「2019年度二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業」の採択に関するお知らせ

2019 年 11 月 27 日
各 位
会 社 名 株式会社多摩川ホールディングス
代 表 者 代表取締役社長 桝沢 徹
(JASDAC・コード6838)
問合せ先 経営企画部 徳本 潤弥
電話番号 03-6435-6933




「2019 年度二国間クレジット制度資金支援事業のうち
設備補助事業」の採択に関するお知らせ

当社は、既にお知らせのとおり、事業パートナーである AURA-Green Energy 株式会社とインドネシアにおい
て小水力発電事業(1.75MW)に取り組んでおり、この度、環境省および同省執行団体である公益財団法人地球環
境センター(GEC)が公募した「2019 年度二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業」に共同事業
者として申請を行い、採択されましたことをお知らせいたします。



【採択案件の概要】
案 件 名: インドネシア東ヌサ・トゥンガラ州における 1.75MW 小水力発電プロジェクト
パ ー ト ナ ー 国: インドネシア共和国
想定 GHG 排出削減量: 6,856tCO2/年
代 表 事 業 者: AURA-Green Energy 株式会社
共 同 事 業 者: PT.GISTEC PRIMA ENEGINDO


本プロジェクトは、インドネシア・東ヌサ・トゥンガラ州のフローレス島の Wae Lega 川(流域面積:20K
㎡)に 1.75MW の小水力発電施設を導入し、インドネシア国有電力会社に対して売電を行い、温室効果ガス
(GHG)の削減や、JCM クレジットの獲得による我が国の GHG 削減に貢献するものです。
東ヌサ・トゥンガラ州の電化率は 61.9%とインドネシア国内で最も低い地域であるため、本事業による電
力普及の早期実現が望まれております。
また、本事業においては、2019 年 7 月 10 日にお知らせいたしましたグリーンエネルギー余剰電力活用シ
ステム「GEMCOS」の導入を予定しております。GEMCOS は、余剰電力を蓄電・整電し、使用機器に最適な電
力の供給を可能にするシステムで、電気供給が十分でない当該地域における非常用電源や、自動車等バッテ
リーの充電の他、スマートアグリ等地域新産業育成への利活用方法を検討しています。


当社グループは、これからも CO2 削減、地球温暖化への対策に取り組み、SDGs 社会変革に対応できる事
業体制の構築に向けて取り組んでまいります。
尚、本事業の詳細につきましては順次ご報告させていただきます。


【二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism:JCM)】
日本の持つ優れた低炭素技術や製品、システム、サービス、インフラを途上国に提供することにより、途上国の温室
効果ガスの削減など持続可能な開発に貢献し、その成果を二国間で分け合う制度。
JCM によって、温室効果ガスの排出削減・吸収への日本の貢献を定量的に評価が可能となり、日本の排出削減目標の
達成に活用するものです。


以 上

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