大阪大学とのIoTセンサー高精度化へ向けた共同研究開発に関するお知らせ

平成 28 年 11 月 21 日
各 位
会 社 名:ウインテスト株式会社
(コード:6721 東証二部)
代表者名:代表取締役社長 奈良 彰治
問合せ先:専務取締役 樋口 真康
(TEL:045-317-7888)



大阪大学との IoT センサー高精度化へ向けた共同研究開発に関するお知らせ


当社は、今後の成長分野において新製品開発につながる産学連携の一環として、国立大学法人 大阪
大学(本部:大阪府吹田市、以下「大阪大学」
)と、IoT センサーの高精度化に向けた共同研究並びに製
品の開発を開始することを決定いたしましたので、下記の通りお知らせいたします。




1.共同研究開発の背景
今後 IoT センサーは、自動車や輸送機器、産業用ロボット等の自動制御、医療・福祉介護、農業等、
幅広い分野で活用されることが想定されるとともに、センサーを使う計測機器には高精度化が求めら
れております。
本共同研究開発では、大阪大学 大学院 理学研究科 桂 誠 助教授 *1 が進める、低周波領域から
紫外線領域までの各波長強度のセンシングにおけるノイズや波形の歪みの低減手法を確立し、データ
品質を改善することで IoT センサーの高精度化を図ります。


■共同研究開発の内容
IoT センサーの比/位相変換法と精密分光計測装置の開発 *2


2.共同研究開発の応用分野
本共同研究開発の成果は、IoT が使われるロボット分野での高精度姿勢計測センサーや、自動車分
野でのセイフティー・センサー、それらに加えて医療・ヘルスケアや農業分野における、超音波及び
紫外線から赤外線までの各種計測、診断装置に応用できる基本技術と考えております。


3.当社の産学連携について
当社は、今後の成長分野において新製品開発につながる産学連携を積極的に進めており、平成 28 年
8月1日に公表しました学校法人慶應義塾 慶應義塾先端科学技術研究センターとのロボット分野に
おける共同研究開発もその一環であります。
当社は、今後、新たな社会のニーズに応えた製品やサービスをいち早く提供出来るよう努め、早期
の安定収益確保と業績拡大を目指してまいります。


4.今後の見通し
本共同研究開発による、平成 29 年7月期の当社業績への影響は軽微であります。
以 上
*1 大阪大学理学研究科 桂誠 助教授について
研究実績
 非晶質珪酸塩の熱的安定化とそのガンマ線照射効果
 固体地球惑星物理学
 高分解能分光計測の為の電流源開発
 環境計測装置の開発
 計測工学


*2 マイクなどの低周波センサー、可視光・赤外線等の短波長センサー及びその入力デバイスは
ノイズの影響を受けやすく、入出力の特性が理想的な直線性を持っていないことが多いため、
直線性の維持及び安定化を目的にそれらを高精度に校正し、計測等を行う技術等の開発


図1




※何かのイメージ図または画像




IoT センサーはアナログ信号をデジタル信号に変換する必要があります。アナログ信号からデジタ
ル信号へ変換の際に生じる非直線性を校正して精度を高めた例(非線形誤差の校正)


以上

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