SBTイニシアチブによる「1.5℃目標」認定取得およびTCFD 提言に基づく情報開示のアップデートに関するお知らせ

Press Release


各位

2023 年 3 月 8 日




SBT イニシアチブによる「1.5℃目標」認定取得および
TCFD 提言に基づく情報開示のアップデートに関するお知らせ


当社グループは、2030 年に向けて定めた温室効果ガス(以下、
「GHG」
(Green House Gas)
)排出量削
減目標において SBT イニシアチブから「1.5℃目標」としての認定を取得したこと、および TCFD 提言
に基づくシナリオ分析をアップデートしたことをお知らせいたします。

1.SBT イニシアチブによる「1.5℃目標」認定取得
当社グループは、2050 年長期目標として、CO2 排出量を大幅に削減し、カーボンニュートラルを実
現することを目指しております。
このたび、中長期的な環境目標である「Eco Action Plan 2030」で定めた、2030 年における中長
期的な GHG 排出量削減目標において、国際的な環境団体である SBT(Science Based Targets)イニ
シアチブ*から、
「1.5℃目標」での認定を取得しました。

* SBT イニシアチブ:
企業の GHG 削減目標が科学的な根拠と整合したものであることを認定する国際的なイニシアチブ




【認定された当社の「Eco Action Plan 2030」における CO2 排出量削減目標(2030 年度目標)】

事業活動での CO2 排出量(Scope1・2)
50%削減 ※2019 年度比
サプライチェーンでの CO2 排出量(Scope3)
30%削減 ※2019 年度比

当社グループでは CO2 排出量の算定にあたっては、GHG プロトコル*に基づいた算定をしていま
す。
* GHG プロトコル:
GHG の排出量を算定・報告する際の国際的な基準。多くの国際的イニシアチブにおいて、
GHG 排出量の算定・報告の基準として推奨されている。
2.TCFD 提言に基づく情報開示のアップデート
当社は、2022 年 5 月に「気候変動関連財務情報開示タスクフォース」
(以下、
「TCFD」
)のフレーム
ワークに基づく気候変動への取り組み状況に関して開示いたしましたが、このたび、シナリオ分析
の対象事業を拡充し、分析結果の一部をアップデートしました。

2022 年 5 月時点においては、国内包装容器事業(金属容器・プラスチック容器)を対象としたシ
ナリオ分析を行っておりましたが、このたび、国内の包装容器事業(紙容器・ガラス容器)
・鋼板関
連事業・機能材料関連事業を加え、改めてシナリオ分析を実施しました。
・気候変動政策が導入される 1.5℃および 2℃シナリオにおいて、従来と同様、GHG 排出への炭素
税賦課により操業コストが上昇するリスクおよび「Eco Action Plan 2030」の実現によるその
コストの低減が確認できたことに加え、気候変動にともなう機会として、鋼板関連事業領域に
おける EV・PHEV 用途の電池部材に関する需要増加が大きく貢献する可能性があることを確認し
ました。
・2023 年度は、シナリオ分析の対象範囲を海外も含めたグループの全事業領域に広げてまいりま
す。


(ご参考)
アップデートしたシナリオ分析結果等の詳細については、当社 HP の「気候変動への取り組み
(TCFD 提言への対応)」をご参照ください。
https://www.tskg-hd.com/csr/environment/climate_change/




当社グループは、社会や地球環境について長期的な視点で考え、すべてのステークホルダーの皆様
に提供する価値が最大化するよう、2050 年を見据えた「長期経営ビジョン2050『未来をつつむ』

を 2021 年 5 月に策定しました。当社グループの目指す姿・ありたい姿を「世界中のあらゆる人びとを
安心・安全・豊かさでつつむ『くらしのプラットフォーム』
」と位置づけ、
「多様性が受け入れられ、一
人ひとりがより自分らしく生活できる社会の実現」
「地球環境に負荷を与えずに、人々の幸せなくらし
がずっと未来へ受け継がれる社会の実現」を目指し、事業活動を推進してまいります。




■本リリースに関するお問い合わせ先
サステナビリティ推進部 コーポレートコミュニケーショングループ
TEL:03-4514-2026 Mail:tskg_contact@tskg-hd.com




以 上

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