ワクチン接種用シリンジの開発について

2021年3月29日

各 位




ワクチン接種用シリンジの開発について


このたびの新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになりました方々に心よりお悔やみを申し上げ
ますとともに、罹患された皆さまにお見舞い申し上げます。また、医療の最前線で患者様の治療のため
日々尽力されている医療関係者の方々に、改めまして心からの敬意とともに深く感謝申し上げます。


株式会社ジェイ・エム・エス(本社:広島県広島市、代表取締役社長:奥窪 宏章)は、昨年来、国から
の要請を受け新型コロナウイルスワクチンを接種するためのシリンジ(注射器)と注射針を製造販売し
ております。
このたび、米国ファイザー社製のワクチンにおいて、ローデッドスペースのシリンジを使用することで
1バイアルから6回接種できるとなったことを受け、当社におきましても1バイアルから効率的な採取を
可能とするローデッドスペースシリンジの開発を完了し、生産設備の対応ができる見通しとなりました。
当社では、様々な医療現場での使用を想定し、シリンジ本体の先端部内径を小さくし、デッドスペー
スを減らした製品と、更にデッドスペースの小さい針埋込型シリンジの針の長さを従来製品よりも 3mm
長くした 16mm の製品※を生産する予定です。
※「針埋込型シリンジ」については、社内試験で6回よりさらに1回多く採取可能であることを確認
しております。


今後、製造販売承認等の手続及び設備の変更等を行い、本年6月頃以降を目処に供給体制を整え
る予定としております。


シリンジ (上:従来製品、下:ローデッドスペース製品) 針埋込型シリンジ (上:従来製品、下:針長さ変更製品)




※新製品は識別のためにライトグリーンカラーを採用



今後、効果的・効率的なワクチン接種が進み、新型コロナウイルス感染症の一日も早い収束につな
がるよう、医療機器メーカーとして引き続き貢献してまいります。




お問い合わせ先 経営管理本部 総務部 TEL 082-243-5844

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