植物肉「ミラクルミート」のDAIZと資本業務提携 ーサステナブルな食文化の未来を共創ー

NEWS RELEASE
2021年10月5日


植物肉「ミラクルミート」の DAIZ と資本業務提携
-サステナブルな食文化の未来を共創-

株式会社丸井グループ(本社:東京都中野区、代表取締役社長:青井 浩、以下「丸井
グループ」)は、発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を開発・生産するスタートアップ
である DAIZ 株式会社(本社:熊本県熊本市、代表取締役社長:井出 剛、以下「DAIZ」)と
資本業務提携契約を締結いたしました。未来投資における「食」領域の取り組み拡大や
スタートアップ企業の成長の支援により、本業とのシナジーをさらに加速してまいります。




■ 本提携の背景と目的
丸井グループは、お客さまをはじめ、株主・投資家の皆さま、お取引先さま、地域・社会、
社員に、将来世代を加えた6つのステークホルダーの「利益としあわせの調和」を企業価値と
定義し、ステークホルダーとともにその拡大をめざす「共創サステナビリティ経営」を進めて
います。2050 年に向けたビジョン「ビジネスを通じてあらゆる二項対立を乗り越える世界を
創る」を掲げ、小売、フィンテックに未来投資(スタートアップ企業や新規事業への投資)を
加えた、共創を基盤とした三位一体のビジネスモデルで、さらなる企業価値の拡大を
めざしています。

また、中期経営計画では、利益とインパクトの両立をめざしており、今後の経営に収益性と
サステナビリティの視点は欠かせないものとなります。

DAIZ は 2020 年に大豆を主原料とする植物肉事業を本格的に開始し、おもに大手食品
メーカーや小売・流通企業との取引で事業を拡大して、植物肉のさらなる認知度の向上と
市場の拡大を牽引してきました。
植物肉は、地球温暖化の原因である温室効果ガスの主要な排出源の一つとなっている畜産
*1 に頼らない、新たなお肉として注目されています。こうした「フードテック」における
新たな体験の創出や、事業によって社会に貢献する取り組みは、当社グループの未来投資の
切り口の一つである「サステナビリティ」を追求するものと考え、出資にいたりました。
今後、両社は、DAIZ の植物肉「ミラクルミート」のおいしさや、新しい食文化の体験が
味わえる、タッチポイントの創出・ブランディング強化を図ってまいります。
*1 IPCC「Global Greenhouse Gas Emissions Data」より
株式会社 丸井グループ 広報室
〒164-8701 東京都中野区中野4丁目3番2号 電話 (03)3384-0101 (大代表) FAX (03)5343-6615
■ 今後の取り組みについて
お客さまと商品が出会い・体験できるショーケースとして当社グループのリアル店舗や
接客スタッフ、エポスカードなどのリソースの活用によって、
「ミラクルミート」の認知向上
と、植物肉を食す文化の共創に取り組み、サステナブルな「食」の未来の実現に寄与します。


●植物肉「ミラクルミート」のブランディング強化
○各種企業コラボや体験型イベントなどの共創実績を活かしたコンサルティング
○Z 世代に対する訴求や商品開発

●丸井グループのリソースを活用した植物肉「ミラクルミート」の販売促進
○年間 2 億人が来店するマルイ店舗にて体験型店舗の設置
○700 万人を超えるエポスカード会員に向けたマーケティング
○小売ノウハウの提供や接客支援



■ 植物肉「ミラクルミート」について
地球温暖化が私たちにとって大きな課題となる中、世界で食用に飼育されている 15 億頭
もの牛による二酸化炭素や腸内ガス(メタン)の排出が温室効果ガスの大きな要因となって
おり、私たちの食生活の見直しが求められています。
また、世界的な人口増加と新興国の経済成長により、2030 年にはタンパク質の需要に供給
が追い付かなくなる「タンパク質危機」が予想され、これまで以上に食肉価格の高騰が懸念
されています。そこで、植物肉が代替タンパク質として注目されており、その市場は世界で
9 兆円を超えると見込まれています*2。
温室効果ガスの排出を抑える効果が高く、代替タンパク質として注目される植物肉が、
牛肉・豚肉・鶏肉と同じように食卓に並ぶ時代が到来しています。

DAIZ は、独自の技術によって、これまで植物肉普及のハードルとなっていた「味と食感に
残る違和感」
「大豆特有の青臭さや油臭さ」
「肉に見劣りする機能性(栄養価)」といった課題
を解決する植物肉「ミラクルミート」の開発に成功しました。
*2 UBS 調べ


<DAIZ の植物肉「ミラクルミート」の特徴>
特徴 1.原料に丸大豆を使用
特徴 2.旨味や栄養価を増大、肉様食感を再現する独自技術
特徴 3.独自製法による価格競争力




- 2 -
<DAIZ の植物肉「ミラクルミート」の製造工程>




新たなお肉として注目されている植物肉は、温室効果ガスの排出を抑える効果の高い
植物性食品です。地球温暖化を防ぐため、私たちが今からでもできることは、なるべく地球に
やさしい植物肉を食生活に少しずつ取り入れることであると考えています。
丸井グループと DAIZ は、植物肉「ミラクルミート」の普及を通じて、サステナブルな世界
の実現に向けて貢献してまいります。


<DAIZ 代表取締役社長 井出 剛氏コメント>
丸井グループさまと資本業務提携が出来ましたことを大変うれしく思っております。DAIZ
は独自技術の〈落合式ハイプレッシャー法〉を核とした、いわば技術特化型のフードテック
ベンチャーです。そのため我々が渾身の力で開発した「ミラクルミート」に込められた
メッセージや持続可能な社会づくりに向けたミッションなどの発信が課題として残って
いました。ブランディングを強みとされる丸井グループさまとの提携を通して、日本に
おける植物肉の認知度の向上と、まだ一度もミラクルミートを手にしたこのない消費者との
出会いが大きく前進することを期待しております。


<丸井グループ 代表取締役社長 青井 浩コメント>
このたびの出資をきっかけに DAIZ さまと協業をスタートできることをうれしく思っており
ます。また、数ある候補の中から当社を選んでいただいたことに心から感謝を申し上げます。
当社では 2050 年に向けたビジョンの中で、ビジネスを通じた脱炭素社会の実現をめざして
います。そのために、エポスカードを通じたお客さまへの再エネ利用のおすすめなどを
進めてまいりました。
一方で、エネルギーへの取り組みでは脱炭素の 25%しか解決できないという「75%問題」
にどう対処すべきかという課題が残されていました。そうした中、お客さまの生活において
重要な「食」の分野に取り組みたい、という思いが高まり、有力なパートナーを探しており
ました。
DAIZ さまとのパートナーシップは私たちの夢で、その夢がこのたびかないました。微力
ながら、私たちがこれまで消費者と直接向き合う中で培ってきたノウハウを通じた
「ミラクルミート」のブランディングや、店舗をショーケースとして活用することで、お客
さまに植物肉を体験する場を提供するなど、さまざまな協業を通じて DAIZ さまが消費の代替、
未来のライフスタイルを提案するブランドとして世界に飛躍されるお手伝いをしたいと
思っております。

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■ DAIZ の概要

商 号 : DAIZ 株式会社
本 社 所 在 地 : 〒860-0812 熊本県熊本市中央区南熊本5-1-1
テルウェル熊本ビル4階
U R L : https://www.daiz.inc/
代表取締役社長 : 井出 剛
事 業 内 容 : 発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」の開発・生産及び販売
発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を用いた食品の開発・生産
及び販売


■ 丸井グループの概要

商 号 : 株式会社丸井グループ
本 社 所 在 地 : 〒164-8701 東京都中野区中野4-3-2
代 表 電 話 : 03(3384)0101 FAX 03(5343)6615
U R L : https://www.0101maruigroup.co.jp/
代表取締役社長 : 青井 浩
事 業 内 容 : 小売事業、フィンテック事業をおこなうグループ会社の
経営計画・管理など




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