プリント配線板外観検査機VISPER710SLZ/SLWZの発売について

平成 28 年5月 25 日

各 位
シ ラ イ 電 子 工 業 株 式 会 社
代 表 取 締 役 社 長 小 島 甚 昭
(コード番号:6658)
問い合わせ先: 取締役 経営管理担当
亀 井 正 巳
電話番号:075-861-8100

プリント配線板外観検査機 VISPER710SLZ/SLWZ の発売について

当社はVISPERシリーズの最新作となる、VISPER-ZEROシリーズを開発し、その
代表モデルとなる「VISPER710SLZ/SLWZ」を発売することになりましたので、
下記の通りお知らせいたします。



1.開発の背景

VISPER-ZEROとは、初代VISPERから数えると5世代目となるモデルで、これま
でに800台以上を販売した従来モデルの顧客からの声をもとに、最終外観検査機のあるべき姿を
再考し、開発したものです。

プリント配線板の高スペック化に伴い、年々要求品質が高くなってきているなか、検査装置も
高分解能化、対象サイズ拡大、検査の高速化、検出力向上、誤報削減といった事が求められます。

VISPER710SLZ/SLWZは、現在最も要望の多い25μm□/pixel の分解能で、
50mm×50mm~300mm×360mmの対象サイズへと拡大し、かつ高速化も実現できて
おり、ご要望に応じて更なる高速化演算システムも追加仕様として対応可能となっています。
また、本装置に連続ローダーシステムを追加することにより、従来の約70%の稼働率を90%
以上にまで向上させることができるようになりました。
さらに、搭載するソフトウェアも、検出不可ZERO・誤報ZERO・操作ストレスZEROを
目指す新しいコンセプト“ZERO”を掲げ、検査アルゴリズム・GUIを一新いたしました。

これまで、検査対象であるプリント配線板の取得した画像で、欠陥が確認できているものの、
明度差が小さいことやズレが大きいことなどいくつかの要因で検出できない、又は検出しようと
すると誤報が多くなって生産性がよくないといった問題がありました。
また、要求品質が高くなるに伴って、ソフトウェアの設定箇所も多くなってきております。
VISPER-ZEROは、上記課題を細部にわたって改善し、必要とする検査品質を実現でき
るソフトウェアを開発いたしました。
2.VISPER710SLZ/SLWZの概要

検査可能サイズ:50×50~300×360(mm)
※710SLWZ・25μの場合です
分解能 :18・20・25・35(μ)
外観寸法 :W1895×H1772×D1719(mm)
重量 :約550(kg)
消費電力 :650W

3.VISPER710SLZ/SLWZの外観




4.今後の予定

標準販売価格は 18,500 千円 を予定しております(オプション・諸経費別) 。
2016年7月より日本国内での受注を開始いたします(納品は10月を予定します) 。
VISPER710SLZ/SLWZについては、年間100台の販売を計画しています。
6月1日~3日に東京ビッグサイトで開催されます JPCAshow2016 弊社ブースにて、
VISPER710SLWZの展示を行います。

当商品に関しましては、当社、VISPER・ソリューション事業部(075-803-1747)までお問い合わ
せ下さい。
以 上

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