株式会社Fusicとの業務提携に関する基本合意書の締結(FinTech事業会社設立について)

平成 30 年 1 月 26 日
各 位


会社名 株式会社 山口フィナンシャルグループ
代表者名 取締役社長 吉村 猛
(コード番号 8418 東証第一部)
問合先 地域振興部長 矢儀 一仁
(083−223−7127)




FinTech 事業会社設立について
∼株式会社 Fusic との業務提携に関する基本合意書の締結∼


山口フィナンシャルグループ(社長 吉村 猛)は、平成 30 年 1 月 26 日付で、株式会社 Fusic
(代表取締役社長 納富 貞嘉)と業務提携に関する基本合意書を締結し、当局の認可取得を前
提として新たに会社を設立することを決定いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。



1. 趣旨
地域金融機関の豊富な情報資産・広域ネットワークと、IT 企業の先端技術知見・情報分析ノウハウ
を統合し、情報を地域のお役に立つカタチに高付加価値化することで、地元企業ひいては地域全体の
成長を促す新たな地方創生・FinTech ビジネスを展開します。


2. 業務提携の目的
当社はグループ会社を通じた様々な情報のアクセスポイントがあり、これまでの事業活動の中で多
くのデータを蓄積してきました。また、地域金融グループとして地域企業、住民とのネットワークが
構築されており、幅広い情報収集力を有しています。一方、Fusic 社は IT 企業として、Web システム
やクラウドコンピューティング環境の構築に多くの実績を有し、情報分析や企業の AI 技術導入に向け
たコンサルティング事業にいち早く取り組んでおります。
地方では少子高齢化・人口減少の進行により、企業の生産性の向上、新たな労働力の確保、情報・
データの利活用にかかるサービスへのニーズが高まっています。
両社の強みを融合させることで、地域から得た利活用可能なデータを統合的に管理・分析する「デ
ジタルマーケティングプラットフォーム(DMP)」と、地域情報を効果的に発信する「地域情報プラ
ットフォーム」の構築が可能となります。また、情報の「収集→保管→分析→デザイン→発信」
(情報
の付加価値化)を行う新たな地方創生ビジネスの展開が可能となり、地域全体の共通価値を高めると
ともに、情報・データの活用における競争力の強化に繋がると判断しました。
3. 業務提携内容
(1) 情報の付加価値化によるソリューション提供に必要な、DMP および地域情報プラットフォー
ムの構築。
(2) IT 技術と地域情報・ネットワークを組み合わせたソリューションの提供。
(3) AI 等の先端技術やデータの有効性について認知向上を図る普及活動。
(4) 情報発信における、データの分析・活用やサイト構築にかかる活動。
(5) その他、目的を達するために必要な活動。
(6) 上記領域におけるセールス活動及び人材リソースの共有。


4. 今後の予定
(1)事業会社を設立 平成 30 年上半期中(予定)
(2)サービスイン 平成 30 年 7 月(予定)


【ご参考】提携会社の概要
会社名 株式会社 Fusic
代表者 代表取締役社長 納富 貞嘉
所在地 福岡市中央区天神 4-1-7
会社概要 現代表の納富氏および現副社長の浜崎氏が、九州大学大学院在学中に大学
発ベンチャーとして 2003 年に設立。社名の由来は「文化と社会と IT の
融合を担う(Fusion of Society, IT and Culture)。

会社設立以来、福岡・東京を中心に Web 関連技術、クラウド技術を軸と
して開発事業を展開すると同時に、 EC
人事評価、 (インターネット通販)、
IoT、教育等の分野で Web サービスを国内外の企業に提供している。
2012 年には世界的クラウド企業である AWS(Amazon Web Services)社
から、九州で初となる「APN アドバンスドコンサルティングパートナー」
に認定される。2017 年 11 月より企業の AI 導入ニーズに対して、その実
現に必要な専門的な技術支援を行うコンサルティング事業を開始。
フクオカベンチャーマーケット大賞 2017 大賞受賞。
事業内容 テクノロジーコンサルティング、ソフトウェア開発(Web システム、ス
マートフォンアプリケーション)、クラウドインフラ構築、AI 導入コンサ
ルティング
資本金・株式 1,000 万円(未上場)
設立 2003 年 10 月
HP アドレス https://fusic.co.jp
以 上

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