SIAM STEEL GROUP傘下のSIAM FOREST MANAGEMENT COMPANY LIMITEDとのMOU締結のお知らせ
各 位
平成 29 年 12 月4日
会 社 名 株式会社ソルガム・ジャパン・ホールディングス
代 表 者 名 代表取締役社長 赤尾 伸悟
(JASDAQ・コード 6636)
問合せ先 取 締 役 管 理 部 長 中 原 麗
電 話 0 3 - 6 4 5 0 - 3 6 1 6
SIAM STEEL GROUP 傘下の SIAM FOREST MANAGEMENT COMPANY
LIMITED との MOU 締結のお知らせ
当社は、タイ王国 (以下、
「タイ」といいます。 の大手鉄鋼事業会社である SIAM STEEL
)
GROUP(以下、
「SSG」といいます。 傘下の SIAM FOREST MANAGEMENT COMPANY
)
LIMITED(以下、
「SFM」といいます。)とスーパーソルガムを原料としたバイオマス製品
(スーパーソルガムペレット、及びスーパーソルガムサイレージ飼料など)の事業化に向
けた実証試験栽培プロジェクト及びその他の将来性が見込まれる事業の構築を目的とした
基本合意(以下、 )を、平成 29 年 11 月8日付で締結いたしましたの
「MOU」といいます。
でお知らせいたします。
本プロジェクトでは、タイにおいてスーパーソルガムペレット、及びスーパーソルガム
サイレージなど様々な製品化を目的とした実証試験栽培の実施・分析・検証を実施し、事
業化実現に向けて取り組んでまいります。また、タイにおけるスーパーソルガムの栽培を
通じ、栽培地域及び地域農民の方々に利益をもたらす活動を行います。SFM は、当社が収
穫したスーパーソルガムから日本市場向けにスーパーソルガムペレット、及びスーパーソ
ルガムサイレージなどその他スーパーソルガムの製品のサンプルを製造いたします。製造
されたサンプルについては、顧客である日本国内の発電事業者に提供し燃焼試験を実施す
ることを予定しております。
記
1.本 MOU 締結の経緯・理由
近年日本のエネルギー政策は、転換期を迎えており、その政策は、方向性を示すことを
目的として平成 14 年6月にエネルギー政策基本法が施行されました。同法の規定により、
エネルギー需給全体に関する施策の長期的・総合的・計画的な推進を図るための基本的な
方向性を示したエネルギー基本計画が平成 15 年 10 月に閣議決定され、現在のエネルギー
政策全体の基礎となっています。基本方針は「安定供給の確保」「環境への適合」
、 、及びこ
れらを十分に考慮したうえでの「市場原理の活用」の三項目であり、国・地方公共団体、
事業者等の責務、エネルギーの需給施策の基本事項を定めています。
SSG は 1953 年に創業し後述する製品の分野で 60 年以上の業歴があり、洗練されたデ
ザインと卓越した技術から生産された高品質な製品をタイ国内及び世界市場に供給し、多
角的な事業展開をしています。現在の製品カテゴリーは、家具事業、建設資材・プレハブ・
モジュラー建物事業、工業用品事業、車両事業、カッティングサービス事業、再生可能エ
ネルギーの業容となり、タイ国内のリーディングカンパニーとしての地位を確立していま
す。また、SSG のグループ傘下である SFM 及び、さまざまなバイオマス製品を取り扱う
SIAM BIOMASS PRODUCT LTD.(以下、
「SBP」といいます。
)はエネルギー部門の位置
付けであり、主に海外及び日本市場向けにバイオマス燃料の供給、及びバイオマス発電・
太陽光発電・その他再生可能エネルギー事業においても積極的に取り組んでおります。特
2020 年の全世界における木質ペレット需要が 5,000
にバイオマス燃料事業につきましては、
万トン~8,000 万トンに上るとされていることに対し、その供給は 4,000 万トンに満たない
と予想されていることから、将来 SFM 及び SBP は、年間 1,500 万トンの木質ペレットを
生産供給する計画を進めております。なお、SBP
につきましては、SFM が調達及び供給するバイオマス原料を、SBP が保有するバイオマス
燃料生産工場にて加工する計画です。
現在、スーパーソルガムペレットについては、国内の石炭焚き火力発電所の混焼用バイ
オマス燃料としての引き合いがきております。今後、実証実験栽培がうまくいった場合に
おいては、SFM の信頼性・供給能力・技術力の結集により、日本市場向けバイオマス燃料
を安定的・継続的・計画的・低価格での提供を実現してまいります。
日本への輸出に関する具体的な商流計画は、SUPER SORGHUM ASIA HOLDINGS
PTE.LTD.
(以下、SSA」
「 といいます。の関連子会社である THAI SUPER SORGHUM CO.,
)
LTD.がスーパーソルガムの栽培・収穫を行い、SFM 及び SBP がスーパーソルガムペレッ
トの生産(受注生産)及びスーパーソルガムサイレージなどその他スーパーソルガム製品
の生産を検討しています。SSA は同商品の総販売代理店として日本国内の販売代理店へ販
売し、国内の物流については平成 29 年 11 月 14 日に IR 情報として公表しました「簡易株
式交換による株式会社アズシステムの完全子会社化に関するお知らせ」に記載の通り、当
社子会社化を予定しております株式会社アズシステムが受注・同商品の輸送を担う予定で
す。スーパーソルガムペレットの国内発電事業者(顧客)及びスーパーソルガムサイレー
ジなどその他のスーパーソルガム製品については、総販売代理店である SSA が SFM に紹
介を行い、マーティングや販売戦略に基づいて SSA は同商品の販売・配送の一体となった
パッケージ販売を計画しています。また、配送料金に関しても、当社独自のプライシング
サービスの展開を予定しており、当社は、スーパーソルガムの強みを活かした製品で差別
化を図り顧客の囲い込みを促進することで、最終的にスーパーソルガムの種子販売拡大に
繋げていく戦略を同時に進めてまいります。
2.SIAM STEEL GROUP の概要
■SIAM STEEL INTERNATIONAL PLC.の企業概要
・名 称: SIAM STEEL INTERNATIONAL PLC.
・所 在 地:51 Moo 2, Poochaosamingprai Road, Bangyaprak, Phrapradaeng,
Samutprakarn 10130, Thailand
・代 表 者:代表取締役社長 WANCHAI KUNANANTAKUL
・事業内容:鉄鋼事業
・資 本 金:20 億円
・売 上:単体 約 65 億円、グループ全体 約 1,600 億円
・従 業 員:単体 約 995 名、グループ全体 約 8,000 名(2017 年 10 月 31 日現在)
・設 立:1953 年(1993 年 12 月 27 日 タイ証券取引所 SET に上場)
・公式ホームページ: http://www.siamsteel.com/en/
■SIAM FOREST MANAGEMENT COMPANY LIMITED.の企業概要
・名 称:SIAM FOREST MANAGEMENT COMPANY LIMITED.
・所 在 地 : 51 Moo 2, Poochaosamingprai Road, Bangyaprak, Phrapradaeng,
Samutprakarn 10130, Thailand
・業 容:再生可能エネルギー事業
バイオマス燃料の原料向けにゴムの古木の調達、早生樹種のプランテーション
及び供給
・資 本 金: 16.5 百万円(500 万 THB、3.3 円/1THB 換算)
・設 立:2016 年6月3日
・名 称:SIAM BIOMASS PRODUCT LTD.
・所 在 地 : 51 Moo 2, Poochaosamingprai Road, Bangyaprak, Phrapradaeng,
Samutprakarn 10130, Thailand
・業 容:再生可能エネルギー事業
FSC 認証済ペレットや木質チップの生産
タイ国内で 250 のバイオマス燃料生産工場を建設計画中
製造・保管・物流を手掛け、年間最大 1,500 万トンの木質ペレットを出荷予定
■SIAM STEEL GROUP 関連会社
○Siam Steel Service Center Plc. (Thailand)
※タイ証券取引所に上場
○Panasonic Eco Solutions Steel (Thailand) Co., Ltd.(Thailand)
○Siam Okamura International Co., Ltd.(Thailand)
○Siam Okamura Steel Co., Ltd. (Thailand)
○Rich Solar Energy Godo Kaisha Co., Ltd.(Japan)
○Sri Chareon International Co., Ltd. (Thailand)
○Siam Steel OC Co., Ltd.(Thailand)
○Siam International Energy Co., Ltd.(Thailand)
○Siam New Power Co., Ltd.(Thailand)
○Siam Green Energy Plus Co., Ltd. (Thailand)
○Siam International Biomass Co., Ltd. (Thailand)
○Siam Biomass Product Co., Ltd. (Thailand)
○Siam Biomass Product – South Pra Sang Co., Ltd.(Thailand)
○Unity Service Co., Ltd.(Thailand)
○Formica (Thailand) Ltd.(Thailand)
○Siam Chitose Co., Ltd.(Thailand)
○Lucky-Kingdom Center (Nakornratchasima) Co., Ltd.(Thailand)
○Lucky-Kingdom Center (Chiangmai) Co., Ltd. (Thailand)
○Union Autoparts Manufacturing(Thailand)
○Hirokoh (Thailand) Co., Ltd. (Thailand)
3.今後について
当社は日本国内の石炭焚き火力発電所、及びバイオマス発電所をターゲットにスーパー
ソルガムペレットの積極的な営業活動を展開してまいります。また、当社の当期以降の連
結業績に与える影響等につきましては、現時点では確定しておりません。今後、開示すべ
き影響等が判明した場合には、速やかにお知らせいたします。
■ご参考
○日本国内におけるバイオマス燃料市場のターゲティングについて
日本の発電事業者における年間石炭消費量は、約 7,469 万トン。石炭とバイオマス燃料の
混焼率 5%と仮定した場合、混焼に必要なバイオマス燃料は概算で約 373 万トンとなります。
(参考文献:「石炭をめぐる現状と課題」資源エネルギー庁 / 平成 26 年5月より引用)。
また、日本政府は、2030 年エネルギーミックスの目標(電源構成目標)として、現在主
流となっている未利用間伐材等を利用した燃料が 24 万 kW なのに対して、一般木材(輸入
材)・農作物残渣を用いた燃料が 274 万~400 万 kW と 10 倍以上の目標として計画されて
います(参考文献:
「長期エネルギー需給見通し骨子(案)関連資料」資源エネルギー庁 / 平
成 27 年4月より引用)1MW 相当の発電所で年間 約 7,000~7,500 トンのバイマス燃料
。 (パ
ームヤシ殻、以下、
「PKS」といいます。
)が必要となることから、2030 年のエネルギーミ
ックスの目標を達成するには、約 2,000 万~3,000 万トンのバイオマス燃料(PKS)が必要
となります。日本国内のバイオマス発電所は建設ラッシュを迎えており、本格稼働となる
2020 年以降には約 1,000 万トン以上のバイオマス燃料(PKS)が必要となります。
(注)本 PR の公表につきましては、当社が SSG、及び SFM から名称、写真使用、及び
MOU の記載内容の公表につき許諾を取得しております。また、MOU 締結から本 PR
公表に至るまで、SSG、及び SFM からの許諾取得までに時間を要したことから、本
日の公表となっております。
以 上
SIAM STEEL INTERNATIONAL PLC.
代表取締役社長 WANCHAI KUNANANTAKUL(右)
当社 代表取締役社長 赤尾 伸悟(左)
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