当社連結子会社によるH.265/HEVC エンコーダ装置開発に関するお知らせ

平成 28 年 11 月 7 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 P A L T E K
代 表 者 名 代表取締役社長 矢 吹 尚 秀
(コード番号 7587 東証第二部)
問 い 合 わ せ 先 取締役オペレーショナル
井上博樹
サービスディビジョン本部長

T E L 045-477-2000




当社連結子会社による H.265/HEVC エンコーダ装置開発に関するお知らせ


この度、当社グループの 100%連結子会社である株式会社エクスプローラ(以下、 「エクスプローラ」)
は、最新映像圧縮技術である H.265/HEVC に対応したエンコーダ装置を開発し、販売いたしますので、お
知らせいたします。



1.製品の概要

エクスプローラは、 最新映像圧縮技術である H.265/HEVC に対応したエンコーダ装置を開発いたし
ました。今回開発した H.265/HEVC エンコーダ装置は、次世代映像である 4K に対応した装置と現在
幅広く使われている 2K(フル HD)に対応した装置の 2 機種です。

H.265/HEVC 4K 対応エンコーダ装置は、4K60P に対応するとともに伝送速度 12Gb/s の 12G-SDI
が標準搭載されています。これにより、今後の 4K 映像の普及にともない求められる映像伝送インタ
ーフェースの高速化にも対応し、お客様のニーズにお応えすることが可能となります。また、
H.265/HEVC 2K(フル HD)対応エンコーダ装置は、現在広く普及している 2K(フル HD)の画質
を落とさずに従来の半分のレートで伝送できるため、多くの分野での活用が期待されます。

これらのエンコーダ装置は平成 29 年 1 月より受注を開始し、平成 29 年 4 月より出荷を開始する予
定です。

なお H.265/HEVC エンコーダ装置は、平成 28 年 11 月 16 日から幕張メッセで開催される 2016 年
国際放送機器展 (Inter BEE 2016)のエクスプローラブース(ICT/クロスメディア部門 ホール 8 8405)
にて展示いたします。

詳細につきましては、添付のニュースリリースをご覧ください。

以 上
2016 年 11 月 7 日
報道関係各位



プレスリリース
株式会社エクスプローラ


株式会社エクスプローラ、最新映像圧縮技術 H.265/HEVC に対応したエンコーダ装置を開発
~ 4K/2K(フル HD)の高画質なリアルタイム映像伝送を実現 ~

2017年1月から受注開始、11月16日から幕張メッセで開催のInter BEE 2016に出展

画像技術をコアにコーデック製品を展開している株式会社エクスプローラ(本社:北海道函館市、代表取締
役社長:矢吹 尚秀、以下エクスプローラ)は、最新映像圧縮技術であるH.265/HEVCに対応したエンコーダ装
置を開発した、と発表しました。今回開発したH.265/HEVCエンコーダ装置は、次世代映像である4Kに対応し
た装置と現在幅広く使われている2K(フルHD)に対応した装置の2機種です。これらのエンコーダ装置は2017
年1月より受注を開始し、2017年4月より出荷を開始する予定です。エクスプローラは、半導体をコアにシステ
ム提案、設計開発サービスを提供する株式会社PALTEKのグループ会社です。

米国通信大手企業のシスコシステムズ社によると、2020年のモバイルデータトラフィックは2015年と比べ8
倍まで拡大するとともに、モバイルデータトラフィックの75%が動画になると見込まれています(※)。このような
状況下において、画像圧縮によるデータ量削減は喫緊の課題であり、また通信、医療、コンテンツなど映像の
高精細化が進んでいるあらゆる産業においても高性能な最新映像圧縮技術であるH.265/HEVCが必要とされ
ています。

今回、エクスプローラが開発したエンコーダ装置は、H.265/HEVC リアルタイム ハードウェアエンコーダで
あり、放送機器で必要とされるMain 4:2:2 10ビットプロファイルをサポートしています。H.265/HEVC 4K対応エ
ンコーダ装置は、4K60Pに対応するとともに伝送速度12Gb/sの12G-SDIが標準搭載されています。これにより、
今後の4K映像の普及にともない求められる映像伝送インターフェースの高速化にも対応し、お客様のニーズ
にお応えすることが可能となります。また、H.265/HEVC 2K(フルHD)対応エンコーダ装置は、現在広く普及し
ている2K(フルHD)の画質を落とさずに従来の半分のレートで伝送できるため、多くの分野での活用が期待さ
れます。

H.265/HEVCエンコーダ装置は、2016年11月16日から18日まで幕張メッセで開催される2016年国際放送機
器展(Inter BEE 2016)の当社ブース(ICT/クロスメディア部門 ホール8 8405)にて展示します。

H.265/HEVCエンコーダ装置のスペックの詳細は、エクスプローラのウェブサイトにてご確認ください。
・H.265/HEVC 4K対応エンコーダ装置:http://www.explorer-inc.co.jp/product/ehu-2400ed.html
・H.265/HEVC 2K(フルHD)対応エンコーダ装置:http://www.explorer-inc.co.jp/product/ehu-2200ed.html

なお、4Kおよび2K(フルHD)に関するH.265/HEVCデコーダ装置は現在開発中であり、2017年7月を目途に
販売を開始する予定です。
H.265/HEVC 4K対応エンコーダ装置




4Kカメラ
4Kモニタ

3G‐SDI 4本 3G‐SDI 4本
(12G‐SDIにも対応) (12G‐SDIにも対応)

IP


EHU‐2400E DVB‐ASI デコーダ
(新製品) (開発中)


H.265/HEVC 2K(フルHD)対応エンコーダ装置




(※) 「Cisco Visual Networking Index:全世界のモバイル データ トラフィックの予測、2015 ~ 2020 年ア
ップデート」、Cisco Systems, Inc.、2016年2月

株式会社エクスプローラについて:
エクスプローラは1992年に創業し、放送機器、医療機器、製造装置、音響処理装置等の組込み機器のハ
ード設計、製造、ソフト設計からOEM供給まで手掛けています。FPGAやDSPに関する豊富な設計実績を持ち、
最先端の画像・音声処理に関して高い技術力と実績を有しています。また、設計・製造受託を行うだけでなく、
自社製品としてレート制御機能搭載H.264コーデック装置を開発し、販売しております。さらに、NEDOのベンチ
ャー支援事業に採択された「レート制御機能搭載4K対応 H.265コーデック装置実用化開発」(2013年度)およ
び「超低遅延8K対応HEVC-ECFによるハイブリッド配信装置」(2014年度)を行う等、リアルタイム伝送、低消
費電力、小型化を実現し、次世代の圧縮技術が必要と見込まれる分野に製品を提供してまいります。なお、
エクスプローラは2014年7月に半導体をコアにシステム提案、設計開発サービスを提供する株式会社PALTE
Kのグループ会社となりました。
エクスプローラに関する詳細は、http://www.explorer-inc.co.jp/ をご覧下さい。

■このプレスリリースに関するお問い合わせは下記へお願いします。

株式会社エクスプローラ 広報担当
メールアドレス : pr@explorer-inc.co.jp
住所 : 〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜 2-3-12
電話 : 045-477-2009
FAX : 045-477-2012
■この製品に関するお問い合わせは下記へお願いします。

株式会社エクスプローラ 営業担当
メールアドレス : sales@explorer-inc.co.jp
住所 : 〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜 2-3-12
電話 : 045-477-2009
FAX : 045-477-2012

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