共同出資による合弁会社設立のお知らせ

2018 年 8 月 8 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 精 工 技 研
代表者名 代表取締役社長 上野昌利
( コード番号 6834 )
問合せ先 執行役員管理部長 斎藤祐司
( TEL. 047 - 388 - 6401 )



共同出資による合弁会社設立のお知らせ

当社の子会社、杭州精工技研有限公司(中華人民共和国浙江省杭州市)は、中国の投資会社、
寧波梅山保税港区碳仲投資管理パートナーシップ企業(中華人民共和国浙江省寧波市)との共同出
資により合弁会社を設立いたしましたので、下記のとおりお知らせします。新会社では、中国国内
の最大手、準最大手規模のクラウドデータセンター及びこれに関連する企業を対象に、光通信用部
品や関連機器等を開発、販売する事業を共同展開してまいります。





1. 共同出資者
名 称 : 寧波梅山保税港区碳仲投資管理パートナーシップ企業(以下、「寧波梅山」

所 在 地 : 浙江省寧波市北侖区梅山塩場 1 号オフィスビル 11 号 1813 室


2. 合弁会社
名 称 : 浙江精工光电科技有限公司
所 在 地 : 浙江省杭州市濱江区濱康路526号(杭州精工技研敷地内)
設 立 日 : 2018 年 7 月 19 日
登録資本 : 10 百万元(杭州精工技研:2 百万元、寧波梅山:8 百万元)
事業内容 : 光通信用部品、半導体、光チップ、光コンポーネント、光通信システム及び
関連ソフトウェア等の開発及び販売


3. 合弁会社設立の目的と背景
近年、インターネット技術やセンサー技術の進化等を背景に、パソコンやスマートフォン等のイ
ンターネット接続端末に加え、自動車や家電製品、ビルや工場等、世界中の様々なモノがインター
ネットにつながり、データトラフィック量は爆発的に増大しています。並行して、これらのデータ
を効率よく管理し、利用するためのネットワークインフラとして、クラウドサービスの拡充やデー
タセンターの建設が世界的に進められています。
(参考)
ワールドワイド地域別データセンタービジネス市場規模推移・予測(2017 年実績~2023 年予測)
(百万円)
実績 見込 予測 年平均
年次
成長率
適用 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023
(‘23/’17)
日本
出荷金額 1,982,800 2,107,050 2,248,500 2,393,600 2,550,800 2,699,000 2,847,400
6.2%
前年比 ― 106.3% 106.7% 106.5% 106.6% 105.8% 105.5%
中国
出荷金額 820,000 1,140,000 1,490,000 1,850,000 1,880,000 1,900,000 1,920,000
15.2%
前年比 ― 139.0% 130.7% 124.2% 101.6% 101.1% 101.1%
その他アジア
出荷金額 930,000 1,100,000 1,330,000 1,500,000 1,570,000 1,620,000 1,650,000
10.0%
前年比 ― 118.3% 120.9% 112.8% 104.7% 103.2% 101.9%
北米
出荷金額 7,600,000 8,700,000 9,500,000 10,000,000 10,400,000 10,800,000 11,000,000
6.4%
前年比 ― 114.5% 109.2% 105.3% 104.0% 103.8% 101.9%
欧州
出荷金額 5,300,000 5,900,000 6,500,000 7,000,000 7,200,000 7,500,000 7,600,000
6.2%
前年比 ― 111.3% 110.2% 107.7% 102.9% 104.2% 101.3%
その他
出荷金額 900,000 1,100,000 1,300,000 1,520,000 1,600,000 1,650,000 1,700,000
11.2%
前年比 ― 122.2% 118.2% 116.9% 105.3% 103.1% 103.0%
合計
出荷金額 17,532,800 20,047,050 22,368,500 24,263,600 25,200,800 26,169,000 26,717,400
7.3%
前年比 ― 114.3% 111.6% 108.5% 103.9% 103.8% 102.1%
(出典:富士キメラ総研)


データセンタービジネスは北米や欧州のウェイトが高いものの、2017 年から 2023 年までの平均成
長率は中国が 15.2%と最も高くなると予想されています。データセンターでは光コネクタや光トラ
ンシーバー等の光通信用部品が大量に使用されることから、成長著しい中国の光通信市場に投資す
ることが大きなビジネスチャンスにつながると判断した次第です。


また、共同で事業を行う寧波梅山は、中国国内のデータセンターやインターネット関連の大手企
業に対して強力な営業力を有しています。新設する合弁会社では、寧波梅山からの出身者が営業活
動を担当し、光コネクタや光トランシーバー等の光通信用部品を販売します。杭州精工技研では、
これらの光通信用部品の製造を担うこととなります。


4.当期の業績に与える影響
当期の業績に与える影響は軽微であり、2018 年 5 月 11 日に公表した 2019 年 3 月期の連結業績
予想に変更はありません。



以 上

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