トヨタ新型「MIRAI」向けサスペンション用ばね、水素タンク固定ばねを供給

2021 年3月 23 日
各 位
会 社 名 中 央 発 條 株 式 会 社
コード番号 5992 東証・名証第1 部
代 表 者 代表取締役社長 髙 江 曉
問合せ先 総合企画部長 矢 澤 文 希
T E L 0 5 2 - 6 2 4 - 8 5 5 0


トヨタ新型「MIRAI」向けサスペンション用ばね、水素タンク固定ばねを供給

~クリーンでサステイナブルな低炭素社会の実現を目指して~

中央発條株式会社(本社:名古屋市緑区、代表取締役
社長:髙江暁)は、2020 年 12 月 9 日に発売のトヨタ自
動車株式会社の FCV(燃料電池車)新型「MIRAI」向け
に、当社の「サスペンション用ばね」「水素タンク固定

用ばね」が継続採用および一部新規採用されましたの

写真提供:トヨタ自動車株式会社 で、お知らせ致します。


■水素タンク固定用ばね
高圧水素タンクと車体との締結帯のジョイント部に使用される製品。 Coverv
水素は約 70MPa の高圧縮状態でタンク内に貯蔵されており、その貯蔵された水素と空気
中の酸素が反応して発電し、モーターを駆動させることにより FCV は走行。
走行によるタンク内の水素の消費に伴う圧力低下によりタンク本体も収縮するが、 これら
のタンク収縮時でもタンクの締結帯が緩むことなく車体に保持される機能を担っている。
ばねが常時締結状態で、負荷が加わった状態のため、 「耐へたり特性」が求められ、この
「耐へたり特性」を実現するため、材料の選定および製造工程に工夫を行っている。



水素タンク




■サスペンションばね
環境重視の FCV でありながらも高い操縦安定性と乗り心地を実現。
また最大限の車室内スペースを確保するため、通常ばねよりもばね定数を柔らかくし、巻
外径を小さくして巻数を増加するなど性能を追究した最適設計技術を施し、軽量化に貢献
する独自高強度材料を用いた。さらに従来技術では困難であったばねの製造を実現する独
自の環境に優しい高精度冷間ばね製造技術など、当社の技術を結集させた製品。



今後も企業理念の「創る技術を社会に活かす」ために、FCV の基幹部品を担うことにより、
クリーンでサステイナブルな低炭素社会の実現に貢献して参ります。

3218