日立システムズと平山が協業し、中堅・小規模の製造向けに「現場改善支援サービス」を販売開始

平成 29 年 12 月 20 日
各 位
会 社 名 株式会社平山ホールディングス
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 平 山 善 一
(コード番号:7781 東証JASDAQ)
問合せ先 グループ戦略本部(TEL:03-5769-4680)


日立システムズと平山が協業し、中堅・中小規模の製造業向けに
「現場改善支援サービス」を販売開始
トヨタ生産方式や生産管理システム、IoT、製造請負の活用により、品質・納期・生産性を改善


株式会社平山ホールディングス(代表取締役社長:平山 善一、本社:東京都港区)の連結子会社で、製造コ
ンサルティングやインソーシング(製造請負)事業などを手がける株式会社平山(以下平山)と株式会社日
立システムズ(代表取締役 取締役社長:北野 昌宏、本社:東京都品川区/以下、日立システムズ)は、製造
業向けサービスの分野で協業し、両社の製品・サービス・ノウハウを組み合わせた「現場改善支援サービ
ス」を本日から両社で販売開始します。
本サービスは、平山のコンサルタントが製造現場を調査・分析し、トヨタ生産方式(以下 TPS)に基づく
改善策を提供する「現場改善コンサルティングサービス」や熟練スタッフによる製造請負サービスと、日立
システムズの「FutureStage 製造業向け生産管理システム」や IoT 関連サービスを組み合わせて提供しま
す。これにより、IoT※1 を活用した設備稼働状況や生産状況の見える化、システムを活用した生産計画・工
程管理の徹底による品質向上と納期短縮化、生産性向上に向けて、現場目線での改善案提案からシステム導
入、製造請負、さらには継続的な現場改善まで一環して支援します。


平山は「人に付いた技術で日本のモノづくりを支援する」をコンセプトに、TPS を基盤とした独自の「現
場改善コンサルティングサービス」を国内外で提供しています。平山の強みは、多くの現場を改善した実績
をもつコンサルタントが、お客さま視点で問題点や課題を洗い出し、改善案を提案するだけではなく、平山
の作業実施部門が現場で改善案に基づいた製造請負や現場管理を手がけるなど、現場改善活動を一貫して行
える点です。これにより、確かな結果を生み出し、さらなる改善につなげられます。
一方、日立システムズは、中堅・中小規模の製造業に向けに生産管理などを行う基幹業務パッケージ「Fut
ureStage」を約 30 年にわたり提供しています。製造業のお客さまから生産管理システムとして高く評価され
ており、これまでに累積 4,000 システム以上の導入実績があります。また、IoT を活用した稼働状況の見え
る化を支援するサービスや、AI※2 を活用して生産性向上を図る取り組みなどにも注力するなど、幅広いサー
ビスを提供しています。


近年、製造業では、工場全体の稼働率向上や生産性向上を目的に、IoT を活用して生産設備の稼働状況を
リアルタイムで把握したり、実績データを自動管理したりするニーズが高まっています。一方で、中堅・中
小企業の現場担当者は多忙で、IT や IoT に精通した人材の確保も困難であることから、現場改善案の検討や
システム導入に向けた基礎データ(台帳データ、部品マスター)の準備が難しかったり、せっかく導入して
もシステムを使いこなせないなどの課題がありました。
こうした背景を踏まえ、日立システムズと平山は協業し、両社の製品・サービス・ノウハウを組み合わせ
た「現場改善支援サービス」を販売開始します。


具体的には、平山のコンサルタントが設備の設置場所や在庫管理作業、棚卸し作業など、実際の現場や作
業をビデオ撮影などを通じて診断・分析し、工場内の設備や生産ラインにおける現場のさまざまな問題点を
抽出し、現場作業の改善案を作成します。現場作業の改善案を作成する際は、作業効率化を支援するシステ
ムとして日立システムズの「FutureStage 製造業向け生産管理システム」や IoT 関連サービスなどを活用し
ます。センサーなどを設置し、各設備の生産実績データなどを収集し、工程の進捗をリアルタイムに把握す
ることで
ボトルネックになっている工程の改善を支援するほか、収集した生産実績データをシステムに自動入力する
ことで、作業効率を改善。さらに、設備の累積稼働時間やショット数、振動数を把握することで、設備が故
障する前に適切なメンテナンスが実施できるようになります。こうした予防保全により、生産設備の故障を
防ぎ、工場全体の稼働率向上を支援します。
また、作成した改善案に基づき、平山の作業実施部門がお客さま工場の現場で「FutureStage 製造業向け
生産管理システム」の台帳データや部品マスターの整備代行、IoT 活用に向けたセンサーの取り付け、製造
代行などをするほか、その後も継続的に現場改善活動を行います。
これらにより、改善案通りに作業が効率化されるだけでなく、これまで見えていなかった新たな課題の発
見と対処が可能となり、現場の無駄が排除され、工場全体の生産性が向上します。


今後、日立システムズと平山は、中堅・中小規模の製造業向けに「現場改善支援サービス」を拡販し、
2020 年度末までに累計約 50 億円の販売をめざします。


■サービスイメージ図
■日立 製造・流通業向け基幹業務ソリューション「FutureStage」について
日立システムズが販売する「FutureStage」は、製造業や流通業などの生産管理や販売管理などを行う基幹
業務システムのシリーズ製品で、主に中堅・中小規模企業のお客さまを対象にしています。特に、各業界特
有の業務要件を満たした機能を標準で備えた特定業種向けシステムは、カスタマイズをせずに導入できるモ
デルとして多くのお客さまに採用されています。
詳細は https://www.hitachi-systems.com/ind/fs/ をご覧ください。


■日立システムズについて
株式会社日立システムズは、幅広い規模・業種システムの構築と、データセンター、ネットワークやセキ
ュリティの運用・監視センター、コンタクトセンター、全国約 300 か所のサービス拠点などの多彩なサービ
スインフラを生かしたシステム運用・監視・保守が強みの IT サービス企業です。多彩な「人財」と先進の情
報技術を組み合わせた独自のサービスによってお客さまのデジタライゼーションに貢献し、新たな価値創造
に共に取り組み、お客さまからすべてを任せていただけるグローバルサービスカンパニーをめざします。
詳細は https://www.hitachi-systems.com/ をご覧ください。


■平山について
平山グループは、日本のものづくり(製造業)を支える製造支援会社として、インソーシング(請負)
・派
遣事業や技術者派遣事業、製造現場のコンサルティングサービスなどを主として行う企業集団です。国内の
みならず、海外(タイ、ベトナム、フィリピン)にも拠点を持ち、日本の優れた改善技術のコンサルティン
グ事業を展開しており、タイでは派遣事業も行っております。特に最近は、IoT を製造現場に活用するニー
ズが増えてきており、IoT を含めたコンサルティングをご提案しています。
詳細は http://www.hirayamastaff.co.jp/hd/ をご覧ください。
以上
※1 IoT : Internet of Things
※2 AI : Artifical Intelligence

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