電動車部品の需要急拡大への対応-岐阜工場 パワーカード用リードフレーム第2ライン竣工-
News Release
2020年4月30日
愛知製鋼株式会社
電動車部品の需要急拡大への対応
~岐阜工場 パワーカード用リードフレーム第2ライン竣工~
愛知製鋼株式会社(代表取締役社長:藤岡高広)は、岐阜工場(岐阜県各務原市)において、
パワーカード※用リードフレームの第2ラインを建設し、本日竣工式を執り行いました。
HVやEVなど、電気を動力とする車には、モータの電力制御などを行うパワーカードが搭載
されており、リードフレームはパワーカードを構成する必要不可欠な放熱部品です。当社では、
電動化の加速度的な進化に対応するため、リードフレームを扱う電子部品事業を、スマート
カンパニーの基幹事業の一つと位置づけ、お客様からの需要増と製品技術の高度化ニーズに
貢献すべく取り組んでいます。
今回竣工した第2ラインは、4S(Simple、Slim、Short、Straight)
にこだわり、生産性を2割向上させた一貫自動ラインで、更なる需要の増加を見据え、形状の
多様化や量の変化に柔軟に対応しながら、多品種の製品を高品質かつタイムリーに生産できる
ライン設計となっています。
これにより、岐阜工場の生産能力は、2018年に設置した生産ラインと合わせて2倍となり、
知多工場を含めた当社全体のリードフレームの生産能力は2017年比で約3倍となります。
そして、生産能力向上および二拠点化によるBCP(事業継続計画)対応により、お客様に
よりいっそうの安心と信頼をお届けできる生産体制となります。
今後も当社は、次世代車や自動運転支援技術など、拡大する市場への継続的な投資を実施し、
人と環境に優しい次世代モビリティの実現に貢献していきます。
1.岐阜工場第2ラインの概要
(1)所在地: 愛知製鋼株式会社 岐阜工場内(岐阜県各務原市鵜沼大伊木町3丁目36番地)
(2)生産品目:パワーカード用リードフレーム
(3)生産能力:180万個/月(車輌6万台/月分) 岐阜工場全体で360万個/月(車輌12万台/月分)
(4)投資額: 約15億円
2.参考
2018年11月7日付ニュースリリース「次世代自動車部品の生産能力増強と二拠点体制確立」
※ パワーカード: パワー半導体が複数セットされたカード型のパワーモジュール。車1台に複数枚が使われている。
動力 電気
プレス加工ライン めっき処理ライン リードフレーム使用部分
(HVの場合)
お問い合わせ先・・・愛知製鋼株式会社 総務・広報部 広報室:052-603-9216
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