東南アジアにおける自然エネルギー事業への出資・参画に関するお知らせ

平成 28 年9月9日
各位
会 社 名 株式会社エンバイオ・ホールディングス
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 西 村 実
(コード番号:6092)
問合せ先 取 締 役 中 村 賀 一
(TEL.03-5297-7155)



東南アジアにおける自然エネルギー事業への出資・参画に関するお知らせ


株式会社エンバイオ・ホールディングスは、当社の中期経営計画の自然エネルギー30MW
構想の一環として、東南アジア地域におけるバイオマス発電(ガス化)事業に参画するこ
とを決定し、Carbon & Volts Sdn. Bhd.(以下 C&V という)への出資を行いましたのでお
知らせいたします。当社の出資額は 90 万米ドル(シェア 40%)です。


1.概要
本バイオマス発電事業は Renewables Plus Sdn. Bhd.(以下 R+という)とマレーシアで
の合弁会社 C&V を通じて行います。R+はバイオマスガス化設備のエンジニアリング会社
であり、ヨーロッパや東南アジアにおいて多数の EPC 実績(使用するバイオマス燃料に合
わせたオーダーメイド設計が可能)がございます。
バイオマスガス化発電とは、木質バイオマス等から可燃性ガスをつくりエンジンの燃料
とする方式です。小規模でも発電効率が高く、直接燃焼方式と比較して必要バイオマス量
は少なく発電できるのが特徴です。
本バイオマス発電事業では、当面タイ及びマレーシアにおいて 0.5~3.5MW クラスの発電
所の建設及び運営に着手する予定であり、最初のプロジェクトとして、2017 年 7 月にタイ
西部にて 3.3MW のバイオマス発電(ガス化)による売電を開始する予定であります。(タ
イにおけるバイオマス発電事業は、C&V が W2E Holdings Co.,Ltd.に 20%出資することで
事業を行う予定であります。)


2.当社が取り組む意義と目的
当社は現在、地盤の環境・エネルギーに関わる問題解決を担う専門企業集団として、中
国、台湾、韓国、タイをはじめとするアジア諸国にて環境ビジネスを展開しております。
本バイオマス発電事業により、近年電力需要が増加している東南アジア地域での安定的
な電力供給ができるものと考えております。タイ、マレーシアをはじめとする東南アジア
の地域では竹、もみ殻、ユーカリ、PKS、EFB、ネピアグラス、鶏糞などが廃棄物として
処理または放置されており、それらをバイオマス燃料とすることで、地域産業事業振興お
よびエネルギー利用の効率化にも貢献してまいります。


3.東南アジア(タイ、マレーシア)のマーケット環境
近年、東南アジア地域では経済成長に伴い電力需要が増加しております。
タイでは天然ガスへの依存度が高く、マレーシアでは石炭火力に依存しているため、両
国とも再生可能エネルギーは多様化のオプションとして位置付けられております(固定価
格買取制度あり)
。また、タイ、マレーシアをはじめとする東南アジア諸国では、電力の分
散化と安定供給が課題となっており、当社ではバイオマスを含む再生可能エネルギーは電
力問題改善の一翼を担うものと考えております。


【R+社概要】
名称 :Renewables Plus Sdn. Bhd.(http://www.renewablesplus.com/)
所在地 :Kuala Lumpur, Malaysia
設立 :2004 年
代表者 :Arman Massoumi
事業内容:バイオマスガス化発電設備の EPC、システムインテグレーター


【C&V 社概要】
名称 :Carbon & Volts Sdn. Bhd.
所在地 :Kuala Lumpur, Malaysia
設立 :2015 年
代表者 :Arman Massoumi
事業内容:バイオマスガス化発電などの再生可能エネルギー事業


【W2E 社概要】
名称 :W2E Holdings Co.,Ltd.
所在地 :Bangkok, Thailand
設立 :2015 年
代表者 :Nash Purswani
事業内容:タイ国内のバイオマスガス化発電などの再生可能エネルギー事業


【本リリースに件に関するお問合せ先】
株式会社エンバイオ・ホールディングス 経営企画室
TEL.03-5297-7155 E-mail:info@enbio-holdings.com

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