EMC評価の周波数上限業界最高レベルの40GHzまで測定可能な10m法電波暗室を新設

京都府城陽市寺田新池36番地
星和電機株式会社
事業戦略本部 事業企画部
TEL 0774-55-8181 FAX 0774-58-2034
証券コード 6748 （東証１部）
2020年11月10日

EMC 評価の周波数上限業界最高レベルの

40GHz まで測定可能な 10m 法電波暗室を新設


星和電機株式会社は 1997 年以来、ノイズ対策製品の開発・製造・技術支援を行ってまいりました。
このたび、安心・便利で経済的な次世代インフラ分野におけるソリューション強化の一環として、
京都府城陽市の本社工場敷地内に電磁波測定、評価を行う 10m 法電波暗室を新設いたします。

星和電機では 1997 年から 3m 法電波暗室を保有し、ノイズ対策製品の開発と対策ソリューションの
提供を行ってきました。
このたび、10m 法電波暗室の導入により、既存の対策適用製品(家電、情報機器、事務機器、医療機器、
照明機器等)に加えて、大型の産業機器や医療機器、大電力・大出力のパワーエレクトロニクス機器や
車載関連機器等の対応が可能になりました。
また、EMC 評価の周波数上限は業界最高レベルの 40GHz まで測定が可能です。これにより、次世代
スマート社会を実現する 5G 高速通信、遠隔監視・操作、自動運転、在宅診療、エッジコンピューティン
グ等の機能を備えた IoT 機器に対しても、より充実した EMC（電磁両立性）の性能評価とソリューショ
ンの提供が可能となります。




＜特長＞
10m 法電波暗室とシールドルーム各 1 基を備える新電波暗室は、幅 3m、高さ 3.6m の搬出入扉、直径
4m のターンテーブルと深さ 3m の地下ピット、および大容量(36kVA)の電源、アンプを備え、大型機器
の電磁波測定に対応しています。また、測定上限周波数を 40GHz とし、今後ますます進むと予想される
高周波化への対応も可能です。



＜10m 法電波暗室概要＞
建 設 地 京都府城陽市寺田新池 36 番地
運用開始時期 2021 年 5 月予定
建築面積 601.4 ㎡
＜主要設備＞
搬出入扉 W 3.0m×H 3.6m（段差なしバリアフリー）
ターンテーブル φ4.0m, 最大積載重量 2t
地下ピット 深さ 3m （対向機器設置可能）
供試電源容量 36kVA
壁面プロジェクタ W 3.0m×H 1.8m（ノイズレベルを大画面表示）


＜性能＞
測定項目 試験範囲 対応規格
伝導エミッション 9kHz～30MHz CISPR 11, 15, 14-1, 32
放射エミッション 30MHz～40GHz FCC Part 15 Subpart B
伝導イミュニティ 150kHz～80MHz, ～30V IEC 61000-4-6
放射イミュニティ 80MHz～6GHz, ～30V/m IEC 61000-4-3



＜問合せ先＞
星和電機株式会社 事業戦略本部 事業企画部
担 当：吉島 裕登
T E L：0774-55-8181
会社情報：https://www.seiwa.co.jp/
住 所：京都府城陽市寺田新池３６番地