肉豚生産事業の拡大について

2019 年 5 月 13 日

各 位

会社名 スターゼン株式会社
代表者名 代表取締役会長兼社長 中津濵 健
コード番号 8043(東証第一部)
問合せ先 広報 IR 室長 海老原 俊司
(TEL 03-3471-5521)




肉豚生産事業の拡大について



スターゼン株式会社(証券コード 8043、代表取締役会長兼社長 中津濵健)の持分法適用会社である㈱
美保野ポーク(株式持分比率:当社 50%、フィード・ワン株式会社 50%)のグループ農場、㈱栗原農場が
2018 年 11 月に㈱栗駒ファームと㈱金成ファームを吸収分割により承継いたしました。
㈱栗原農場は肉豚生産事業拡大に向け約 30 億円の投資により、 期にわたる設備改修工事に着手してお


ります。今般、第一期工事を終了し、2019 年 7 月からは、肉豚の増産に向けた大規模増築を行う第 2 期工
事を開始します。
なお、第 2 期工事完了後の㈱栗原農場による出荷頭数は、工事前の 2,050 頭/月間から、2020 年 11 月
までに 3,880 頭/月間まで増える見込みです。





1.農場統合と設備改修の目的
スターゼングループでは、国内の畜産農家の減少等を見込み、2016 年には和牛繁殖農場として足寄旭ヶ
丘牧場㈱を、交雑牛肥育農場としてはまなか肉牛牧場㈱をそれぞれ合弁にて設立するなど、国内における
生産事業の強化に力を入れています。このほど、国産豚においても当社の持分法適用会社㈱美保野ポーク
を通じて、調達基盤の強化に着手します。
㈱美保野ポークはグループ農場とともに東北地域において肉豚を生産しています。このうち、㈱栗原農
場は同じ宮城県下の㈱栗駒ファームと㈱金成ファームを 2018 年 11 月 1 日付にて吸収分割により事業承継
し、生産拠点を拡充しました。
従来㈱栗原農場は繁殖から肥育まで一貫生産を行っていましたが、㈱栗駒ファームより引き継いだ片馬
合(かたませ)農場を肥育専用農場とすることで、栗原本社農場を繁殖専用農場とし、経営の効率化と生
産規模の拡大を図ります。





2.増改修の概要
生産・繁殖体制の整備に向けて、旧㈱栗駒ファームが所有していた片馬合農場にて 2018 年 9 月から 2
月にかけて第 1 期工事を行いました。2019 年 7 月から 2020 年 3 月にかけては、第 2 期工事を実施いたし
ます。
 第 1 期工事 概要
栗原本社農場の肥育機能を片馬合農場に移転させることを目的として、片馬合農場、栗駒処理場に施
設を新築する。
(1) 工事内容 :①片馬合農場:肥育豚舎4棟新設
②栗駒処理場:堆肥舎新設
(2) 工事費用(税込) :約 6.9 億円
(3) 工事期間 :2018 年 9 月~2019 年 2 月


 第 2 期工事 概要
出荷頭数拡大を目的として、栗原本社農場、片馬合農場、栗駒処理場の施設を新設・増設する。
(1) 工事内容 :①栗原本社農場:種豚舎 1 棟、分娩舎 1 棟新設
②片馬合農場:子豚舎 1 棟、肥育豚舎 6 棟、管理棟等関連設備新設
③栗駒処理場:尿処理設備新設
(2) 工事費用(税込) :約 23.2 億円
(3) 工事期間 :2019 年 7 月~2020 年 3 月


3. 改修工事完了後の生産体制 (別紙 組織図参照)
今後、栗原本社農場は繁殖に特化し、片馬合農場にて肥育を行うこととなります。なお、㈱金成ファー
ムより承継した金成農場は引き続き一貫生産を行います。第 2 期工事完了後の出荷頭数は、2020 年 11 月
までに 3,880 頭/月間となる見込みです。




以 上





別紙 組織図




1. 統合前




2. 統合後





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