つばめBHB株式会社との資本業務協定締結のお知らせ

2020 年 10 月 30 日
News Release
芙 蓉 総 合 リ ー ス 株式会社
代表取締役社長 辻田 泰徳
東 京 都 千 代 田 区 麹 町 5-1-1




つばめ BHB 株式会社との資本業務協定締結のお知らせ


芙蓉総合リース株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 辻田泰徳、以下「芙蓉リース」)は、
つばめ BHB 株式会社(東京都中央区、代表取締役 渡邊昌宏、以下「つばめ BHB」)が実施する第三者割
当増資を引き受け、同社の事業展開をサポートする資本業務協定を締結しました。


つばめ BHB は、東京工業大学(以下、「東工大」)の細野栄誉教授らが発見した低温・低圧条件下で
アンモニアを生産する革新的な技術を実用化すべく設立されたベンチャー企業で、世界初となる「オ
ンサイトアンモニア生産システム」の開発・商業化を進めています。


アンモニアは農業用肥料や様々な化学品・医薬品などの原料として世界中で幅広く流通・活用され
ています。加えて、近年は水素の運搬・貯蔵を容易にする「エネルギーキャリア(*)
」として、またエ
ネルギーとして使用する時に CO2 を排出しない「CO2 フリー燃料」として注目されています。


現在のアンモニア生産は、主に 100 年以上前に生まれたハーバー・ボッシュ法という技術が活用さ
れており、高温かつ高圧の反応条件が必要であることから、大型プラントでの一極集中・大量生産を
行わなければならず、設備投資が高額になるという課題があります。加えて、アンモニアを輸送する
には、専用の運搬装置と保管設備が必要であることから物流コストが非常に大きいことが課題となっ
ています。





東工大の細野栄誉教授らは、この課題を解決すべく、世界で初めて電子がマイナスイオンとして作用す
る「エレクトライド(電子化物)」を使った新触媒を開発し、これを用いて低温・低圧条件下で高効率の
アンモニア合成を実現しました。この技術を活用することにより、小型プラントによるオンサイト(分
散)生産が可能となり、設備投資額および物流コストを大きく削減することができます。


<オンサイトアンモニア生産システムの効果>




芙蓉リースグループは、つばめ BHB の事業展開におけるファイナンス・販促を中心にサポートする
ことを通じて、水素エネルギーに関する課題や CO2 排出による環境負荷の問題解決に貢献し、同時に
企業としての成長を目指す CSV(共有価値の創造:Creating Shared Value)の考えを実践し、持続可
能な社会づくりに取り組んでいきます。

(*)
エネルギーキャリアとは、水素を輸送・貯蔵が容易な状態や物資に変えたもので「液化水素」、「アンモニア」、
「メチルシクロヘキサン」の3つが有望視されています。


以上




お問い合わせ先
芙蓉総合リース株式会社 コーポレートコミュニケーション室 (担当) 木村・渡邊
電話番号 03(5275)8891 2
2 / URL https://www.fgl.co.jp/

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