農業事業への参入と合弁会社設立に関するお知らせ

2021年５⽉12⽇
各 位
会 社 名 株 式 会 社 ブ イ ・ テ ク ノ ロ ジ ー
代 表 者 代表取締役 兼 社⻑執⾏役員 杉本 重⼈
（コード番号：7717 東証⼀部）
問 合 せ 先 社⻑室 IR グループ⻑ 吉村 省吾
（TEL：045-338-1980）



農業事業への参入と合弁会社設立に関するお知らせ

株式会社ブイ・テクノロジー(神奈川県横浜市、代表取締役 兼 社⻑執⾏役員:杉本 重⼈、以下、当社)は新
たに農業事業へ参⼊し、当社が全額出資する⼦会社の微鉄克(中国)投資有限公司 (以下、VIC)は、メビオール
株式会社(神奈川県平塚市、代表取締役会⻑:森 有⼀、以下、メビオール社)および亭林創業⼯場（昆⼭）投資有
限公司(中国江蘇省昆⼭市、董事⻑:顧 剣⽟)と中国における農業事業を⽬的とした愛美客農業科技(中国)有限
公司(仮称)を中国江蘇省昆⼭市に設⽴することを決議致しましたので、ご報告いたします。

＜背景及び今後の展開＞
サステナビリティ(持続可能性)を意識した企業経営の⼀環として、既存事業の分野にとらわれずに世界規模
の社会課題を解決する事業について検討することとなり、特に⾷糧危機や担い⼿不⾜の課題に直⾯する農業分
野での事業について、重点的に検討を重ねてまいりました。
かかる状況下、メビオール社と協議を重ね、アイメック農法*1 に係る中国合弁事業の⽴上げを検討するにい
たりました。当社としましては、既存事業で培った中国のネットワークを活⽤することで、コスト負担を含め
た事業リスクの軽減化が図れることから、中国における合弁会社設⽴を決定いたしました。
なお、今後は⽇本においても、当社は直営農園事業及びパートナー農家との協働事業により、⾼付加価値ト
マトの栽培および販売を検討していくと共に、 ハイテク農業に資する開発・実証実験も検討していく予定です。

＜合弁会社の事業について＞
合弁会社においては、まず、⾼付加価値トマトを直営農園で栽培し、販売する「直営農園事業」からスター
トします。また、事業の⾶躍的拡⼤の為に、パートナー農家が栽培したトマトを合弁会社が全量を買取り、直
営農園が⽣産したトマトと併せて、合弁会社が販売することを⽬指します。また、パートナー農家に対しては
アイメックフィルム・システムの販売を⾏います。
アイメック農法で栽培したトマトは⾷味が良く、糖度や栄養価が⾼いことに加え、安全なトマトであり、ま
た、栽培に要する⽔資源が少なく済むことから、環境負荷が⼩さい農法でもあります。これら⾼付加価値を消
費者・市場へ的確に訴求することで、安定的な売上を⽬指していきます。

＜⽇程＞
取締役会決議⽇：2021 年 5 ⽉ 12 ⽇
合弁契約締結⽇：2021 年 5 ⽉ 18 ⽇（予定）
合弁会社設⽴⽇：2021 年 7 ⽉下旬（予定）

＜合弁会社の概要＞
名称（仮称） 愛美客農業科技（中国）有限公司
代表者 当社が推薦
登録資本⾦ 30 百万 RBM(⽇本円で約５億円)
住所 江蘇省昆⼭市
出資⽐率 VIC50％、メビオール 25％、亭林創業 25％
＜メビオール株式会社の概要＞
メビオールは、医療⽤に開発してきたハイドロゲル技術を農業に応⽤し、安全、⾼栄養価の農産物を⽣産する
持続的農業技術（アイメック®）を世界に先駆けて開発しました。
国内ではアイメック®を導⼊した農業法⼈・農家によって⾼付加価値トマト⽣産が⾏われております。海外で
は、⽔不⾜、⼟壌劣化を打破し、⾷糧不⾜の課題を解決する農法として期待され、世界展開をしています。収益
の主体は世界 134 ヶ国に申請し既に 130 ヶ国以上で登録された技術特許をベースとしたロイヤリティー収⼊で
す。
詳しくはこちら：https://www.mebiol.co.jp/

＜亭林創業⼯場(昆⼭)投資有限公司の概要＞
同社は、昆⼭市の財務局⻑や昆⼭市の投資会社董事⻑として、企業投資や昆⼭市への企業誘致で実績のある
「顧 剣⽟」⽒が率いる会社で、ベンチャー企業への投資と経営コンサルティングを⾏います。




*：アイメック®（フィルム農法）
ハイドロゲルフィルムを⽤い環境課題を解決する世界初の技術です。アイメック®では薄いハイドロゲルフィル
ムの上で植物が育ちます。 フィルムには無数のナノサイズの⽳が開いており、⽔と養分だけを通します。その為、
農薬を使わなくてもバクテリアや細菌、ウィルスによる汚染を防ぐことができ、安全な作物をつくることができ
ます。植物はハイドロゲル中の吸い難い⽔を吸おうとして、沢⼭の糖分、アミノ酸などを作り出し、⾼糖度で栄
養価の⾼い作物の栽培が可能となります。

・⽔使⽤の最⼩化 :⽔耕栽培⽐で⽔使⽤量を⼤幅に削減
・⼟壌条件を選ばない :フィルム栽培の為、⼟壌の有無/性質に関係無く少量の⽔で作物の安定⽣産可能
・⾼品質/⾼栄養価 :⾮常に味が良く、糖度や栄養価が⾼いトマトの⽣産が可能




アイメック®（フィルム農法） アイメック®システムによるトマト栽培

以上