脱炭素化の実現に向けて、CO2排出量削減の新たな中間目標を設定

2022 年6月 20 日
各 位
会 社 名 株式会社 LIXIL
代 表 者 名 代表執行役社長 兼 CEO 瀬戸 欣哉
(コード番号 5938 東証プライム市場・名証プレミア市場)
問 合 せ 先 常務役員 IR 室 室長 平野 華世
(TEL. 03-6706-7001)




脱炭素化の実現に向けて、CO2排出量削減の新たな中間目標を設定


株式会社 LIXIL(以下 LIXIL)は、環境ビジョン「Zero Carbon and Circular Living(CO2 ゼロと
循環型の暮らし)
」を掲げ、2050 年までに事業プロセスと製品・サービスによる CO2 排出量を実質ゼ
ロにすることを目指した取り組みを強化しており、この度、CO2 排出量削減に関する 2031 年3月期ま
での中間目標を更新しましたので、お知らせいたします。


また LIXIL では、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の提言に基づき、気候変動問題が
LIXIL に及ぼすリスクと機会の特定・評価を行い、情報開示フレームワーク(ガバナンス、戦略、リ
スク管理、指標と目標)に沿った情報開示を行ないました。


詳細および TCFD の提言に基づく開示資料へのリンクは、添付のお知らせをご参照ください。




以上
報道関係各位

2022 年 6 月 20 日
株式会社 LIXIL
お知らせ


脱炭素化の実現に向けて、CO2 排出量削減の新たな中間目標を設定

株式会社 LIXIL(以下 LIXIL)は、環境ビジョン「Zero Carbon and Circular Living(CO2 ゼロと循環型の暮ら
し)」を掲げ、2050 年までに事業プロセスと製品・サービスによる CO2 排出量を実質ゼロにすることを目指
した取り組みを強化していますが、この度、CO2 排出量削減に関する中間目標を更新しましたので、お知ら
せいたします。


LIXIL では、従来から全社におけるエネルギー使用量の削減を進め、事業で使用する電力の再生可能エネルギ
ー化を推進してきましたが、これまでの進捗をふまえた上で、CO2 排出量削減に向けた中間目標を刷新し、
2030 年度までにスコープ1およびスコープ 2※1 における CO2 排出量を 2019 年度比 50%削減、スコープ 3※2
を 30%削減とさらに高い目標を設定しました。これは、国際的な気候変動イニシアチブである Science Based
Targets initiative(SBTi)が、産業革命以前からの世界の気温上昇を 1.5℃に抑えることを目指す「1.5℃水準」
に合致したものであり、当社では SBT 認証を更新する予定です。※3


Technology Innovation 本部を統括し、環境戦略委員会委員長を務める迎宇宙は、次のようにコメントしてい
ます。
「この度、LIXIL では温室効果ガス排出量削減に向けた中間目標を刷新しました。
『世界中の誰もが願う、
豊かで快適な住まいの実現』という当社の存在意義を追求することは、持続可能な住まいと暮らしを支える
ということでもあります。私たちは、世界各地で生産工程における再生可能エネルギーの利用を促進し、エ
ンドユーザーのエネルギー使用を低減する先進的な製品の開発に加え、社会全体の CO2 削減につながるリサ
イクル素材の活用を通じた循環型社会への転換を推進することで、環境ビジョン 2050 の達成に向けて着実
に前進しています。」


当社では、新たに設定した中間目標の達成に向けて、グローバルに展開する全事業において、エネルギー消
費量の削減を年々加速させる取り組みを強化していきます。具体的には、空調の効率向上から、エネルギー
消費量の多いプロセスの効率化、化石燃料や電力の使用量削減といった取り組みを推進していきます。また、
LIXIL の水栓金具を生産する海外工場をはじめ、各地域の拠点における再生可能エネルギーへの切り替えや、
工場内に設置された太陽光発電システムの拡張など、再生可能エネルギーの利用拡大を通じて、CO2 排出量
削減につなげていきます。さらに、サプライヤーと協働し、より低炭素な原材料や部材の使用を進めること
で、CO2 排出量の削減につなげていきます。


LIXIL では、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の提言に基づき、気候変動問題が LIXIL に及ぼす
リスクと機会の特定・評価を行い、この度、情報開示フレームワーク(ガバナンス、戦略、リスク管理、指
標と目標)に沿った情報開示を行ないました。気候変動が LIXIL の事業に与える実際の影響と潜在的な影響を
いかに評価し、当社が重要なリスクであると判断した場合には、そのリスクをどのように管理するかを示し
ています。


脱炭素化に向けた取り組みは、TCFD の開示項目にも含まれていますが、こうした動きに伴い、例えばエネル
ギー効率の高い高性能住宅への転換が急速に進み、新たなビジネスチャンスにつながる可能性があります。
こうした点から、上記対応に加えて、国内事業においては、戸建て住宅向け高性能窓をはじめ、節湯水栓・
節水型トイレの販売構成比を高めることを、気候関連の機会を評価する指標として設定しています。この目
標の達成に向けて、住宅やビルのエネルギーや水の使用量を削減する環境配慮型商品のラインアップを拡充
し、将来の事業成長へとつなげてまいります。


詳細は、TCFD の提言に基づく開示資料をご覧ください。


※1.スコープ 1、 2:自社で使用した燃料、電気に伴う温室効果ガス排出

※2 スコープ 3:調達や製品の使用など、サプライチェーン上での温室効果ガス排出。2030 年度目標においては、製品の使用においては給湯エネルギーな
ど間接的に消費するエネルギーによる排出量を除く

※3 スコープ 3 の目標は、SBT の well-below 2℃水準




About LIXIL
LIXIL は、世界中の誰もが願う豊かで快適な住まいを実現するために、日々の暮らしの課題を解決する先進的なトイレ、
お風呂、キッチンなどの水まわり製品と窓、ドア、インテリア、エクステリアなどの建材製品を開発、提供しています。
ものづくりの伝統を礎に、INAX、GROHE、American Standard、TOSTEM をはじめとする数々の製品ブランドを通して、
世界をリードする技術やイノベーションで、人びとのより良い暮らしに貢献しています。現在約 55,000 人の従業員を擁
し、世界 150 カ国以上で事業を展開する LIXIL は、生活者の視点に立った製品を提供することで、毎日世界で 10 億人以
上の人びとの暮らしを支えています。
株式会社 LIXIL(証券コード: 5938)は、2022 年 3 月期に 1 兆 4,286 億円の連結売上高を計上しています。
LIXIL グローバルサイト:https://www.lixil.com/jp/
LIXIL Facebook(グローバル向け) :https://ja-jp.facebook.com/lixilglobal/
LIXIL Facebook(日本国内向け):https://www.facebook.com/lixilcorporation

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