建築用塗料の重要性を訴求する共同ブランディング開始のお知らせ

2019 年 4 月 18 日
各 位


会 社 名 菊水化学工業株式会社
代表者名 代表取締役社長 山口 均
(コード番号 7953 東証第2部 名証第2部)
問合せ先 取締役 管理本部長 稲葉 信彦
TEL 052-300-2222




建築用塗料の重要性を訴求する共同ブランディング開始のお知らせ


当社は、建築用塗料の耐久性が、建物の長寿命化及び外観における美観維持に寄与すると考え、
BASFジャパン株式会社と建築用塗料の重要性認知向上のための共同ブランディングを開始
します。

この取り組みでは、BASFの光安定剤「Tinuvin®」を配合し高性能樹脂の共同開発に成功し、
当社が製造販売する水系アクリルシリコン樹脂塗料「水系ファインコートシリコン」を通じて、
建築用塗料の重要性を訴求するとともに、 BASFジャパン株式会社と共同ブランディングを開
始した事を別紙のとおりお知らせいたします。


以 上
Joint News Release
2019 年 4 月 18 日



菊水と BASF、建物の外観の耐久性と美観維持に寄与する
建築用塗料の重要性を共同ブランディングで訴求


 塗料の耐久性の重要性を共同ブランディングで訴求

 BASF の光安定剤 「Tinuvin®」を配合した専用樹脂が、菊水化学工業の水系ファイ
ンコートシリコンを、塗膜劣化の原因となる紫外線から保護

 耐久性に優れた塗料により、外観を維持しながら住宅の長寿命化を実現


BASF ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、社長:石田博基、以下 BASF)と菊水
化学工業株式会社(本社:愛知県名古屋市、社長:山口 均、以下 菊水化学)は、4
月より、建築用塗料における耐久性の重要性認知向上のための共同ブランディング
を開始します。この取り組みは、高性能樹脂の共同開発に成功し、菊水化学が製造
販売する、高耐候性アクリルシリコン樹脂塗料 「水系ファインコートシリコン」を通じて
実施します。

BASF が開発・供給する、コアシェル技術を活用した、多層構造のポリマー粒子から
なるアクリルディスパージョンに、紫外線による経年劣化を防ぐ BASF の光安定剤
「Tinuvin®(チヌビン)」を配合した専用樹脂を採用したことで、「水系ファインコートシリ
コン」は、建物の長期にわたる美観維持に寄与します。

菊水化学工業 代表取締役社長 山口 均は、「当社は、光安定剤の世界的先駆者であ
る BASF と提携し、より長い耐久性を備えた高性能水性塗料を開発できたことを非常
にうれしく思います。この水性塗料は、建築物の期待耐用年数を、一般的なシリコン

お問い合わせ:
菊水化学工業株式会社 菊水化学工業株式会社
管理本部 経営企画室 住所: 〒460-0003
稲葉 信彦 鹿野 亮人 愛知県名古屋市中区錦二丁目 19-25
TEL: 052-300-2222 TEL: 052-300-2222 TEL: 052-300-2222
FAX: 052-300-1234 FAX: 052-300-1234 FAX: 052-300-1234
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樹脂塗料の 10~12 年から 12~16 年へと効果的に延長することができます。日本にお
いては、住民の高齢化や空室問題などで、マンションの大規模修繕費用の不足が課
題となっており、延長により、日本の不動産管理会社や住宅所有者にとって環境に優
しく、コスト削減につながるソリューションとなります」と述べています。

外壁塗装は、建物を保護するために施されています。しかし、日光、雨、ほこり、風に直
接さらされることで、一部の塗料は徐々に割れてはがれ、時間の経過とともに保護機能
を失います。菊水化学の水系ファインコートシリコンに使用される Tinuvin®ヒンダードアミ
ン系光安定剤(HALS:ハルス)は、有害な紫外線から塗膜を保護し、光沢低下、ひび割
れ、チョーキング (白亜化)のような塗膜劣化を最小化します。

「私たちは、この素晴らしい菊水化学製品の開発において、重要な役割を果たしたことを
誇りに思います」と、BASF ジャパン 副社長執行役員 窪田浩三は述べています。「この
協業を通じて、建築物の長寿命化を実現する効果的な方法の一つとして、建築塗料の
耐久性に Tinuvin®が貢献していることを広く認識してもらいたいと考えています。また、
共同ブランディングによって、菊水化学のお客様に新たな選択肢を提供することができ
ればうれしく思います。」

山口 均 は、「おかげさまで、当社は 2019 年 5 月に創業 60 年を迎えます。この特別
な節目に BASF とより強い関係性を築くことができうれしく思います。この連携は、日
本の塗料業界における私たちのポジションを強化するだけではありません。Tinuvin®
がもたらすメリットは、塗装業者、デザイナー、さらには住宅所有者などのエンドユー
ザーの皆さまにも自信を持って提案する事ができます。」と述べています。

窪田浩三は、「BASF の持つ高い技術力を活かし、今後も、弊社の尼崎研究開発セン
ターならびに三重県四日市のアクリルディスパージョン生産拠点で、菊水化学と密接
に連携しながら、日本のお客様のために、より革新的かつ持続可能な塗料ソリューシ
ョンの開発に取り組んでいきます」と述べています。

環境に配慮した水性塗料のパイオニアとして、菊水化学は 2018 年に「水系ファインコー
トシリコン」の改良を行いました。2019 年 4 月より、順次 BASF ロゴと光安定剤
Tinuvin®の使用を示した「水系ファインコートシリコン」の製品パッケージやパンフレットを
展開していきます。また、パッケージには塗料の耐久性に寄与する Tinuvin®のメカニズ
ムなどを紹介したウェブサイトの QR コードを表示し、ユーザーの理解を促進します。
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BASF の 塗 料 向 け の Tinuvin® に 関 す る ウ ェ ブ サ イ ト は こ ち ら を ご 覧 く だ さ い 。
https://www.basf.com/jp/ja/products/paint-coating-industry/tinuvin.html




■菊水化学工業について
菊水化学工業は、昭和 34 年(1959 年)に設立。創業以来、環境に配慮した無機、水系に拘った製品開発
に努め、下地から仕上げまでをトータルコーディネイトできる業界唯一の総合塗料メーカーです。名古屋証
券取引所及び東京証券取引所二部上場、本社を愛知県名古屋市に構え、 資本金 19 億 7,273 万円従業
員 439 名 売上高 207 億 1,858 万円 (2018 年 3 月連結)です。菊水化学工業の詳しい情報は
http://www.kikusui-chem.co.jp をご覧ください。

■BASF について
BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可
能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な
成功の 3 つを同時に果たしています。また、全世界で約 122,000 人の社員を有し、世界中のほぼすべて
の産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6 つの事業セグメント(ケミカル、
マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリ
ューション)から成ります。2018 年の BASF の売上高は約 630 億ユーロでした。BASF 株式はフランクフ
ルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASF の
詳しい情報は、www.basf.com をご覧ください。

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