株式会社シーズ・ワンへの出資について
2023 年 4 月 25 日
各 位
会 社 名 株式会社東京きらぼしフィナンシャルグループ
代表者名 代表取締役社長 渡邊 壽信
コード番号 7173 東証プライム市場
問合せ先 広報部長 吉田 裕幸
(TEL 03-6447-5799)
株式会社シーズ・ワンへの出資について
~メディヴァグループとの連携による地域包括ケアシステムの構築~
当社グループは、下記のとおり、医療介護コンサルティングを手掛ける株式会社メディヴァ(代
表取締役社長 大石 佳能子、以下「メディヴァ」といいます。)の子会社である株式会社シーズ・
ワン(代表取締役社長 大石 佳能子、以下「シーズ・ワン」といいます。)に出資することを決定
しましたので、お知らせいたします。
記
1. 経緯・目的
メディヴァグループは、全国の病院・クリニック・介護事業者をクライアントに持ち、「患者
視点の医療改革」を実現すべく、専門的なノウハウ、医療・介護業界外のノウハウ、現場から培
った経験・能力を強みに、医療・介護業界の「健全な発展」に取り組む企業です。同グループと
きらぼしグループとは、メディヴァの創業以来、長きにわたり良好な関係を構築してまいりまし
た。
今般、メディヴァグループは、全国の病院に対する幅広いコンサルティングノウハウをシー
ズ・ワンに移管し、経営状態が悪化、若しくは後継者のいない中小病院を、住まい・医療・介護・
予防・生活支援が一体的に提供される「地域包括ケアシステム」の中核となる「コミュニティ・
ホスピタル」に転換する構想(※)
(以下、
「本事業」といいます。
)を推進すべく、同社による
資金調達を行うこととしました。
一方、きらぼしグループは、従来より医療・福祉分野を首都圏の成長性の高い地場産業と位置
づけ、医療専門部署として創設 20 年超となる「きらぼし銀行 医療・福祉事業部」を中心に多角
的なサポートに取り組んでおります。今後更なる高齢化が進展する中で、地元金融グループとし
て地域医療を支えることが喫緊の課題であるとの認識のもと、今般のメディヴァグループとの
連携を通じて、金融支援のみならず、グループ総合力を活用した中小病院の経営課題解決への取
組みを進めることといたしました。
2.出資概要
出 資 総 額 約 15 億円(2023 年 4 月以降、段階的に出資予定)
・きらぼし銀行 他、きらぼしグループ各社(グループ総出資額約 5 億円)
出 資 者
・東急不動産ホールディングス株式会社 ほか
本事業の推進を目的として、以下に充当予定。
① 病院の再生・経営・承継支援
資 金 使 途
② 医療事務、システム、採用、労務管理等のバックオフィス機能のセンター化
③ 中小病院向け DX システムの構築 など
3.きらぼしグループによる幅広いサポート
きらぼしグループは、
「金融にも強い総合サービス業」の実現を目指し、多様な機能を取り揃
えたグループ会社を展開しております。本事業においては、金融支援をはじめ、リース、信託、
メザニンファイナンスや、きらぼしコンサルティングによる医療 DX 化および業務効率化支援、
UI 銀行・きらぼしテックを中心とするデジタルを起点としたプラットフォームの活用等、グル
ープ一丸となり、幅広い分野でのサポートを行ってまいります。
<参考>
■「株式会社シーズ・ワン」会社概要
代 表 者 大石 佳能子
住 所 東京都世田谷区用賀 2-32-18-405
設 立 2000 年 7 月
株 主 株式会社メディヴァ(100%)
業 種 医療介護コンサルティング業
・病院、診療所等の経営、運営、管理およびそれらの経営のコンサルタント業務
・人間ドック施設の経営、運営、管理およびそれらの経営のコンサルタント業務
事 業 内 容
・老人ホーム、リハビリテーション施設の経営、運営、管理およびそれらの経営
のコンサルタント業務
■「株式会社メディヴァ」会社概要
代 表 者 大石 佳能子
住 所 東京都世田谷区用賀 2-32-18-301
設 立 2000 年 6 月
業 種 医療介護コンサルティング業
・病院、診療所等の経営、運営、管理およびそれらの経営のコンサルタント業務
・人間ドック施設の経営、運営、管理およびそれらの経営のコンサルタント業務
事 業 内 容
・老人ホーム、リハビリテーション施設の経営、運営、管理およびそれらの経営
のコンサルタント業務
※「コミュニティ・ホスピタル構想」の背景
日本の病院の約 7 割は 200 床未満の中小病院で、その多くは人材確保など経営課題を抱えて
います。また、医療費抑制の流れや医療スタッフの減少に伴い病院経営は今後も厳しさを増す
と予測され、より高度で効率的な経営能力が求められます。
一方、高齢化がさらに進展していくことからケアすべき患者は増加していきます。高齢者が
最期まで自分らしく過ごすためには、住み慣れた地域で暮らし続ける「地域包括ケアシステム」
の構築が求められていますが、その中核となる在宅医療の担い手が不足しています。
「コミュニティ・ホスピタル構想」では、中小病院を地域包括ケアシステムの中核である在
宅医療の担い手として、リポジショニングし、高度で効率的な経営を行うことにより発展させ
ることを目指します。また「コミュニティ・ホスピタル」を中核として地域の健康、医療、生活
を守り、地域の維持・発展をはかることを目指します。
以 上
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