サステナビリティへの取り組みに関するマテリアリティ(重要課題)特定のお知らせ

2022 年 11 月 11 日
各 位
会 社 名 古河機械金属株式会社
代 表 者 名 代 表 取 締 役 社 長 中戸川 稔
(コード番号 5715 東証プライム)
問合せ先責任者 サステナビリティ推進部長 松尾 吉晃
(TEL 03-6636-9501)

サステナビリティへの取り組みに関するマテリアリティ(重要課題)特定のお知らせ

当社グループは、 経営理念の具現化と社会課題の解決により一層尽力していくため、 2013
年に特定した CSR 重点課題を見直し、本日開催の取締役会において、2021 年 12 月に制定し
た「サステナビリティへの取り組みに関する基本方針」に基づく 10 項目のマテリアリティ
(重要課題)を下記のように特定する決議をいたしましたので、お知らせいたします。
なお、マテリアリティ(重要課題)への取り組みに関する施策等についても検討を進めて
おり、決定次第、速やかにお知らせいたします。
決定した施策等について着実な PDCA を実践することで、「2025 年ビジョン」にも明記し

ている「CSV の視点を織り込んだ『マーケティング経営』 による古河ブランドの価値向上」
および「当社グループの CSR/ESG 課題に配慮した事業運営の実践による企業価値の向上」
を強力に推進し、社会および当社グループの持続的な成長と中長期的な企業価値向上の実
現を目指します。
その他詳細につきましては、別紙をご覧ください。

※CSV(Creating Shared Value:共通価値/共有価値の創造):企業が社会問題や環境問題などに関わる社
会課題に取り組み、社会価値と企業価値を両立させようとする経営フレームワークです。



サステナビリティへの取り組みに関するマテリアリティ(重要課題)
攻め:CSV 課題
事業を通じた「社会課題」の解決に関するマテリアリティ(重要課題)
・環境に配慮した製品・技術・サービスの提供
・お客さまの課題解決への貢献
・インフラ整備など安全で快適な社会づくりへの貢献
守り:CSR/ESG 課題
成長に向けた経営基盤の整備に関するマテリアリティ(重要課題)
・事業活動における気候変動対策の推進
E(環境)
・生物多様性保全活動の推進
・健康に配慮した安全で働きがいのある職場環境の整備
S(社会) ・多様な人材の確保と育成
・人権を尊重した経営の推進
・全社的リスクマネジメント体制の整備
G(企業統治)
・コンプライアンスの徹底
以上
≪問合せ先≫
古河機械金属株式会社 経営企画部 広報・IR 課 TEL 03-6636-9501
(別紙)


1.古河機械金属グループ サステナビリティへの取り組みに関するマテリアリティ(重要課題)


攻め:CSV課題
関連する主なSDGs
事業を通じた「社会課題」の解決に関するマテリアリティ(重要課題)

・環境に配慮した製品・技術・サービスの提供
・お客さまの課題解決への貢献
・インフラ整備など安全で快適な社会づくりへの貢献

守り:CSR/ESG課題
関連する主なSDGs
成長に向けた経営基盤の整備に関するマテリアリティ(重要課題)

・事業活動における気候変動対策の推進
E(環境)
・生物多様性保全活動の推進

・健康に配慮した安全で働きがいのある職場環境
の整備
S(社会)
・多様な人材の確保と育成
・人権を尊重した経営の推進

・全社的リスクマネジメント体制の整備
G(企業統治)
・コンプライアンスの徹底



攻め:CSV 課題
事業を通じた「社会課題」の解決に関するマテリアリティ(重要課題)
・環境に配慮した製品・技術・サービスの提供
気候変動対策など環境に配慮した製品・技術・サービスを提供するため、イノベ
ーションの探求、研究開発の推進に取り組んでいきます。

関連 SDGs


・お客さまの課題解決への貢献
激変する市場の中で、お客さまが抱える課題を解決するため、技術革新を通じた
様々な製品・技術・サービスの提供に努めていきます。
関連 SDGs


・インフラ整備など安全で快適な社会づくりへの貢献
国内における社会インフラの老朽化、海外におけるインフラ整備などの社会課
題を解決し人々が安全で快適に暮らせるよう、社会インフラの老朽化対策、防災・
減災のためのインフラ整備などに取り組んでいきます。

関連 SDGs
(別紙)


守り:CSR/ESG 課題
成長に向けた経営基盤の整備に関するマテリアリティ(重要課題)
・事業活動における気候変動対策の推進
気候変動の影響の深刻化に伴い、 「脱炭素社会」実現が切望され、日本政府は
「2050 年カーボンニュートラルの実現、 また、2030 年度に温室効果ガスを 2013 年
度から 46%削減すること」を目指しています。
当社もそれに応じた目標を掲げ、CO2 排出量削減に向けて取り組んでいきます。

関連 SDGs

・生物多様性保全活動の推進
地球の生物多様性を守るため、生物多様性への理解を深め、持続可能な資源利用
と継続的な緑化活動、生物の保護など積極的な保全活動に取り組んでいきます。

関連 SDGs

・健康に配慮した安全で働きがいのある職場環境の整備
当社グループの事業を持続的に行うためには、役職員一人ひとりが尊重され能
力を発揮し、生き生きと働くことができる職場環境づくりが必要です。そのため、
安全の確保、健康経営を推進し、働きがいのある職場環境の整備に努めていきます。

関連 SDGs

・多様な人材の確保と育成
イノベーションを創出し社会に新たな価値を提供するためには、性別、人種、年
齢、価値観などが偏ることなく、様々な属性、思考を持つ人材の活躍が必須です。
当社グループでは、多様な人材の確保、それらの属性や思考を存分に活かすための
育成および活躍の機会の提供に取り組んでいきます。

関連 SDGs

・人権を尊重した経営の推進
当社グループの役職員のみならず、当社グループの事業の影響が及ぶバリュー
チェーン全体における人々の権利を尊重する経営を推進していきます。

関連 SDGs

・全社的リスクマネジメント体制の整備
当社グループは、グループ各社・各部門を通じて全社的にリスクを洗い出し、リ
スクマネジメント委員会を中心にリスク・機会を管理する体制を構築していきま
す。また、危機発生時の対応力の向上に努めていきます。

関連 SDGs

・コンプライアンスの徹底
企業が社会に価値を提供し長く存続するには、社会的な公正と健全な企業体質
が求められます。当社グループは、変化する社会環境に柔軟に対応し、法令遵守、
誠実で公平・公正な事業活動などコンプライアンスの徹底に取り組んでいきます。

関連 SDGs
(別紙)



2.マテリアリティ(重要課題)特定の背景
当社グループでは、CSR 推進組織を発足した 2013 年に CSR 重点課題を特定し、それ
らについて目標を立て取り組んできました。しかしながら、近年、気候変動対策や SDGs
への取り組みが更に重要視されるようになり、当社グループとしても従来の課題認識
を見直し、経営理念の具現化と社会課題の解決により一層尽力していくため、2021 年
12 月 1 日付で「サステナビリティへの取り組みに関する基本方針」を定め、CSR 推進体
制からサステナビリティ推進体制へ改編しました。今般、従来の CSR 重点課題を見直
し、当社グループが優先的に取り組むサステナビリティのマテリアリティ(重要課題)
を特定しました。


3.マテリアリティ(重要課題)特定のプロセス


Step3
Step1 Step2
マテリアリティ
社会課題の抽出 重要度の把握
(重要課題)特定



・中長期的な視点で、当社グループ ・抽出した 50 項目について、社内ア ・2022 年 10 月開催の経営会議、
および様々なステークホルダーが ンケートを実施。課題に対する重要 2022 年 11 月 11 日開催の臨時
重要と認識する課題を洗い出し。 度を評価。 取締役会にてマテリアリティ(重要
【参考】 ・結果の集計とスコアリングを実施。 課題)の特定を決議。
GRI スタンダード、 ・社会的要請等に鑑みながら、10 項
ISO26000、SDGs の指標・ 目のマテリアリティに集約。
ターゲット、他社の動向等
・50 項目のマテリアリティ(重要課
題)候補を抽出。




(別紙)



4.古河機械金属グループのサステナビリティへの取り組みイメージ
新たに特定したマテリアリティを反映した当社グループのサステナビリティへの取り
組みのイメージは以下のとおりです。




古河機械金属グループ サステナビリティへの取り組みに関するマテリアリティ(重要課題)

守り(CSR/ESG課題): 攻め(CSV課題):
成長に向けた経営基盤の整備に関するマテリアリティ(重要課題) 事業を通じた「社会課題」の解決に関するマテリアリティ(重要課題)

E(環境) S(社会) G(企業統治)

・事 業活 動に おけ る ・健 康に 配 慮し た安 ・全 社 的リ ス クマ ネ ・環境に配慮した製品・技術・サービスの提供
気候変動対策の推 全で働きがいのあ ジ メ ン ト 体 制 の 整 ・お客さまの課題解決への貢献
進 る職場環境の整備 備 ・インフラ整備など便利で快適な社会づくりへの貢献
・生 物多 様性 保全 活 ・多 様な 人 材の 確保 ・コ ン プラ イ アン ス
動の推進 と育成 の徹底
・人 権を 尊 重し た経
営の推進
(別紙)


5.古河機械金属グループの価値創造プロセス
新たに特定したマテリアリティを反映した当社グループの価値創造プロセスは以下のとおりです。

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