豪州ノースパークス鉱山における既存鉱体拡張開発の完工について

2022 年 3 月 23 日
報道各位
住友金属鉱山株式会社
住友商事株式会社


豪州ノースパークス鉱山における既存鉱体拡張開発の完工について


住友金属鉱山株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:野崎 明、以下「住友金属鉱山」)
と住友商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員 CEO:兵頭 誠之、以下
「住友商事」)は、中国の資源企業であるチャイナ・モリブデン社(China Molybdenum Co.,Ltd
本社:中華人民共和国河南省洛陽市 CEO:Sun Ruiwen、以下「CMOC 社」
)と共同で操業中のノ
ースパークス鉱山(豪州ニューサウスウェールズ州、以下「本鉱山」
)における既存鉱体の拡張
部分(E26 鉱体 Lift1North)の工事を完了し、生産を開始しました。


本鉱山は、1994 年から銅・金鉱床を採掘し銅精鉱を生産しています。現在主力である E48 鉱
体に次ぐ採掘対象として、2019 年より E26 鉱体 Lift1North の開発に着手し、2022 年 3 月から
生産を開始しました。採鉱法は E48 鉱体と同じくブロックケービング法(添付資料参照)を採用
しています。今回の開発により、約 9 年間の操業延長が可能となります。


住友金属鉱山は、本開発のような既存鉱山の生産量維持の投資にも取り組む中で、引き続き銅
権益分生産量 30 万トン/年の長期ビジョン実現に向けて前進していきます。


住友商事は、中期経営計画「SHIFT 2023」における資源・化学品事業部門の事業戦略として、
サステナブルな社会の実現に向けた銅・ニッケル・リチウムへの商品ポートフォリオのシフトを
掲げています。今後も安定的な銅の生産・供給に努め、2050 年のカーボンニュートラル化に貢
献していきます。


【本件に関するお問い合わせ先】
住友金属鉱山株式会社 広報 IR 部 03-3436-7705
住友商事株式会社 広報部報道チーム 新井(080-1038-8815)
浅田(080-6684-9990)
【添付資料】
1.ノースパークス鉱山位置図
豪州ニューサウスウェールズ州、パークスの北西 27km、シドニーの西方約 300km に位置す
る。



CAIRNS




BRISBANE

NEW SOUTH WALES


NORTHPARKES

SYDNEY




2.ノースパークス鉱山 坑外外観写真(CMOC 社提供)




3.CMOC 社 概要
設立:1999 年 12 月
資本金:約 43 億人民元
上場証券取引所:上海、香港
主要生産物:銅、モリブデン、タングステン、コバルト等
4.ブロックケービング法 概要
ブロックケービング法は、アンダーカット(下透かし)により地下に一定の大きさの空間を
設け、その上部に賦存する鉱石を自然崩落(ケーブ)させ、アンダーカットの下部に設けた鉱
石抽出口(ドローポイント)から鉱石を回収する採鉱法。坑内採鉱法の中で最も採掘コストが
低く、他の大型鉱山でも広く採用されている。鉱石品位が低下し、開発エリアが深部化してい
く世界的な傾向の中、将来的に露天掘りに取って代わる採掘方法として注目されている。




以上

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