個人投資家説明会資料

株式会社松屋アールアンドディ(証券コード︓7317)


個⼈投資家説明会資料
2022年6⽉21日
1.会社概要
2.当社の強み・特徴
3.市場環境
4.事業計画
5.成⻑戦略





会社概要(2022年3⽉末時点)

会 社 名 株式会社 松屋アールアンドディ

設 ⽴ 1982年8月7日
福井県大野市本社



本 社 福井県大野市鍬掛20-1-2 石川




資 本 ⾦ 305,619,600円
富山



代 表 者 代表取締役社⻑CEO 後藤 秀隆

⾃動⾞安全装置縫合システムの開発・製造・販売、 福井


レーザー裁断機の開発・製造・販売、 岐阜
事 業 内 容
血圧計腕帯の製造、カーシートカバーの生産、
アイソレーションガウンの製造 等 兵庫
京都 滋賀




従 業 員 数 1,442名


海外拠点︓3拠点(中国︓上海市・ベトナム︓ドンナイ省・ミャンマー︓ヤンゴン州)
拠 点
国内⼦会社︓1拠点(宮城県︓栗原市)



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縫製自動機の開発とAIラインの構築によって、
縫製業界の無人化を推進するオンリーワン企業

経営理念
Safety & Medical Healthcareを通して
科学技術の向上を図り⼈類に貢献する



事業目標
AI Sewing Robotの開発を通して、
日本版Industry4.0を⾏うリーディングカンパニーとして
縫製業界の日本回帰を促し、
日本の製造業の活性化に貢献する。

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新事業区分
事業管理区分を、ユーザーの業界区分にあわせて
医療・健康事業に貢献する「メディカルヘルスケア事業」と
人の安心・安全に貢献する「セイフティシステム事業」とする
メディカルヘルスケア事業 セイフティシステム事業
 医療・健康⽤品の製造、及び、  ⾃動⾞安全部品、内装部品、及び、その製造装置の開発・製造・販売
製造装置の開発、製造、販売  レーザー裁断機の開発・製造・販売
▼ 血圧計腕帯 ▼ 医療⽤綿棒⾃動機
▼ 3D縫製ロボット ▼ レーザー裁断機




▼ リハビリロボット ▼ ウエアラブル ▼ ステント縫製 ▼ 医療⽤ガウン ▼ エアバッグ
▼ カーシートカバー ▼ ドローン⽤エアバッグ





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沿革
⻑年にわたって培った縫製業界のロボット化のノウハウを活かして事業領域を拡大しながら成⻑
創業〜1990年代 2000年以降
売上高の推移
Safety分野に注⼒し⾃動化ノウハウを蓄積 ベトナムでの安定した収益基盤が成⻑を牽引

Healthcare分野に進出し (百万円)
CAGR
事業領域拡⼤
7000 8.5%
カーシート・エアバッグ縫製品事業に
2013.3-2022.3 アイソレーションガウン売上高

進出し売上成⻑を加速


1982  縫製関連機器の 2012  ベトナムでカーシート生産開始 5000
開発・製造・販売を開始
2014  血圧計腕帯の製造・
1987  シートベルト⽤⾃動機の 販売を目的として
製造・販売を開始 ミャンマーに⼦会社設⽴ 4000

1992  エアバッグ⽤⾃動機の 2016  初の3D縫製⽤
双腕縫製ロボットを開発 3000
製造・販売を開始
2017  エアバッグ2ヘッド⾃動
1997  レーザー裁断機を開発し、 縫製ステーションを開発
製造・販売を開始 2000
 カーシートカバーの製造・
2001  血圧計腕帯の生産を開始 販売を目的として
タカハター㈱を⼦会社化 1000
 ベトナム⼦会社にて
2007  縫製⾃動機の販売を目的として
エアバッグの製造を開始
中国に⼦会社設⽴ 0
2018  ドローン⽤エアバッグを開発し、
2008  血圧計腕帯の製造・販売を 展示会に出展
目的としてベトナムに⼦会社設⽴
2019  エアバッグ⽤
新型リニア式レーザーを開発
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グローバル生産&営業・開発体制

アジアを中心に生産拠点を設け、低コスト生産体制を構築
日本本社(福井)
• 縫製システム機器開発・製造・販売
• 海外工場の生産設備設計
• 品質管理



ミャンマー工場(Yangon)
• さらなるローコスト需要を目指す縫製部 日本
品工場 上海営業所 宮城工場(国内子会社)
• ⾃⽴した完全部品生産を目指している
中国 カーシート生産

 主な縫製部品 ベトナム
ベトナム工場向け腕帯の協⼒生産
ミャンマー ベトナム第1〜5工場(Bien Hoa)
日本、アジア向け中心の縫製部品工場




Matsuya Innovation Center(Bien Hoa) 営業または開発拠点
• 次世代縫製機器・縫製技術の開発  主な縫製部品 生産拠点
血圧計腕帯/カーシート/エアバッグクッション

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主要事業ドメイン
Safety分野 Medical Healthcare分野
エアバッグ 血圧計腕帯 リハビリロボット




カーシート ドローン用 ⼈工心臓弁 ウエアラブルセンサー
エアバッグ



ベルト Apparel分野
ダッシュボード スポーツシューズ ジーンズ




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世界初の
⾃動倉庫
カーシートスマートファクトリー構想

原反⾃動搬送




原反画像検査
AIロボット3D縫製
⾃動裁断
⾃動縫製機ライン

モバイルロボット搬送




画像検査ライン


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1.会社概要

2. 当社の強み・特徴
3.市場環境
4.事業計画
5.成⻑戦略





縫製⾃動化の内容
コンサルティングを起点に、⾃社開発のハード・ソフトを組み合わせ
人手に頼っている作業をAI搭載ロボットに置き換え、縫製ラインの⾃動化を実現する

縫製ラインで働く 縫製 検 査
現状の⼈数


約 13 名 裁断機の操作 部品の運搬 各縫製工程における
縫製機の操作
部品の運搬 ポカヨケ、目飛び・
糸抜けなどの検査


機械に置き換えて AIロボットによる⾃動化
⼈員の削減を図る 作業員のロボットによる置換と、各工程間の搬送⾃動化、生産データ集中管理を実現



裁断 縫製 検 査

⾃動化による
目標の⼈数


約 4 名※ 裁断機の操作 各縫製工程における縫製機の操作 ポカヨケ、目飛び・
糸抜けなどの検査


※過去の実績を参考に算出している数値となります。 部品の運搬

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独⾃のビジネスモデル
従来の縫製工場と違って
顧客負担で縫製⾃動機を購入するため、弊社の投資が少なく、急速な事業拡⼤が可能

お客様 ① 提案された⾃動化 松屋アールアンドディベトナム
ラインを購入いただく
② 縫製ラインを松屋ベトナムに設置


⾃動⾞業界 健康器具業界


③ 縫製品を注文


アパレル業界 スポーツ業界 ④ 縫製品を納品



縫製品製造に関するノウハウを蓄積し、
安定的に⾼い利益率を確保することが可能
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縫製品の内容

製造コストダウンと安定した品質を提供できる縫製品受託生産
継続的に発注するほどコストメリットがでる仕組み → 安定した取引を⻑期継続可能
他社に委託した場合の費用 当社に委託した場合の費用
初期投資が少ないものの、製造コストが高く、人件費が上昇傾向 初期投資が大きいものの、製造コストが安く、品質も高い
 品質は技術者によってバラつきあり  品質が高く安定している
 絶えず人件費が安い地域を探す必要あり  先進国での工場設置が可能
 24時間・365日稼働できず  24時間・365日稼働が可能


⼈件費増加の影響を受けやすい 縫製ロボット
システム化

⼤きな開き
6年目以降は
差がさらに拡⼤
人件費 人件費

ミシン
・・・
裁断機
その他費⽤

その他費⽤ 減価償却費 ・・・
減価償却費(5年償却)

機械購入 縫製品の製造 機械購入 縫製品の製造
(1年目)
(2年目)
(3年目)
(4年目)
(5年目)
(6年目)
(7年目) (1年目)
(2年目)
(3年目)
(4年目)
(5年目)
(6年目)
(7年目)

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血圧計の腕帯では世界需要の約50%を生産

2000年に当社の縫製ノウハウと特殊技術により、血圧計腕帯の縫製ラインを⾃動化

当社が腕帯の製造を⾃動化し、
世界ナンバー1の血圧計メーカーに納入

1,500万台
以上




88万台

⾃動化以前 現在
(2000年)
1.会社概要
2.当社の強み・特徴

3.市場環境
4.事業計画
5.成⻑戦略





成⻑する血圧計市場
市場環境(1)
世界血圧計人口は2025年には15億人にまで増え、血圧計市場はさらに高い伸びが期待できます。
当社グループ血圧計腕帯売上高︓4,226百万円(2022年3月期)





世界⾃動⾞販売台数推移

世界の⾃動⾞販売台数は新興国市場を中心に高い伸びが⾒込まれる
(百万台)
120 60%

予測
その他地域
100 50%
ASEAN

メルコスール市場
新興国
80 40%
中・東欧 市場

インド大陸
60 30%
中華圏

オセアニア
40 20%
日本 先進国
市場
⻄欧
20 10%
北⽶

新興国販売⽐率
0 0%



出典︓2018 IHS Markit
※先進国︓北⽶、⻄欧、日本、オセアニア
新興国︓中華圏、インド大陸、中・東欧、メルコスール市場、ASEAN、その他地域

⾃動⾞部品の世界市場
市場環境(2)
当社グループエアバッグ売上高︓162百万円(2022年3月期 収益認識基準適⽤前1,469百万円)
(億円)




注目分野
パッシブセフティ市場(内装系部品)




出典︓富⼠キメラ 報告書「2016 ワールドワイド⾃動⾞部品マーケティング便覧」 18
カーシート世界市場規模予測
市場環境(3)
世界の⾃動⾞⽤シート市場は、コロナ禍により⼀時的に減退したものの、今後も成⻑が⾒込まれ、2030年には1,340億⽶ドルにまで成⻑する⾒通し
当社グループカーシート売上高︓874百万円(2022年3月期 収益認識基準適⽤前3,159百万円)

世界の⾃動⾞用シート市場規模予測


1,500 CAGR
5.8%
1,340億米ドル
1,400
フルサイズSUV/MPVや高級⾞の
1,300
販売台数増加
1,200
1,100
1,000
アジア・オセアニア諸国や中東・アフリカ

地域など新興国の急速な成⻑が期待
763億米ドル





(実) (予)
出典︓ Report Ocean

第4次産業革命による⾃動化、DX化が加速





1.会社概要
2.当社の強み・特徴
3.市場環境

4.事業計画
5.成⻑戦略





2022年3⽉期実績︓サマリー
・対前年同期⽐において、特需であった厚生労働省からの公募案件によるアイソレーションガウンの受注がなく
なったことによる影響が大きい。(前年度アイソレーションガウン関連︓売上高2,062百万円、営業利益560百万円)
・ベトナムにおけるコロナ対策規制解除後の11月より、順調に生産が伸びたことで、前年⽐ではアイソレーショ
ンガウンの影響を除けば、増収増益となり、売上高については過去最高となった。
(単位:百万円)

2019.3 2020.3 2021.3 2021.3 2022.3
通期実績 通期実績 通期実績 通期実績 通期実績
アイソレーションガウン除く

売上高(※1) 4,504 5,042 7,269 5,206 5,640
売上総利益 959 1,207 1,645 1,061 1,187
売上総利益率 21.29% 23.94% 22.60% 20.38% 21.05%
営業利益 180 407 838 277 355
経常利益 223 380 830 269 408
税引前当期純利益 222 380 831 270 291
親会社株主に帰属する当期純利益 113 223 568 184 165
1株当たり当期純利益(円) 25.26 49.56 109.83 35.60 31.42
1.売上高については収益認識会計基準を遡及適用した金額を記載しております。
2.2019年3月期、2020年3月期の売上高の金額は収益認識会計基準を適用したとして算出した推定値となります。
3.1株当たり当期純利益は2021年9月30日における株式分割を2019年3月期の期首時点で行ったと仮定した数値を記載しております。



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2022年3⽉期実績︓年間売上⾼の推移

・アイソレーションガウンを除いて、血圧計腕帯、カーシート、エアバッグ及び縫製⾃動機の売上高については増収傾向にある。
・特に2020年3月期からは新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けても、血圧計腕帯を中心に売上高は増加となった。


年間売上高推移



CAGR 7269
8.5% 6166
6000 2013.3-2022.3 アイソレーションガウン売上高 5640

















注:2020年3月期以前の売上高は収益認識会計基準を適用したとして算出した推定値となります。
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2023年3⽉期業績予想
(2023年3月期業績予想)
・売上高については、ベトナム工場の安定稼働に加え、⾃動機の海外営業への注⼒するほか、メディカルヘルスケア
事業の新商品としてリハビリロボット事業を開始し、最終的にはアイソレーションガウンの特需を除いて、過去最高を
目指します。
・リスク要因としてコロナウイルス感染拡大による上海のロックダウン、半導体の供給不⾜及びウクライナ情勢などがあり、
今後の状況は不透明であるものの、安定成⻑を目指します。
・投資面においては2024年3月期において完成予定のベトナム新工場建設計画を推進させていく。 現在、土地取
得のための代⾦90%を支払済み。6月もしくは7月頃に取得予定。

2022.3 2023.3
実績 予想 増減率
(百万円) (百万円)
売上高 5,640 6,166 +9.3%
営業利益 355 410 +15.5%
経常利益 408 435 +6.5%
親会社株主に帰属する当期純利益 165 315 +90.6%
1株当たり当期純利益(円) 31.42 59.74 +90.1%
1株当たり配当⾦ 5円 5円 ―


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1.会社概要
2.当社の強み・特徴
3.市場環境
4.事業計画

5.成⻑戦略





成⻑戦略
メディカルヘルスケア事業およびセイフティシステム事業の拡⼤
ベトナムを中心とした生産基盤をもとに3D縫製⾃動化ラインなど⾃動化に取り組み、
メディカルヘルスケア事業及びセイフティシステム事業のそれぞれの受注を拡大

新たな業界への拡⼤
医療⽤装置の開発

リハビリ⽤ロボット事業

Medical Healthcare 最先端ウエアラブル機器

Anti Virus分野(防護服、ガウ
ン)の縫製⾃動機及び縫製品

ベトナム新規生産受託事業

3D画像処理付き
Safety System Sewing Robot
省⼒化ラインの推進

ドローン⽤エアバッグ

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Medical Healthcare 分野への事業拡⼤
PPE商品(ガウン、フェイスシールド、
キャップ)




医療用綿棒製造機


ステントグラフト縫製




リハビリロボットシステム

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新規事業及び成⻑戦略

1.人工心臓弁の縫合装置に引き続き、人口血管の製造装置等の開発。
2.EGZO Tech社製リハビリロボットの販売を開始予定。
3.リハビリ⽤ロボットの⾃社製造に加え周辺ビジネスの展開。
4.最先端ウェアラブル機器については福井県内企業と提携しながら、心拍数、
体温測定等のセンサー及びDXシステムの開発に着手。
5.3D縫製システムの開発に着手。プロトタイプを制作する予定。
6.MICにてエアバッグ⽤ラインの生産管理システムを開発。
7.ドローン⽤エアバッグ、空モビリティ⽤エアバッグの開発。
8.ベトナム新工場建設にて、生産受託事業の拡大を目指す。


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⼈工心臓弁の縫合装置機の開発
人工心臓弁のステントへの取付縫製は超精密、かつ、長時間を要する手作業
縫合補助装置により作業
の簡略化を提案





⾼感度の表⾯筋電計(SEMG)を用いた
革新的なリハビリテーションロボットの販売・製造

筋電計(Electro Myo Graphy – EMG)
筋肉が収縮するときに発生する活動電位を検
知し、筋電図で視覚的に表示します。

Luna EMGでは、
筋電計で筋肉の活動を読みとり、
動かない手足の運動をタイムリーに誘導します。
→実際に自分で手足を動かしているような感
覚をもたらし、運動学習を促進します。


活動電位
筋電図



時間
6つのアタッチメントが標準装備 上下肢の各関節に対応できます

上肢




下肢




CKC




ロボット・AI・データ管理システムに貢献
「少ない労働⼒でパフォーマンスを発揮する働き⽅」へ





Luna EMGの周辺事業展開も計画中
ー リハビリと治療のデジタル化 ー
要因・動機 リハビリテーション 自宅(日常生活)

デジタル機能(サービス)
・レポート機能強化
・カルテとの連携
発症 補完/拡張商品
・VR機器
・外科/内科的治療 ・歩行練習
Luna
・リハビリ指示 ・言語
EMG
・日常生活動作
サブスク

維持・予防 自立支援
関連商品
・靴/ウェア ・杖/歩行器
・プレフレイル ・サポーター オンライン ・福祉用具
・再発予防 販売 ・自主トレ

第59回 日本リハビリテーション医学会学術集会にて展示


今年の6月23日-25日
横浜パシフィコ展示場にて





成⻑戦略
イノベーションセンターを活用した研究開発の強化
・ベトナムのイノベーションセンターと日本本社と連携し、ロボット主体の⾃動生産ライン開発を更に強化
・イノベーションセンターにて優秀なロボットSIを多数育成
・ロボットメーカーとの業務提携も視野に入れながら、次世代縫製⾃動機の開発を促進
AIソーイングロボット
・日本とベトナムが連携してAIを開発し、
優秀な⼈材を育成し、派遣も視野に入 •双腕ロボットと画像処理システムを導⼊した3D縫製装置の開発

れていく •関連特許を日本で取得済み、アメリカにおいては査定取得、欧州、中国にて申請中



福井本社 画像AI検査システム


•エアバッグやカーシートの品質検査に使用することを目的として開発中



自社工場の生産ライン自動化

携 •ベトナム工場の生産ラインの自動化を進め、モデル生産ラインを構築中。将来的に新規事業として展開。

Matsuya
Innovation
Center 生産管理システムの開発


•これまでの生産ノウハウをもとに、誰が、いつ、どこで作業したかを詳細にトレース可能な独自の生産管理システムを開発し、早期事
業化を目指す。




ドライバー席用エアバッグ縫製自動機 …etc


•独自開発した画像認識カメラを搭載したAIロボットを7月より販売開始


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AI搭載ロボットによる3D縫製装置の開発




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最先端技術を用いたDAB全⾃動機の開発(画像処理機能付き)


ドライバーエアバッグの縫製工程の完全無人化を実現




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ドローン用エアバッグの開発に着手




安全に落下

異常検知 エアバッグ展開




エアバッグ
展開開始




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サプライチェーンの⾒直しに対応した新たな成⻑戦略を構築

1. ⽶中貿易摩擦
生産受託事業チャンス
2. 国際輸送の高騰
1. 複数調達化によるリスク緩和(中国
3. 人件費高騰 からASEAN諸国に)
4. 原材料・部品不⾜ 2. 生産地⾒直し(より安全でローコスト
な生産地への移転)
5. 国内外における移動制限
3. OEM・アウトソーシングの活⽤(ファブ
6. コロナによる操業規制 レス化により生産固定⽐率軽減)
7. 物価上昇による需要の減少 4. 政府支援⾦の活⽤
8. 脱炭素化



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競合環境︓アジアのワーカー(⼀般工職)⽉給の推移
多くの企業がアジア諸国の海外に進出しているものの、近年のアジア諸国の賃⾦高騰の中で当社のメイン工場があるベトナムはコスト
的に優位な状況にあり、新たな縫製品を受託するにあたり有利な環境にあります。
また、今後賃⾦の高騰に対して、縫製工程の⾃動化ニーズが増えてくることが予想されます。
(ドル) 中国 タイ インド ベトナム

各都市の増加率
(2002-2021)
中国
6.0倍

タイ
2.7倍

400 インド
2.1倍

ベトナム

200 2.2倍






出典︓JETRO調査資料(2018年までは、中国(大連)、タイ(バンコク)、インド(バンガロール)、ベトナム(ホーチミン)のデータを引⽤)
※インドは2004-2021の増加率
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ベトナム工場進出時の課題


1. 工場⽤地の取得が競争激化している。

2. 特にホーチミン近郊のAMATA工業団地は、低コストでレベル高いワー
カーの豊富さ故に日系企業も多く、管理面でも充実しており、入居が更
に困難となっている。

3. 生産設⽴時には、多額な初期投資と時間がかかる。

4. 国際事業環境が不安定の中、大きな固定資産を抱えることにより、需
要の増減への生産調整が難しい




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現在の松屋ベトナムの5工場を新工場に全て移管(2023年9⽉完了予定)

予定値

敷地面積
41,800㎡

建築面積
25,065㎡

緑地面積
8,542㎡

構内面積
8,193㎡


Amata Industrial Park Honai Industrial Park
距離10Km 10分

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ベトナム新工場移管に伴い、
現在の5つのレンタル工場にて新たな生産受託事業を拡⼤する
部品材料はMRD(松屋アールアンドディ)にて
調達・お客様供給のどちらも可能
部品材料・原反
製造・出荷・取引
裁断 日本・海外に松屋ベトナム
お客様 から直接搬送・取引が可能
縫製

溶着
お客様
検 査
MRD 松屋ベトナム工場
MRD技術による⾃動化・
生産管理システム導入


工場建屋、ワーカー雇用と管理、生産は全て松屋ベトナムにて一括管理
お客様は生産設備のみ一旦MRDからご購入いただき、お客様資産として、松屋ベトナムに
設置いただくことにより設備償却終了後(4~5年)、更なるコスト減となる。
なお、設備資産に関する条件は別スキームも検討可能。
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成⻑戦略 成⻑イメージ
安定収⼊を生み出すベトナムを中心とした生産基盤を活かし、次世代縫製自動機
の開発及び新規事業を中心に経営資源を投⼊し、持続的な成⻑を目指します。
(新規事業)
・リハビリ関連事業への進出、ウェアラブル機器
(売上⾼成⻑イメージ) の開発
AIソーイングロボット開発 ・ロボットSIの教育・派遣、EC事業・・・etc
メディカルヘルスケア ・ドローン⽤エアバッグの開発・実⽤化
機器の開発
ドローン用エアバッグ (⾃動機の開発・製造・販売)
当社製 SDGsへの取組
⾃動機に ・3D縫製ロボット、AI画像検査装置を活⽤した⾃
動化ラインの開発
よる工程
・業務提携により次世代縫製⾃動機の開発促進を
ベトナムを ⾃動化 ⾏う。
中心とする豊 ・欧州市場での販促強化
富な⼈材環境
持続的
成⻑可能な (安定した生産基盤)
市場環境 ・ベトナム及び国内における生産基盤を活かし、
新規顧客獲得(複数の商談あり)するほか、積
極投資
・メディカル部門(血圧計腕帯、防護服、ウェアラ
ブル等)の強化
・業務提携、M&Aを視野にした事業拡大→ベ
2022/3/31 トナム、ミャンマーとの連携により生産能⼒拡大が
縫製品 縫製自動機 新規事業 将来
可能。




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本資料の取扱について


本資料には、将来に関する⾒通しや、事業戦略が含まれておりますが、本資料作成時点にお
いて入手可能な情報に基づいて作成されたものであり、リスクや不確実性が含まれており、実際
の業績等が、これらの⾒通しや予測とは異なる結果となる可能性があります。

それらのリスクや不確実性には、⼀般的な業界、ならびに市場状況、⾦利、為替変動等の国
内外の経済状況が含まれます。

また、本資料に含まれる当社以外に関する情報は、公開情報等から引⽤したものであり、情報
の正確性、適切性等については当社は何ら検証も⾏っておらず、またこれを保証するものではあ
りません。

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