投信の基準価額の変動要因を可視化しフィデューシャリー・デューティーを高度化

2017 年 9 月 6 日
カブドットコム証券株式会社
(コード番号:8703 東証1部)
代表執行役社長 齋藤 正勝


投信の基準価額の変動要因を可視化しフィデューシャリー・デューティーを高度化
~投信ビジネスの RPA 化に取り組む「ロボット投信」と協業強化し、通貨選択型やカバードコール型等
複雑な投資信託の基準価額の変動要因透明化を実現~


カブドットコム証券株式会社は、“金融の「読む、書く、話す」を自動化する”をミッションとするロボット投信株式会
社(本社:東京都中央区、代表取締役:野口哲、以下「ロボット投信」)との協業を強化し、2017 年 9 月下旬(予定)よ
り、投資信託の基準価額の変動要因分析をシミュレーションできるツールの提供を開始いたします。


当社においては、投資信託のコスト透明化の一環として、2016 年 12 月より信託報酬控除前トータルリターンの開
示や、信託報酬の実額をシミュレーションできるツールの開発行ってきましたが、お客さまにとってより分かり易く投
資信託のしくみについてご理解いただくためのソリューションとして、この度、投資信託の基準価額がどのような要
因によって変動するのか、市場の変化が与える運用成績への影響を可視化いたします。



<米国 REIT ファンドに投資するファンドの変動要因分析(イメージ)>




※画像は開発中のものであり、サービス提供開始の時点で変更される場合がございます。




カブドットコム証券 http://kabu.com 東証 1 部【8703】
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●基準価額の変動要因分析シミュレーションツールについて
投資信託の基準価額は、株式や不動産、債券、金利、為替相場や、オプション取引、分配金の支払いなどの
様々な要因によって変動します。近年の投資信託の傾向として、様々な資産を投資対象としていることに加え、
仕組みが複雑になってきているため、保有している投資信託の基準価額がどのように変動するのか把握するこ
とが難しくなってきています。
そこで当社では、一定条件のもとに生成した仮想ファンドに対して、それぞれの要因の変動が、投資信託の
基準価額、すなわち運用成績に与える影響をシミュレーションできるツールを開発いたしました。


※仮想ファンドは、主に投資対象とする金融資産(米国 REIT、豪州株式)の値動きに加え、為替レートの影響及びそれらを参
照するオプション取引を組み込んだファンドを想定したものとしています。
※仮想ファンドの値動きは、本邦において組成されたファンドの過去のパフォーマンスを参考に、ロボット投信が作成していま
す。
※過去の値動き及び運用成績のシミュレーションとしては、簡略的な計算方法により行っているため、あくまでも概算金額を
求めているものであり、実際の数値とは異なることにご留意ください。
※また、本シミュレーションツールは、それぞれの要因の変動による将来の値動きへの影響を把握することのみを目的とする
ものであり、将来の価格を予想・保証するものではありません。




●金融リテラシーの向上が求められる時代
当社では投資信託や ETF(上場投資信託)をはじめとする金融商品
での運用について、FP(ファイナンシャルプランナー)や税理士などの
お金の専門家が分かり易く解説する、オンライン投資教育カリキュラ
ム「kabu.study(カブスタディ)」をご用意しております。当カリキュラムは、
教育分野のプロフェッショナルであるベネッセ社監修のもと制作を行っ
ており、1 本当たりの動画を数分にまとめ、パソコンのみならずスマートフォンでの視聴も可能ですので、通勤時間な
どの隙間時間の有効活用で 24 時間いつでもどこでもご自身のペースで学習を進めていただけます。
金融商品への投資は「知らない」ことがリスクです。商品性や仕組みをきちんと理解し、不安を解消したうえでご
自身に合ったスタイルで資産運用を行いましょう。



●Fintech で求められる金融機関の実践として
当社では、1999 年の創業以来「金融の IT 化」をその起業理念の一つに据え、技術主導によるリスク管理の追求と
顧客満足度の向上に注力して参りました。2017 年 4 月には Fintech 領域における先端研究・事業開発をより促進す
るため「イノベーション推進部」を新設し、今日までの経験とノウハウを踏み台として、次世代金融サービスへの挑戦
と同時に、これまで以上に顧客志向で利便性が高いサービスの提供と拡充を目指してまいります。
また、MUFG グループが 2015 年に設立した邦銀初のスタートアップアクセラレータ・プログラム「MUFG Digital アク
セラレータ」選出企業をはじめとする Fintech 領域におけるスタートアップ企業との協業展開を推進し、Fintech を通じ
た金融サービスの発展に貢献してまいります。


(参考)Fintech 領域におけるスタートアップ企業との取組み実績
2016 年 4 月 8 日 Fintech ベンチャーFinatext 社とビッグデータ領域における協業開始
2016 年 10 月 5 日 リアルタイムの消費財動向を「kabu ステーション®」にてニュース配信開始
2016 年 10 月 17 日 イスラエル発のフィンテックスタートアップ ZEROBILLBANK と協働し、ジオフェンシング技術とブ
ロックチェーンを活用した企業コイン「OOIRI」を導入
2017 年 4 月 6 日 画像認識 AI と並列ベクトル計算による超高速リアルタイム処理を活用したチャートツール
「AlpacaSearch for kabu.com」の提供を開始
2017 年 7 月 14 日 決算短信を高速で自動分析するレポートサービス「xenoFlash for kabu.com」の提供を開始
2017 年 7 月 28 日 投信ビジネスの RPA 化に取組む「ロボット投信」と協働し、 信託報酬実額シミュレーションツー
ルを提供



カブドットコム証券 http://kabu.com 東証 1 部【8703】
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●ロボット投信株式会社について
“金融の「読む、書く、話す」を自動化する”をミッションにして 2016 年 5 月に創業。投資信託をはじめとするアセッ
トマネジメント分野において、以下の業務を展開。


事業内容:
1)RPA(Robotic Process Automation)ソリューションの提供
IVR(電話自動応答システム)、チャットボット等
2)資産運用サポート
ロボアドバイザー等
3)投資信託・インデックス・マクロ指標等の金融・経済データの提供
投資信託基準価額、各種インデックス等、およびそれを基にした分析データ


所在地:東京都中央区日本橋茅場町 1-6-16 KK ビル 5F
代表者:代表取締役社長 野口 哲
URL:https://robotfund.co.jp/




●証券投資は、価格の変動、金利の変動、為替の変動等により投資元本を割り込む恐れがあります。自動売買を
含むすべてのご注文は、必ず約定するものではありません。お取引の際は、目論見書、約款・規程集及び契約締結
前交付書面等をよくお読みいただき、商品特性やリスク及びお取引ルール等をよくご理解の上、ご自身のご判断で
無理のない資産運用を行ってください。
●各商品等へのご投資には、各商品毎に所定の手数料等が必要です。詳しくは当社の手数料ご案内ページ
(http://kabu.com/cost/)等をご参照ください。
●投資信託の購入は、基準価額の変動により元本を割り込み損失を被ることがあります。ファンドにより販売手数料
とは別に、信託報酬・解約手数料・その他手数料等を要するものがありますが、各ファンド別に要件・料率等が異な
りますので表示できません。お取引に際しては、目論見書(商品毎)および目論見書補完書面(投資信託)をよくお読
みください。
●掲載情報は 2017 年 9 月 6 日現在のものです。詳細および最新情報は当社ホームページ(http://kabu.com/)にて
ご確認ください。
●お問い合わせ・ご相談・苦情等
お客さまサポートセンター フリーコール 0120-390-390
※携帯・PHS・050 で始まる IP 電話からは 03-6688-8888 (※通話料は有料になります)
●苦情について当社以外の窓口
特定非営利活動法人 証券・金融商品あっせん相談センター フリーダイヤル 0120-64-5005


【金融商品取引業者登録:関東財務局長(金商)第 61 号】
【銀行代理業許可:関東財務局長(銀代)第 8 号】
【加入協会:日本証券業協会・一般社団法人 金融先物取引業協会】



<本件に関する報道関係からのお問い合わせ先>
担当:経営管理部 広報担当 大西 勝二 TEL:03-3551-5111




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