年11月24日~11月27日

◆調査方法 :インターネット調査

◆調査地域 :全国

◆有効回答数 :1,000サンプル(有効回答から各条件がほぼ均等になるように抽出)
(内訳)親の性別×子の性別×子の通う学校(未就学、小学校、中学校・高校、
大学・短期大学・専門学校・予備校)で16分割、ほぼ均等割付

◆調査協力会社 :ネットエイジア株式会社


■■報道関係の皆様へ■■


本ニュースレターの内容の転載にあたりましては、
「ソニー生命調べ」と付記のうえご使用いただきますよう、お願い申しあげます。

■■本調査に関するお問い合わせ窓口■■


ソニー生命保険株式会社 広報部 広報課 丸山、大金
電話番号 : 03-5290-6228


■■会社概要■■

会社名 :ソニー生命保険株式会社
代表者名 :代表取締役社長 萩本 友男
設立 :1979(昭和 54)年 8 月
所在地 :東京都千代田区大手町 1-9-2 大手町フィナンシャルシティ グランキューブ
業務内容 :生命保険業




SL17-0691-0005





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