操作性能・画質・速度・コストバランスに優れたエントリーモデル「100 series」の販売開始に関するお知らせ

2020 年 11 月4日
各 位
株式会社ミマキエンジニアリング
代 表 取 締 役 社 長 池 田 和 明
(コード番号:6638 東証第一部)
問い合わせ先 取締役経営企画本部長 清水浩司
電話番号:0268-80-0058


操作性能・画質・速度・コストバランスに優れたエントリーモデル
「100 series」の販売開始に関するお知らせ

当社は、サイングラフィックス用途に向けたRoll to Rollインクジェットプリンタ「100 series」とし
て、ソルベントインク対応モデル「JV100-160」とUVインク対応モデル「UJV100-160」の2機種を発表し、
2020年12月1日より全世界での販売を開始しますので、別紙のとおりお知らせいたします。



以上





ニュースリリース
2020 年 11 ⽉ 4 ⽇

サイングラフィックス⽤途に向けた Roll to Roll インクジェットプリンタ

「100 Series」2 機種を全世界で販売開始
>> Expert printing made easy. <<
〜操作性能・画質・速度・コスト バランスに優れたエントリーモデル〜




株式会社ミマキエンジニアリング(本社/⻑野県東御市、代表取締役社⻑/池⽥ 和明)は、サイングラフ
ィックス⽤途に向けた Roll to Roll インクジェットプリンタ「100 Series」として、ソルベントインク対応モ
デルの「JV100-160」と UV インク対応モデルの「UJV100-160」の 2 機種を発表し、2020 年 12 ⽉ 1 ⽇より
全世界で販売開始いたします。

このたび発表の「100 Series」は、これまでサイングラフィックス市場をリードしてきたミマキエンジニア
リングが、⻑年蓄積してきた「⾼画質」と「信頼性」の技術をベースに、新たに「⾼い操作性」をお客様にご
提供する製品で、プリンタの操作に習熟していない⽅でも簡単にお使いいただけます。

具体的には、プリントするメディアを付け替える際に従来⼿作業で⾏っていたドット位置補正やメディア
送り量を、プリンタが⾃動で調整する DAS(Dot Adjustment System)機能を標準装備しました。これにより、
作業負荷を⼤幅に軽減するとともに、オペレータによる調整のばらつきがない、⾼画質なプリントを安定的に
提供いたします。これに加え、NCU(Nozzle Check Unit)※1、NRS(Nozzle Recovery System)※2、MAPS4
(Mimaki Advanced Pass System4)※3 といった、ミマキがご提供するサイングラフィックスのプリントに
⽋かせない各種機能を搭載。市場で求められる⾼いレベルのプリントクオリティを実現しています。

ソルベントインク対応モデルの「JV100-160」は、乾燥性に優れたミマキの新ソルベントインクに対応。新
開発のインクは蒸発速度が速いためインク量の多い画像でもにじみが少なく、細部まで美しい表現が可能で、
屋内外⽤サインで⼀般的な塩ビ(PVC)メディアに直接描画できます。これにより、⾼い耐候性が求められる
屋外看板や広告、屋内向けサインといった⽤途において、シャープで⼈々の⽬を引くサイネージプリントを実
現し、お客様のビジネスを⽀援いたします。



また、UV インク対応モデルの「UJV100-160」は、2020 年 3 ⽉に新興国向けに先⾏販売した同製品がご好
評をいただいたため、全世界での販売を開始します。本機で使⽤される UV 硬化インクは出⼒後の乾燥不要で
すぐに施⼯可能なため、制作納期の⼤幅な短縮に貢献します。また、屋外サイネージで⼀般的な塩ビ、ターポ
リンはもちろん、布やインク受理層が無い紙、PET フィルムなどの多様なメディアに印刷ができますので、
サイングラフィックス分野の幅広いお客様にご利⽤いただける製品です。

さらに、両機種には印刷を制御する RIP(Raster Image Processor) ※4 として、新開発のソフトウェア
「RasterLink®7」を標準添付。本ソフトウェアは RIP 処理を実⾏する RIP エンジンに、デジタル印刷⽤プラ
ットフォームの世界⼤⼿である英グローバルグラフィックス社の「Harlequin RIP(ハーレクイン)」を取り⼊
れて開発しました。これにより、
「RasterLink6 Plus」と⽐べ PDF ファイルの透明効果の再現性が向上し、RIP
処理速度が平均 25%アップします。また、
「RasterLink6 Plus」の画⾯を引継ぎ、さらにお気に⼊り設定の使
いやすさを向上しました。

このように、当社の強みである⾼画質 ⾼信頼の成果物を、
・ ⾼い操作性で簡単にプリントできる「100 Series」

さらに使いやすく⾼性能・⾼速化した「RasterLink7」を広くお客様にアピールするために、
「Expert printing
made easy.」をキャッチコピーに定め、今後グローバルなマーケティングプロモーションを展開いたします。

「JV100-160」の本体価格は 168 万円(税別)「UJV100-160」は 178 万円(税別)で、操作性能・画質・

速度・コストバランスに優れたエントリーモデルとして、使⽤するインクの特性に合わせたサイングラフィッ
クス⽤途を対象に、両機種合計で年間 4,500 台(全世界)の販売を⾒込んでいます。

株式会社ミマキエンジニアリングは「新しさと違い」を経営ビジョンに掲げ、今後もお客様に付加価値を提
供するイノベーター企業として邁進してまいります。



※1 NCU :ノズルの状態をセンサーで⾃動検知し、ノズル抜けを発⾒した場合は⾃動クリーニングを実⾏する機能
※2 NRS :ノズルクリーニングでも解消されないノズルトラブルがある場合に⾃動で不良ノズルを他ノズルに代替し、安定した画質でプリン
トを継続させる機能
※3 MAPS4 :パスの境界線をグラデーション調に印字することで、バンディング(横縞)や⾊ムラ、光沢縞を軽減する機能
※4 RIP:パソコンで制作した⽂字や画像などのデータを印刷可能な形式に変換する処理


◎概要
1. サイングラフィックス⽤途向けに、インクの異なる 2 機種「JV100-160」と「UJV100-160」を
全世界で販売開始
2. 操作性能・画質・速度・コストバランスに優れたエントリーモデル
3. ⾼画質・安定印刷に加え、⾼い操作性を実現する DAS を搭載
4. NCU、NRS、MAPS4 などの機能も装備
5. PDF ファイルの再現性が向上し、処理速度が従来⽐平均 25%アップした新開発の RIP ソフトウェア
「RasterLink®7」を標準添付
◎販売予定価格 「JV100-160」 1,680,000 円(税別)
「UJV100-160」 1,780,000 円(税別)
◎販売開始 2020 年 12 ⽉
◎両機種販売予定台数 4,500 台/年(全世界)





◎オンライン製品発表会
下記の⽇程にて開催いたします。
⽇時:2020 年 11 ⽉ 17 ⽇(⽕)
時間:10:00 開始
会場:Zoom でのオンライン製品発表会
参加⽅法:Web 申込みフォームからの事前申込み
http://ur2.link/Zl8X
内容:JV100-160、UJV100-160 の製品発表、SUJV-160、DCF-605PU 等の製品ご案内


◎主な特⻑
1.Mimaki クオリティを実現する最新機能
・ドット位置、フィード⾃動補正機能「DAS」
従来は⽬視と⼿作業で⾏っていた作図調整(ドット位置補正、フィード補正)を⾃動化しました。調整にかかる
オペレータの⼿間と時間を削減し、調整のばらつきを防⽌します。


従来の作図調整
テストパターン 目視でズレ量を 再度テストパターンを出
補正値を入力 力してズレ量を確認 プリント開始
プリント 確認


「DAS」による作図調整
テストパターン出力、補
「DAS」実行 正値入力まで自動実行 プリント開始





・安定して⾼画質プリントを可能にする Mimaki テクノロジー
MAPS4
通常、パスの境界は直線になるため少しのズレにより、横シマが出るバンディングや、⾊ムラの原因になりま
す。
「MAPS4」
(Mimaki Advanced Pass System 4)ではパスの端を拡散させ、境界線をグラデーションのよう
にすることでバンディングや⾊ムラの発⽣を軽減し美しいプリントを実現します。




MAPS あり
パスの境界を拡散させるためバ
ンディングや⾊ムラを軽減して
美しい画質を実現。




MAPS なし
パスの境界線でバンディング
が発⽣。横スジや⾊ムラが⼊る
ため著しく画質を損なう。




NCU&NRS でノズル抜けを⾃動検知して復旧可能
NCU(Nozzle Check Unit)でノズルの状態を⾃動で検知します。ノズル抜けを発⾒した場合は⾃動でクリーニ
ングを⾏います。クリーニングでも解消されない場合、NRS(Nozzle Recovery System)が⾃動で不良ノズル
を他のノズルで代替するため、修理を待つことなく作業を継続できます。




2.⾼い⽣産性
最⾼ 27.4 ㎡/h の⾼速プリント
光沢塩ビ 4color の場合:6pass 20.0 ㎡/h
ターポリン 4color の場合:4pass 27.4 ㎡/h


JV150 より 180%速度 UP※5
⾼機能に⽀えられた⾼い⽣産性で短納期の仕事の受注増も望めます。
※5 JV150 と同解像度帯、6pass 印刷時の⽐較。同じ⾼速モード⽐較では 150%アップ





●JV100 の場合




3.新開発の純正 RIP「RasterLink®7」
・PDF を正確・⾼速に処理可能な RIP コアに変更されて処理速度が約 25%向上。⽣産性を⾼めます。




PDF データの特殊効果(透明効果)の再現性が UP
特殊効果のある PDF の再現性が UP。データ作成から出⼒納品まで時間ロスの⼼配なく作業いただけます。


PDF データの⾼速な RIP 処理で⽣産性が向上
RIP コアに英グローバルグラフィックス社の RIP エンジン「Harlequin RIP(ハーレクイン)
」を採⽤。処理速
度が約 25%向上し、⽣産性を⾼めます。


新機能差込印刷機能で⼀品、⼀様の印刷が可能
画像とテキストの可変・差込印刷が簡単にできるようになりました。パーソナライゼーションの印刷物など、
1 ⼈ 1 ⼈に合わせた付加価値の⾼い印刷が可能です。


UI の使いやすさが向上
よりわかりやすいシンプルな UI 設計になり、使いやすさが向上しました。よく使う設定をお気に⼊りに登録す
ると、お気に⼊りアイコン⼀つで簡単に設定を呼び出せます。


◎ 製品仕様
項⽬ JV100-160
プリントヘッド オンデマンドピエゾヘッド(2 ヘッドスタガ配列)
プリント分解能 360dpi,600dpi,720dpi,900dpi,1200dpi
インク(種類/⾊) エコソルベントインク
・AS5(C,M,Y,K,Lc,Lm,Lk,Or)
・SS21(C,M,Y,K,Lc,Lm,Lk,Or)
インク容量 【カートリッジタイプ】
600ml エコケース / 2000mlMBIS パック


インク IC インク使⽤開始時チャージ⽅式
廃インク ボトル式(2L)
プリントギャップ ⼿動 2 段階(2 / 2.5mm)
最⼤作図範囲 1,610mm
メディア 最⼤幅 1,620mm
厚さ 1mm 以下
ロール外形 φ250mm 以下
ロール重量 45kg 以下
紙管内径 2 inch / 3 inch
メディア裁断 ヘッド部カッターによる⾃動裁断
巻取・繰出 巻取(⾃動巻取)・繰出(ホルダー)
インターフェイス USB2.0, Ethernet
電源仕様 単相 AC100〜120/200〜240V±10%、50/60Hz±1Hz x2
安全規格 VCCI クラス A / FCC クラス A /CE マーキング(EMC 指令、低電圧指令、機械指
令、RoHS 指令)/ CB 認証 / エナジースター / RCM / EAC
外形⼨法(WxDxH) 2,775 x 700 x 1,392mm
本体重量 166 ㎏


項 ⽬ UJV100-160
プリントヘッド オンデマンドピエゾヘッド(2 ヘッドスタガ配列)
プリント分解能 360dpi,720dpi,900dpi,1200dpi
インク(種類/⾊) UV 硬化インク LUS-170(C,M,Y,K,W,Cl)
インク容量 1L ボトル
インク IC インク使⽤開始時チャージ⽅式
廃インク ボトル式 (2L)
プリントギャップ ⼿動 2 段階(2 / 2.5mm)
最⼤作図範囲 1,610mm
メディア 最⼤幅 1,620mm
厚さ 1mm 以下
ロール外形 φ250mm 以下
ロール重量 45kg 以下
紙管内径 2inch / 3 inch
メディア裁断 ヘッド部カッターによる⾃動裁断
巻取・繰出 巻取(⾃動巻取)・繰出(ホルダー)
インターフェイス USB2.0 / Ethernet
電源仕様 単相 AC100〜120/200〜240V±10%、50/60Hz±1Hz

VCCI-classA / FCC ClassA / IEC 62368-1 準拠 ETL / CE マーキング (EMC 指令、機
安全規格 械指令、RoHS 指令、低電圧指令) / CB 認証 / RoHS 対応 / エナジースター / RCM /
EAC
外形⼨法(W×D×H) 2,775mm×700mm×1,475mm
本体重量 167 ㎏
※記載の仕様、デザイン、⼨法などは、技術改善等により予告なく変更する場合があります
※本プレスリリースに記載されている会社名、商品名は各社の商標または、登録商標です

株式会社ミマキエンジニアリングについて
ミマキエンジニアリングは、産業用インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、3D プリンタおよびそのイ
ンク、ソフトウェアの開発・製造・販売・保守を行っています。サイングラフィックス、インダストリアルプロ
ダクツ、テキスタイルアパレルの市場に向け、プリント⼯程のトータルソリューションを提供することにより、
お客様に常に「新しさと違い」をお届けするイノベーターを⽬指しています。
企業・IR サイト: https://ir.mimaki.com/
製品サイト: https://japan.mimaki.com/


お問い合わせ
株式会社ミマキエンジニアリング
経営企画本部 IR 広報部広報グループ
〒389-0512 ⻑野県東御市滋野⼄ 1628-1
TEL 0268-80-0078 / FAX 0268-80-0041
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