国土交通省作成の「3次元計測技術を用いた出来形管理要領」に基礎工(矢板工・既製杭工)が新設

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2022 年 9 月 7 日
株式会社技研製作所



国土交通省作成の「3次元計測技術を用いた出来
形管理要領」に基礎工(矢板工・既製杭工)が新設
~「インプラント NAVI®」の技術が認められる~

国土交通省が進めている i-Construction※ の取り組みの一環として作成されている「3次元計測技
術を用いた出来形管理要領」に基礎工(矢板工・既製杭工)が本年度から新設され、運用が開始され
ました。
(一社)日本建設機械施工協会を通じて、株式会社技研製作所(本社:高知市、代表取締役社長:
森部慎之助)とグループ会社のシーアイテック株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:水戸部正
智)が共同開発し、既に現場で実績のある杭精度管理システム「インプラント NAVIⓇ」を、矢板工・
既製杭工の施工管理技術として提案したところ、現場審査などを経て TS 等光波方式についての要領
として新規掲載されました。
ゼネコン等の受注側にとっては、ICT 活用工事で要領に沿った技術の提案や現場導入を行うことで、
総合評価や工事成績評定で加点評価される大きなメリットがあります。ICT 活用工事が推進される中、
本件は「インプラント NAVIⓇ」の普及拡大とともに「インプラント工法®」のさらなる発展を後押し
する追い風となります。
※ ICT を建設現場に導入し、建設生産システムの生産性向上を図る取り組み。




出典:「ICT の全面的な活用」の実施に関して(国土交通省)
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001471967.pdf




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■ICT 施工の基準類作成の取り組み
【労働力不足、生産性の低さの解消狙う】
日本の建設業界は少子高齢化を背景とした労働力不足と生産性の低さが課題となっており、国は課
題解決に向けて i-Construction の推進によって省人化や生産性の向上を図っています。ICT 施工の
拡大を後押しする基準類作成の取り組みは i-Construction の一環で 2016 年より進められています。


【ICT 活用工事は年々増加】
ICT 活用工事は年々増えています。国直轄土木工事の実施件数は 2016 年度の 584 件から 2020 年
度には 2,396 件に急増。都道府県・政令市においても、土工は 2017 年度の 291 件から 2020 年度
には 1,624 件に増えています。同年度より国直轄土木工事において、ICT 活用工事等で適用する技術
や NETIS(新技術情報提供システム)※登録技術といった新技術の活用が原則義務化されたこともあ
り、今後も増加が見込まれています。
※ 公共工事において、民間事業者等が開発した新技術を誰もが検索、利用できるように整備されたデータベース。
国土交通省が運営しています




出典:2021 年 7 月 14 日第 13 回ICT導入協議会「ICT施工の普及拡大に向けた取組」(国土交通省)
https://www.mlit.go.jp/common/001415324.pdf




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■インプラント NAVI
「インプラント NAVIⓇ」は、杭上部に設置した光学装置「360°プリズム」と計測機器「トータル
ステーション」で杭の座標位置や貫入深度、変位、傾斜データをリアルタイムに取得することで、杭
一本ごとの精度管理と修正対処を行えるシステムです。電子納品用の出来形帳票を自動作成できるほ
か、杭の設計データと合わせた 3 次元出来形図の作成により「地下を可視化」することも可能。品質
管理の向上、出来形管理の省力化、コスト削減などを実現する技術として利用が広がっています。




■NETIS の事後評価で「VE 評価」に
「インプラント NAVIⓇ」は 4 月、NETIS の事後評価で、継続調査等の対象としない(評価の確定
した)技術として「VE 評価」を受けました。NETIS 登録後、活用の効果が優れている技術は「活用
促進技術」として VE 評価を受け、当初登録の翌年度から 10 年間の長期にわたり掲載されます(通
常は5年。「インプラント NAVIⓇ」は 2029 年度まで掲載)

NETIS 登録技術の提案や工事への活用を行った場合、効果に応じて総合評価や工事成績評定で加
点されるため、建設現場でのさらなる活用が期待できます。




■技研グループ概要
「圧入原理」を世界に先駆け実用化した杭圧入引抜機「サイレントパイラー Ⓡ 」を製造開発し、
その優位性を生かしたソリューションを提案・実践しています。無振動・無騒音、省スペース・
仮設レス、地震や津波、洪水に耐える粘り強いインフラの急速構築――。圧入技術が提供するオンリー
ワンの価値は、世界の建設課題の解決や国土防災に貢献しており、採用実績は 40 以上の国と地域に
広がっています。




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【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社技研製作所 経営戦略部
高知本社/高知県高知市布師田 3948 番地 1
TEL:088-846-6783(平日 8:00~17:00) 広報担当:林
東京本社/東京都江東区有明 3 丁目 7 番 18 号 有明セントラルタワー16 階
TEL:080-3712-7614 広報担当:吉野
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