メキシコ合衆国の公的機関である農業関連信託基金制度の融資対象となるアグロコストスへスーパーソルガム登録決定のお知らせ
各 位
平成 29 年 11 月 22 日
会 社 名 株式会社ソルガム・ジャパン・ホールディングス
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 赤尾 伸悟
(JASDAQ・コード 6636)
問合せ先 取 締 役 管 理 部 長 中原 麗
電 話 0 3 - 6 4 5 0 - 3 6 1 6
メキシコ合衆国の公的機関である農業関連信託基金制度の融資対象
となるアグロコストスへスーパーソルガム登録決定のお知らせ
当社完全子会社 SUPER SORGHUM ASIA HOLDINGS PTE.LTD.のメキシコ合衆国の
現地法人 SUPER SORGHUM MEXICO S.A. DE C.V. (以下、
「SSM」といいます。
)が
メキシコ国内で展開しますバイオ燃料事業について、スーパーソルガム種子がメキシコ政
府の公的機関である農業関連信託基金(以下、
「FIRA」といいます。
)の農作物融資制度の
融資条件となるアグロコストスに正式登録されましたのでお知らせいたします。
記
FIRA は金融機関を通じて、生産者や企業への支援、融資・保証・研修・技術指導・技術
移転を行うことで、メキシコ国内の農村部門、農牧畜・森林水産の開発支援を目的として
活動をしています。FIRA の農作物融資制度の融資条件となるアグロコストスとは、融資対
象作物を限定し、金融機関が農作物に関する融資の与信判断を円滑におこなうため農業生
産のコストシミュレーションツールとして、メキシコ国内で利用されています。また、農
牧畜従事者は、銀行などの金融機関に農作物に関する融資を申し込む場合、FIRA のアグロ
コストスに登録されている作物のみが融資対象となるため、栽培する農作物を選定する指
標としています。今回、スーパーソルガムが FIRA のアグロコストスに登録されたことによ
り、スーパーソルガム栽培を手掛けている農牧畜従事者は、金融機関から農作物に関する
融資を依頼することが可能となります。
このように FIRA は、公的信託基金により構成され連邦政府の公的機関として新しい農牧
畜業の事業を生み、育てることを政策的に行っており、農牧畜従事者への事業支援プログ
ラムとなる FIRA アグロコストスの登録決定は、メキシコ国内においてのスーパーソルガム
種子購入の準備資金、及びスーパーソルガムの栽培に必要な設備投資資金として活用され
ることになります。これにより、今後、SSM においても、早期売掛金の資金化等に取り組み
事業基盤の強化を図ってまいります。
■農業関連信託基金の概略
○商号:FIRA(Los Fideicomisos Instituidos en Relación con la Agricultura)
・農業牧畜養鶏保証振興基金
Fondo de Garantía y Fomento para la Agricultura, Ganadería y Avicultura (FONDO)
・農牧畜特別基金
Fondo Especial para Financiamientos Agropecuarios (FEFA)
・農牧畜融資向け技術支援保証基金
Fondo Especial de Asistencia Técnica y Garantía para Créditos Agropecuarios (FEGA)
・漁業活動向け保証・振興基金
Fondo de Garantía y Fomento para las Actividades Pesqueras (FOPESCA)
FIRA は、1954 年 連邦政府、及びメキシコ銀行により、民間金融機関の農業・牧畜部門
への融資促進という課題に取り組むため設立されました。
当時、この部門は経済活動の 4 分の 1 を占め、国民の約半数が農牧畜業に従事していたに
も関わらず、民間金融機関の農業・牧畜部門への融資は非常に少ないものでした。そのよ
うな背景の中、農牧畜業に関するプロジェクトが実現できるよう FIRA は農村地域に優遇
金利で融資を行い、生産者が必要とする技術支援を行ってきました。更に、農学、獣医、
生物学などの専門家や、金融関連では法律、経営などに関連した専門家を派遣し、金融・
技術サービスを農村地域に提供、国内の農牧畜部門において専門的な人材資源を増やすこ
とに貢献してきました。
現在、上述4つの公的信託基金により構成され連邦政府の公的機関として成り立ってい
ます。その目的は融資と割引業務により融資へのアクセスを促し、農業、牧畜、養鶏、農
産業、漁業等の農村で行われる活動に関連したプロジェクトの融資保証をすることです。
これらの信託基金は、メキシコ金融システムの経済振興信託基金の中に位置し、2段階の
階層で運営され、その資金は銀行など様々な金融仲介機関を通して配置されています。
■アグロコストス システム(スーパーソルガムにて推計)
FIRA の農作物融資制度の融資条件となるアグロコストスは、金融機関、及び農牧畜従事者
が FIRA のホームページにアクセスし閲覧できるようになっています。
■融資支援対象
・第一次生産活動
・農業産業
・流通・販売
・バリューチェーンへの組み込みに関連したサービス
■FIRA の融資内容
企業と生産者は、登録金融仲介機関を通じて FIRA の資金へのアクセスが可能です。
企業の資金フロー状況に応じて、期間と金額を定めたメキシコペソ・米ドルでの融資
<短期融資>
・準備資金、営業資金
・流通販売
・ファクタリング
・自署証書による取引
<長期融資>
・固定投資(改修、リース)
・機械・器具
・特殊車両
■FIRA の活動内容
第2層銀行として営業を行っています。国内 100 ヵ所以上の営業所を有し、幅広い技術員
ネットワークと銀行および非銀行である仲介金融機関のネットワークにより、FIRA の資金
が届くようになっています。
・銀行
・多目的金融会社 (SOFOMES)
・一般保管倉庫
・貯蓄貸付共同組合 (Cooperativas)
・民間金融会社 (SOFIPOS)
・信用組合
■ビジネスモデル
FIRA のビジネスモデルは 81 の銀行・非銀行金融仲介機関のネットワーク、そして全国の
技術員により支えられています。
■サプライヤーの融資内容
■生産性向上のための技術
生産活動のスピードを速め、その効率を向上させることを目的として、5ヶ所の技術開発
センター(以下、「CDT」といいます。)が設置されています。そこでは技術を特定し、そ
の技術の有効性を確認・実証し、研修や農牧畜生産のための様々な活動を行っています。
<技術開発センターの場所>
・CDT テソユカ(モレロス州)
・CDT タンタキン(ユカタン州)
・CDT ラ・ノリア(サンルイスポトシ州)
・CDT サルバドール・リラ・ロペス(ミチョアカン州)
・CDT ビジャディエゴ(グアナファト州)
以 上
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