国内初! 豚肩甲骨・上腕骨除骨ロボット「ワンダスミニ」を当社グループ工場に導入、省人化を推進!

報道発表資料
平成 30 年 10 月 25 日
スターゼン株式会社

国内初!豚肩甲骨・上腕骨除骨ロボット「ワンダスミニ マークⅡ」を
当社グループ工場に導入、省人化を推進!

スターゼン株式会社 (本社:東京都港区、 代表取締役社長:
中津濵健、証券コード:8043)は、国内初となる豚肩甲骨・上
腕骨除骨ロボット「ワンダスミニ マークⅡ」 (株式会社前川製
作所 製造)を、10 月 9 日より子会社のスターゼンミートプロ
セッサー株式会社青森工場三沢ポークセンターに導入しました。
食肉の処理・加工工場においては、近年の人口減少や地方の
過疎化による人手不足による人材確保・安全衛生環境の確保が
課題となっているほか、消費者の食への安全・安心意識の高ま
りに応じるべく、一層の衛生環境向上が要求されています。
同社はこれまでも三沢ポークセンターと阿久根工場にて、豚
もも部位自動除骨ロボット「ハムダス-RX」を、国内で初めて導入した実績があります。 「ワンダスミ
ニ マークⅡ」も昨年 10 月より三沢ポークセンターにてテスト導入を進めていましたが、省人化、歩
留まりの向上、衛生面での効果等が検証されたため、このほど正式導入となりました。



■「ワンダスミニ マークⅡ」の概要および特徴
1.名 称:豚肩甲骨・上腕骨除骨ロボットワンダスミニ マークⅡ(株式会社前川製作所 製造)
※左右別、各一機ずつ導入。
2.寸 法:W900mm×L1,900mm×H2,600mm
3.設置工場:スターゼンミートプロセッサー㈱ 青森工場三沢ポークセンター(青森県三沢市)
4.特 徴:
①うで部位のうち、人手による除骨作業で負荷の大きい上腕骨と肩甲骨・肩甲軟骨の除骨を
行う(前処理として前腕骨・頸椎、胸椎は人手にて除骨) 。
②投入されたうで部位の全長計測を行い、肩甲軟骨の割れに繋がる過度な負荷を与えない。
③人手で除骨する際と同様に、肩甲骨を掴みねじり取るように回転を加えることで、薄く欠
けやすい肩甲軟骨を肩甲骨と合わせて除骨する。
④肉を吊り下げた状態で除骨し、一定時間ごとに機器内にてアルコール噴霧を行う。

■導入効果
1.1時間当たりのうで部位処理本数が、導入前 300 本から導入後 400 本(左右合計)に増加。
2.うで部位の自動投入と前処理ナイフワーク構築により計1名分の省人化に繋がる。
3.歩留まりが向上。平均残肉量が、人手では 39gだったところ、22.8gとなり、25%減。
4.除骨作業の中で特に労力を要す肩甲骨の除骨自動化により、女性でも作業が可能となった。
5.まな板を使わず除骨でき、アルコール噴霧も定期的に行われるため、衛生環境が安定した。




人手 ワンダスミニ 人手 ワンダスミニ


■今後の方針
今後も他部位の除骨自動化を検討して参ります。また、部位毎に包装し、段ボールに箱詰めした
商品を冷蔵庫に自動で入庫・出庫をする自動搬送冷蔵庫も順次他の食肉処理加工工場へ導入し、食
肉加工工場の機械化・省人化をすすめて参ります。


【ご参考】
2017 年1月に導入済のハムダス稼動動画を弊社ホームページからご視聴いただけます。
トップページのグローバルメニューから「スターゼンの事業」を選択していただくと、表示ページ
の中ほどに動画再生箇所があります。
●スターゼンの事業ページ URL https://www.starzen.co.jp/mission/index.html


【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口) 】
スターゼン株式会社 広報 IR 室 海老原俊司
TEL 03-3471-5521 / FAX 03-3471-5690 /E-mail information@starzen-group.com

以 上





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