新型ディーゼルエンジン燃料噴射ポンプ用「高面圧対応 樹脂バイメタル軸受」を開発

各 位 2021年10月19日
会 社 名 大 豊 工 業 株 式 会 社
代表者名 代表取締役社長 杉原 功一
コード番号 6470( 東 証 ・ 名 証 第 一 部 )
問合せ先 取 締 役 河合 信夫
電話番号 (0565)28-2225( 代 表 )




新型ディーゼルエンジン燃料噴射ポンプ用

「高面圧対応 樹脂バイメタル軸受」を開発

大豊工業株式会社(本社:愛知県豊田市、社長:杉原功一)は、新型ディーゼルエンジ
ン燃料噴射ポンプ用の樹脂バイメタル軸受「CF100」(以下「CF100」)を開発しまし
た。

燃費規制の強化や省燃費ニーズの高まりにより、ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ
は高圧化、高精度化が求められてきました。噴射圧力の高圧化にともない、燃料噴射ポン
プで使用されるすべり軸受には高面圧に耐えられる耐摩耗性と、不足しがちな潤滑環境下
での耐焼付き性の向上が要求されていました。

今回開発した「CF100」は、摺動部面に高強度PI(ポリイミド)樹脂を独自技術でコ
ーティングすることにより、従来の軸受と比較して耐摩耗性、耐焼付き性の性能を大幅に
向上することができました。また、銅焼結層レス構造を新規採用することにより、バイオ
ディーゼル燃料使用時の銅合金腐食・デポジット生成に対する信頼性を向上させました。

「CF100」は従来を上回る超高圧が要求される次世代燃料噴射ポンプに採用され、ディー
ゼルエンジンの燃費向上と排出ガスのクリーン化に貢献しています。

今後、燃料噴射ポンプ以外でも、厳しい潤滑環境下で高面圧に対応可能なすべり軸受と
して「CF100」の用途拡大を図ってまいります。



<CF100 の特長>※当社従来材比(自社評価)
・耐摩耗性 70%向上
・耐焼付き性 60%向上
・耐疲労性 25%向上

大豊工業株式会社は、引き続き高性能な軸受材料の開発を通して自動車の環境性能向上
に貢献してまいります。
以上

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