スリー・ディー・マトリックス、止血材の原価低減を実現へ

報道機関 各位
2021 年 11 月 1 日
株式会社スリー・ディー・マトリックス




スリー・ディー・マトリックス、止血材の原価低減を実現へ

株式会社スリー・ディー・マトリックス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岡田淳)
は、当社が取り扱う吸収性局所止血材の製造原価低減に向け、2021 年 5 月 10 日付けにて欧州の
第三者認証機関より、製造プロセス中の滅菌工程を抜本的に見直した新たな製造方法への変更承
認を得ております。本承認を受け、新たに製造された欧州中東地域・豪州市場向けの PuraStat ®
の出荷が完了し、2022 年 4 月期下期より新しい原価が計上されることを、2021 年 11 月 1 日報告
いたします。




図:吸収性局所止血材 PuraStat ®


これらによりグループ全体での営業利益改善が見込め、当社が目標とする 2023 年 4 月期黒字化
に向け大きな一歩を踏み出せました。同様の製法による日本市場向けの「ピュアスタット」も出
荷に向けて準備中です。


■吸収性局所止血材「ピュアスタット」について
ピュアスタットは、人体の構成成分である 3 種のアミノ酸から成るペプチドを原料とした透明
な液体で、 血液に触れると瞬時にハイドロゲルを形成する特性(自己組織化)があります。既存
製品である外科用止血剤(材)は、ヒト由来のフィブリンを原料とした製品、ウシ由来のコラー
ゲンを原料とした製品群でありますが、ピュアスタットは主原材料のペプチドが化学合成により
製造されていることから、動物由来の物質を完全に排除し、C 型肝炎ウイルス等に感染するリス
クがありません。その他、ピュアスタットはプレフィルドシリンジ製品(注射器に水溶液が充填
されている)で使用が簡便であり、使用後は洗い流しが可能なこと、体内に残ったものもアミノ
酸に分解されて速やかに体外に排出されること、透明で手術中の患部がよく見えること、など接
着力をベースとした既存製品とは一線を画す製品特性を備えており、医療従事者および患者のリ
スク・負担軽減が期待されるものです。


■株式会社スリー・ディー・マトリックスについて
当社グループは、マサチューセッツ工科大学が発明した「自己組織化ペプチド」を基盤技術と
し、外科領域、再生医療領域、DDS(ドラッグデリバリーシステム)領域へ、グローバルな事業展
開を進めています。バイオマテリアルによって医療の進展に貢献します。


社名 :株式会社スリー・ディー・マトリックス
代表者 :代表取締役社長 岡田 淳
本社所在地 :東京都千代田区麹町三丁目2番4号
証券コード :7777
URL :http://www.3d-matrix.co.jp/index.html


■本件のお問い合わせ先
株式会社スリー・ディー・マトリックス 経営企画室 広報担当
メール:infojp@3d-matrix.co.jp
Tel:03-3511-3440



以上

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