道路・軌道の異常度診断ビッグデータ共有システム〔※ROAD-S(ロードス)〕の進捗状況につきまして

平成 31 年3月 25 日
各 位
会 社 名 株式会社土木管理 総合試験所
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 下平 雄二
(コード番号:6171 東証第一部)
問合せ先 常務取締役管理部門長 掛川 明彦
(TEL.026-293-5677)



道路・軌道の異常度診断ビッグデータ共有システム〔※ROAD-S(ロードス)〕の

進捗状況につきまして

※ROAD-S:Three Dimensional Road Scan Big Data Sharing System for LCC Management


システム概要
ROAD-S(ロードス)とは、老朽化したインフラストックの維持管理問題解決のために開発したシ
ステムであり、当社が参画している SIP(戦略的イノベーションプログラム:内閣府主催)にて研
究開発された技術を東京大学と共同にてさらに開発・進化させたシステムであります。
当社の3Dレーダ探査車RSV(ロードスキャンビークル)を用いて高速調査したデータを AI・
解析アルゴリズムによって高速解析・診断を行い、可視化した診断データをビッグデータ化しイン
ターネットを介して何時でも閲覧できるシステムであります。インフラの維持管理における「計画」、
「調査」、「設計」、「工事」に関わるあらゆるユーザーならびにプロセスで利用でき、基礎デー
タとして活用することで LCC(ライフサイクルコスト)を最小化することが期待できます。
診断項目としては、・路面下の空洞診断 ・橋梁床版診断 ・埋設管状況 ・舗装体診断、に加
えレーザー装置を追加したことにより、新たに・舗装面のひび割れ診断 ・舗装面わだち掘れ診
断 ・舗装面の平坦性診断の調査が可能となりました。1度の走行で上記7項目のデータが取得で
きる優れたシステムであります。


進捗状況
現在、東京、大阪、愛知、京都、長野、九州地方等の10自治体にて試行導入を行っており、具
体的には(公開の了承を頂いている先として)、佐賀県、松本市、安曇野市、北九州市にて試行し
ております。
正式な受注につきましては、まだ契約に至っておりませんので具体的には申上げられませんが、
3自治体にて来年度(2019 年4月~)の予算取りまで進めて頂いております。
今年度中には収益化できるものと期待しております。


今後の展開
2020 年度までには、10自治体との契約を目標に営業展開を進めてまいります。
社内では ROAD-S(ロードス)等の新規高度技術開発部門 DKC(土木管理コンサルタントラボ)を
立上げ、さらなる技術開発とサービスの向上に努めてまいります。
参考資料




3Dレーダ探査車 RSV(ロードスキャンビークル)3号機



以上

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