フォトロン 高速度カメラ『FASTCAM Multi』新発売

各 位 平成 27 年 4 月 3 日
会 社 名 株式会社イマジカ・ロボット ホールディングス
代表者の役職氏名 代 表 取 締 役 社 長 塚 田 眞 人
(コード番号:6879 東証第一部)
取締役常務執行役員
問 合 わ せ 先 安 藤 潤
経 営 管 理 本 部 担 当
T E L 03-6741-5742




フォトロン 高速度カメラ『FASTCAM Multi』新発売
~分離/マルチヘッドタイプ、多彩な機能と充実したオプション~


当社子会社の株式会社フォトロンは、カメラヘッドとメインユニットが分離し、かつ、2 台のカメラヘッドを
1 台のメインユニットから同時に制御可能な分離マルチヘッドタイプ高速度カメラ『FASTCAM Multi』を
発売しますので、お知らせいたします。




(添付資料 全 4 枚)

株式会社フォトロン ニュースリリース
『分離/マルチヘッドタイプ、多彩な機能と充実したオプション 高速度カメラ『FASTCAM Multi』 新発売』



以上
News Release




2015 年 4 月 3 日

分離/マルチヘッドタイプ、多彩な機能と充実したオプション

高 速 度 カメラ『FASTCAM Multi』 新 発 売

株式会社フォトロン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長布施信夫)は、カメラヘッドとメインユニッ
トが分離し、かつ、2 台のカメラヘッドを 1 台のメインユニットから同時に制御可能な分離マルチヘッドタイ
プ高速度カメラ『FASTCAM Multi』を発売します。



製品名 発売日
FASTCAM Multi 2015 年 4 月 3 日

※価格はお問い合わせください。




FASTCAM Multi



製品化の背景
自動車や航空機などの産業においては、燃費向上へのアプローチとしてボディの軽量化が重要なテ
ーマとなっています。それに伴い、チタン合金、ステンレス鋼のような難削材や、CFRP(炭素繊維強化プ
ラスチック)などの新素材の導入が本格化しています。
難削材の加工においては従来通りの加工条件では工具寿命が著しく低下するため、最適な加工条件
を新たに算出する必要があり、ハイスピードカメラによる可視化ニーズが高まっています。しかし、切削加
工の可視化ではマシニングセンタの中にカメラを設置するのは困難であるため、マシニングセンタの外に
カメラを置いて撮影することが多く、被写体(ドリルなど)までの距離が長くなるのでレンズの倍率が足りずう
まく撮影ができない、などといった課題がありました。
当社では、このような課題へのソリューションとして、設置性能を重視し、「分離型」デザインを採用した
『FASTCAM Multi』を開発、発売いたします。『FASTCAM Multi』はカメラヘッドとメインユニットが分離し
ているため、小型軽量のカメラヘッドのみをアームなどに固定して設置するなど、一般的な高速度カメラで
は設置自体が困難な場所でも簡単に撮影できるのが最大の特長です。また、撮影中にカメラヘッドが破
損した場合でも、撮影済みの動画データは本体メインユニットに保存されるため、切削加工以外でも、爆
発、衝撃、恒温槽内の設置など、データ損失の危険を伴うような撮影時において、大切なデータを確実に
守ることができます。



News Release




また、CFRP などの新素材を用いたパーツの開発においては、画像から被写体のひずみ分布を計測す
ることができる DIC(デジタル画像相関)システムの導入が盛んになっています。このような DIC システムに
も高速度カメラが使用されており、引張試験、荷重試験、振動試験など幅広い分野でのひずみ計測に広
く応用されています。DIC システムでは 2 台のカメラを同期撮影することが求められますが、『FASTCAM
Multi』では、一台のメインユニットに 2 台のカメラヘッドを接続するだけで、複雑な配線や設定なしで簡単
に 2 台同期撮影を行なうこともできるため、DIC システムはもちろん、その他の 3 次元動画解析、あるいは
多アングル撮影などに最適なシステムとなっています。



『FASTCAM Multi』の主な特長
1. カメラヘッドとメインユニットが分かれている『分離ヘッド』
カメラヘッドとメインユニットが分離しており、撮影データは全てメインユニット内のメモリに保存されます。撮影
中、仮にカメラヘッドが完全に破壊されても、撮影済みのデータは守られます。

2.メインユニットにカメラヘッドを 2 台接続するだけで同期撮影が可能な『マルチヘッド』
メインユニットに 2 台のカメラヘッドを接続するだけで、2 カメラ同期撮影が可能です。多アングル撮影や DIC な
どの 3 次元動画解析システムに最適なシステム構成です。

3. RV 堅牢筺体
当社のカメラは全て山形県米沢市の自社工場で製造・出荷されています。また、メインユニット、カメラヘッド共
に内部基板部が密閉されている堅牢筺体であるため、過酷な環境下での運用も安心です。

4.モノクロ/カラーヘッドの交換が可能
カメラヘッドがメインユニットと分離しているため、カラー/モノクロのヘッド交換が可能です。プレゼン用途にカラ
ー、解析用途に高感度のモノクロなど目的に合わせたヘッド選択ができます。

5.1,280×1,024 ピクセルで 4,800 コマ/秒の撮影が可能
標準のカメラヘッド『HS-O1』は、0.98kg という小型軽量ながら、1,280×1,024 ピクセルで 4,800 コマ/秒、最高
750,000 コマ/秒という優れた撮影性能を有します。

6.多彩な専用オプション
小型軽量の最新レンズ規格である「マイクロフォーサーズレンズ」を制御ソフトからフルコントロール可能な
『Micro Four Thirds Lens Option』、カメラヘッドから電源供給が可能な『ビルトイン LED オプション』など、多彩
な専用オプションをご用意しています。




FASTCAM Multi FASTCAM Multi
標準カメラヘッド HS-01 Micro Four Thirds Lens Option





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『FASTCAM Multi』の主な仕様

モデル名、タイプ名




製品仕様





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Photron、Photron ロゴ 、すべての Photron 製品名および Photron 製品ロゴは 株式会社フォトロンの商標または登録商標です。

その他の会社名または製品名は、各社の商標または登録商標です。

【報道関係窓口】
株式会社フォトロン 販売促進室 :山下成規
電話:03-3238-2082 FAX:03-3238-2147 電子メール:yamashita@photron.co.jp
【お客様窓口】
株式会社フォトロン イメージング事業本部
電話:03-3238-2107 FAX:03-3238-2109 電子メール:image@photron.co.jp
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