百貨店初、環境省と「国立公園オフィシャルパートナーシップ」締結のお知らせ

2022年3月25日
報道関係各位
株式会社阪急阪神百貨店
エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社



百貨店初、環境省と「国立公園オフィシャルパートナーシップ」締結のお知らせ

エイチ・ツー・オー リテイリンググループの株式会社阪急阪神百貨店(大阪市北区、山口俊比古社長)
は3月31日、環境省と「国立公園オフィシャルパートナーシップ」※1 を締結します。百貨店業界として
は初のパートナーシップ締結となります。
同社は2020年から、岡山県真庭市にある大山隠岐国立公園(蒜山高原)をブランド化する取り組み
「GREENable(グリーナブル) ※2 を同市と協業で進めており、その活動が評価されたことが、

環境省とのパートナーシップ締結につながりました。将来的には、大山隠岐国立公園にとどまらず、国立
公園が所在する他地域の自治体とも連携を図り、GREENableの活動をさらに拡げていきます。
また、2023年には、同社旗艦店である阪急うめだ本店(大阪市北区)に、自然共生をテーマとした
フロアを開設する予定で、今回の協定を活かし、自然と共生する「楽しさ」や「洗練された価値ある時間
の過ごし方」を都心から提案していきます。
エイチ・ツー・オー リテイリンググループは2021年、 「サステナビリティ経営方針」を打ち出し、
その中で“地域の「絆」を深める”“豊かな「地域の自然」を守り、引き継ぐ”ことを掲げています。環境
省とのパートナーシップ締結は、GREENableの取り組みをさらに前進させるものです。

【締結内容】
<締結日>
2022年3月31日
<取り組み内容>
阪急阪神百貨店が以下の事項を実施します。
(1)観光文化発信拠点施設「GREENable HIRUZEN(ひるぜん)」における各種
企業と連携した国立公園における商品・サービス・体験の開発支援を通じた国立公園への
誘客促進。
(2)阪急うめだ本店に開設予定のフロアにおいて大山隠岐国立公園の魅力をGREENable
の体験メニュー等を通して提案することで、国立公園の認知拡大・理解促進・誘客促進を
行う。将来的には、他の国立公園が所在する地方の関係自治体とも連携し、取り組みの
拡大を目指す。
<協定の有効期限>
2025年12月31日

環境省も同日にリリースしています。詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.env.go.jp/press/110800.html

※1:環境省と企業・団体が相互に協力のうえ、国立公園の魅力を発信し
国立公園利用者の拡大を図ることで、人々の環境保全への理解を
深めるとともに、地域の活性化につなげる取り組みです。
http://www.env.go.jp/nature/mankitsu-project/#partner
※2:
「自然共生と洗練」をコンセプトにしたブランド名称です。真庭市が大山隠岐国立公園近接地に設立した建築家
隈研吾氏設計の施設「GREENable HIRUZEN」を拠点として、同社が培ってきた感性と、地方が
持つ豊かな自然や文化を組み合わせた新たな価値を伴う「自然と共生する暮らし」を提供するコンテンツ開発
支援を、
「地方と都市」
「産・官・学」など業界・業態を超えた共創により行っています。

<この件に関するお問い合わせ先>
エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社 広報部 TEL06(6367)3181
<ご参考>

◆「GREENable HIRUZEN」概要

次の4つの要素で構成する観光拠点施設

①中核となる象徴的建築物「CLTパビリオン」

②隈研吾氏の建築作品をはじめとする現代アートを展示する

「ミュージアム」

③蒜山の観光情報の発信と自然・文化資源を生かした体験メニューの

提供を行う「ビジターセンター」「ショップ」


④低環境負荷の移動手段である自転車を活用した滞在・周遊型観光、
①CLTパビリオン「風の葉」
自転車文化の発信の拠点である「サイクリングセンター」
🄫川澄・小林研二写真事務所
住所 :岡山県真庭市蒜山上福田 1205-220 / TEL:0867-45-0750

URL:https://greenable-hiruzen.co.jp/



◆阪急阪神百貨店のこれまでの取り組み例 ~連携と共創~

<GREENableブランドの商品開発>

・地域事業者との伴走型連携

同社が持つ都市型小売店の知見と、地域に受け継がれる産業をGREE

Nableの理念でつなぎ、日本酒、味噌、酢、地ビールなど、新しい

価値を伴った商品をともに開発しました。



・真庭市の南端と北端の連携創出

真庭市は市町村合併によって東京23区の約1.3倍と広大。特に北端と南端

は自治体内としては遠距離ですが、今回のGREENableのコンセプト

に合致した商品を百貨店のフード担当者とともに開発した取り組みでは、

「北端」である蒜山のチーズ工房で出る副産物のホエイを、「南端」落合の

ジェラート工房で活かす連携を作ることにより、地域内循環を加速しました。

協業により商品化したホエイジェラート
※ホエイと姫レモン(左)
、ホエイとミルク(右)の 2 種を阪神梅田本店グランドオープン企画
「アイスクリームピクニック」にて販売します。 階催事場、4 月 6 日~11 日)
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<産・官・学の連携>

2022年 1 月に真庭市が「蒜山自然再生協議

会」 発足。 組織は研究と講演のみに
を 同

とどまっていた先例とは異なり、実際に保護・

保全活動を実装するために「産官学」多様な

構成で作られました。鳥取大学教授を会長に、

岡山理科大学研究者、自治体、地域住民、そして百貨店担当者を協議員とし、エコツーリズムの実現で「利用と
保全」を目指します。



その他にも、複数のクリエーターと連携し、加工食品の廃棄物を染料とする生地メーカーなどのコラボ商品の開発

や、阪神梅田本店で真庭の発酵食品イベントを実施、店頭・SNSを通じた情報発信なども行っています。
◆エイチ・ツー・オー リテイリンググループの「サステナビリティ経営方針」

<サステナビリティ経営の取り組み>

エイチ・ツー・オー リテイリンググループでは、「地域住民への生活モデルの提供を通して、地域社会になくて

はならない存在であり続けること」を経営理念としており、 地域のみなさまとのつながりは、グループにとって

大切な財産です。私たちはこれまで地域社会から多くの恩恵を受けることで成長してきました。今後も地域の

一員として、地域社会の健全で持続的な発展に貢献します。2021年より「地域社会への貢献」を柱にした

3つの重点テーマと2つの基本テーマをグループの「重要課題(マテリアリティ)」と位置づけ取り組みを推進

しています。




上記テーマの各取り組み詳細については、
「統合レポート2021」をご覧ください。
https://www.h2o-retailing.co.jp/ja/ir/library/report/main/09/teaserItems2/00/linkList/0/link/IntegratedReport2021_all_A3A4.pdf

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