日本の投資家向けに『ヘルス・ボンド』売出債を初めて発行・販売-投資を通じてアジア・太平洋地域の保健・医療関連事業を支援-

2020 年 10 月 26 日
各 位


株式会社大和証券グループ本社




日本の投資家向けに『ヘルス・ボンド』売出債を初めて販売
～投資を通じてアジア・太平洋地域の保健・医療関連事業を支援～


このたび大和証券グループは、アジア・太平洋地域における保健・医療関連事業に活用するためにア
ジア開発銀行（以下、
「ADB」）が 11 月 24 日に発行する『ヘルス・ボンド』の販売を行うこととなりま
したので、その概要についてお知らせいたします。ADB が、日本の投資家向けに『ヘルス・ボンド』売
出債を発行するのは、今回が初めてとなります。


2015 年 6 月、ADB は、保健・医療に関する 2015〜2020 年の運用計画を立ち上げ、開発途上加盟国
（「DMCs」）への保健・医療分野のインフラ、ガバナンス、およびファイナンスへの投資を通じ、優先
事項を支援するための幅広い統合戦略とソリューションを提供しています。


開発目標を構成する保健・医療分野の主要な課題に対処するため、ADB は「ストラテジー2030」の
実施において、開発途上加盟国の保健・医療サービスの質の向上と適用範囲の拡大への取組みを支援し
てきました。今後これらの取組みを更に拡充し、革新的かつニーズに的確に応える保健・医療プログラ
ムについて引き続き各国政府に助言と支援を提供すると共に、その実施に取組んでいきます。


本プログラムは、ADB が 2017 年に初めてヘルス・ボンドを発行以来、その他の ADB の資金調達手
段（方法）と共に、アジア・太平洋地域の保健・医療プロジェクトへの資金提供を支援してきました。


2020 年 4 月、ADB は加盟国が新型コロナウイルス感染症に対応できるよう、より迅速で柔軟な支援
を提供すべく、業務効率化及び運営促進のための 200 億米ドル規模の拡張パッケージを発表しました。


今回の起債にあたっては、大和証券株式会社が売出を行い、日本の個人投資家および法人投資家に販
売いたします。ADB は、さまざまな保健・医療プロジェクトへ資金供給する通常業務に対し、本債券発
行による調達資金と同額を充当および使用すべく最大限の努力をします。当該目的に全額充当できない
場合は、残額を ADB 協定に則った通常業務に充当します。


大和証券グループは、過去 10 年以上にわたり、社会課題の解決に資する金融商品の開発と提供に尽
力してまいりました。2018 年には、SDGs 達成に向けてこれらの取組みを加速させるべく、『SDGs 推
進委員会』
（委員長：代表執行役社長 中田誠司）を設置しております。また 2020 年 4 月には執行役副
社長 田代桂子が SDGs 担当に就任し、SDGs の期限である 2030 年に向けて、今後さらなる施策の推進
に努めてまいります。今回のヘルス・ボンドの売出はそうした取組みの一環であり、当社グループは引
き続き持続可能な社会の創造に向けて貢献してまいります。


『ヘルス・ボンド』の概要


発行体 アジア開発銀行（ADB）
起債通貨 ブラジル・レアル 南アフリカ・ランド
期間 約4年
利率*（仮条件） 年 3.60±2.00％ 年 3.30±2.00％
販売単位 20,000 レアル以上 100,000 ランド単位
10,000 レアル単位
売出期間 2020 年 11 月 12 日～2020 年 11 月 20 日
受渡日 2020 年 11 月 25 日
償還日 2024 年 12 月 5 日 2024 年 11 月 20 日
*利率は2020年11月中旬に公表予定です。
実際の利率は上記の範囲外となる可能性があります。
***
■ アジア開発銀行（ADB）について

ADB は、極度の貧困の撲滅に向けた努力を続けるとともに、豊かでインクルーシブ、強靭で持続可能なアジア・太平

洋地域を実現することを目指しています。社会経済の発展のため、加盟国およびパートナーに対して融資、技術協力、無

償援助および出資による援助を行っています。

ADB は 1966 年に設立された国際機関であり、加盟国の発展に寄与して今年で 54 年になります。設立当初は 31 の加

盟国でしたが、現在は 68 の加盟国（うち 49 ヶ国はアジア・太平洋地域、19 ヶ国は域外）によって構成されています。



■ 大和証券グループについて

大和証券グループは、1902 年創業の日本を代表する独立系総合証券グループです。グローバルなネットワークにより、

世界中の顧客に対し資産形成や企業活動の支援といった金融サービスを提供し、社会及び経済の発展に貢献しています。

主要な事業は、エクイティ、債券、投資信託、デリバティブおよびその他金融商品の開発・提供、エクイティ・債券等の

引受業務、M&A をはじめとするアドバイザリー業務に加え、アセットマネジメント業務や投資業務、システム関連業務で

す。また、2011 年には銀行業に参入。

大和証券グループの営業拠点は、日本をはじめ、米国、欧州、およびアジア・オセアニア地域に広がっています。世界

中に約 16,000 人の従業員を抱え、顧客からの預り資産残高は約 63.2 兆円となります。
（数字は全て 2020 年 6 月末現在）



以 上


（ご参考）大和証券グループの SDGs に関する取組み：
https://www.daiwa-grp.jp/sdgs/?cid=ad_eir_sdgspress
【手数料等およびリスクについて】
◇手数料等の諸費用について
・ 債券を募集・売出し等により、又は当社との相対取引により売買する場合は、その対価（購入対価・
売却対価）のみを受払いいただきます。
・ 外貨建債券につきましては、
「外国証券取引口座設定申込書」を取りかわし、口座管理料［通常、年
間3,300円（税込）］を別途お支払いいただきます。
◇ご投資にあたってのリスク等
・ 債券の価格は金利変動等により上下いたしますので、償還前に売却する場合には、投資元本を割込
むことがあります。
・ 外貨建債券を円換算した価値は、利金・償還金として支払われる外貨の円に対する為替水準により
上下いたしますので、これにより投資元本を割込むことがあります。
・ 債券の発行者または保証者および利金･償還金として支払われる外貨発行国の経営･国情･財務状況
の変化およびそれらに関する外部評価の変化等により、投資元本を割込むことがあります。
◇ご投資にあたっての留意点
・ 商品毎に手数料など諸費用およびリスク等は異なりますので、契約締結前交付書面、目論見書等を
よくお読みください。




商号等： 大和証券株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長（金商）第 108 号
加入協会： 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、
一般社団法人金融先物取引業協会、
一般社団法人第二種金融商品取引業協会