東洋紡株式会社と当社による新型コロナウイルスに対する迅速プール検査法の開発・実用化について

2021 年 4 月 7 日
各 位
会 社 名 プレシジョン・システム・サイエンス株式会社
代表者名 代表取締役社長 田島 秀二
(コード番号:7707 東証マザーズ)
問合せ先 取締役総務部長 田中 英樹
(TEL 047-303-4800 http://www.pss.co.jp/)


東洋紡株式会社と当社による新型コロナウイルスに対する迅速プール検査法の開発・実用化について


この度、東洋紡株式会社(以下東洋紡社)とプレシジョン・システム・サイエンス株式会社(以下
PSS)が協力し、新型コロナウイルスに対する迅速プール検査法の開発・実用化に成功致しました
ので、お知らせいたします。

検体プール検査法は、唾液などの検体を複数混合して検査するもので、検査数を大幅に増や
すことができます。複数検体を同時に処理できる一方、検体の前処理に人手と時間を要することや、
プール検体で陽性を検出した場合の再検作業などにより、検体採取から結果報告までに約 2 日を
要していました。

今回、PSS が販売する全自動核酸抽出装置「magLEAD 12gC※1」に対して東洋紡社が販売す
る全自動遺伝子解析装置「GENECUBE®※2」(モデル C)を連携し、最適化させたプログラムを開
発することで、唾液検体に対して人の手をほとんど用いることなく、検体到着から結果報告まで最
短約 1 時間の迅速プール検査を実現致しました。※3

本検査法はチップ操作が不要である事に加え、設置幅が約 1m と省スペースであり、1 時間に
120 件程度の処理を行うことができます。また、既存の「magLEAD 12gC」に専用カード※4、ラック
アダプター※4を搭載するのみで速やかな運用開始が可能です。※5





※1 「magLEAD 12gC」は、最短約 27 分、最大 12 検体を同時処理可能です。

※2 「GENECUBE®」は東洋紡社の登録商標です。

※2 「GENECUBE®」(モデル C)は、最短約 25 分、最大 12 検体、24 テストを同時測定可能です。

※3 本検査法は、筑波大学 医学医療系 鈴木広道 教授が発案し、同教授の指導の下で開発されました。

※4 「magLEAD 12gC」専用カード、ラックアダプターは、PSS より 4 月中旬発売予定です。

※5 検体プール検査法実施に際しては、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 検体プール検査法の指針」

に準拠する必要があります。




以 上





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