インド バルドマン スペシャル スチール社との第二期技術支援契約締結のお知らせ

News Release
２０２２年１０月１２日
愛知製鋼株式会社

インド バルドマン スペシャル スチール社との
第二期技術支援契約締結のお知らせ
～グローバル供給体制の強化に向け、２０２３年からアセアン拠点への鋼材供給を開始～


愛知製鋼株式会社（代表取締役社長：藤岡高広）は、インドの特殊鋼メーカ ーである
Vardhman Special Steels Limited（本社：インド パンジャブ州ルディアナ市、代表取締役
社長：Sachit Jain、以下「バルドマン」 ）との第二期技術支援契約を締結しました。

これまで当社は、アセアン鍛造拠点の競争力向上、インド市場への進出および国内の需要
変動への柔軟な対応を目的に、バルドマンに資本参加し、第一期技術支援契約 ※１ （期間：
２０１９年１０月～２０２２年９月）を締結し継続的に支援を実施してきました。
現地現物での技術指導の成果により、バルドマンの品質は日系のお客様の要望に対応でき
るレベルとなり、現有設備の最大限活用によって、生産能力も当初比で１０％以上向上して
います。

今回の契約（期間：２０２２年１０月～２０２５年９月）では、更なる品質向上による
高難易度な鋼種の製造に取り組むとともに、バルドマンの設備投資に合わせた技術支援を強
化させ、更なる生産性向上を目指します（現状比２０％以上）。
また、２０２３年から、当社アセアン鍛造拠点（タイ・インドネシア）への鋼材供給開始
を予定しており、お客様に良品廉価な製品をタイムリーにお届けしていくとともに、国内の
激しい需要変動に対応できる柔軟な生産体制を構築し、更なる収益確保を目指します。

今後も、創業時から培ってきた特殊鋼のモノづくり基盤を更に強化しつつ、バルドマンと
の緊密な連携により、グローバルでの「鍛鋼一貫」 ※２ 体制を構築・向上することで、お客様
の競争力向上に貢献していきます。

※１ ２０１９年８月、バルドマンへの資本参加および第一期技術支援契約のプレスリリース
https://www.aichi-steel.co.jp/news_item/20190827_news.pdf

※２ 鋼材から鍛造まで一貫して開発・生産できる体制。当社は鍛鋼一貫メーカーとしては世界有数の規模を誇る



バンジャブ州
ルディアナ市

デリー




ＷＥＢ調印式の様子 パンジャブ州の位置
（左：当社代表取締役社長 藤岡高広、
右：ﾊﾞﾙﾄﾞﾏﾝ ｽﾍﾟｼｬﾙ ｽﾁｰﾙ社社長 Sachit Jain 氏）
【Vardhman Special Steels Limited の概要】


会 社 名 Vardhman Special Steels Limited（バルドマン スペシャル スチール社）

所 在 地 インド パンジャブ州ルディアナ市（デリーから北へ約３００km）

設 立 １９７３年

代 表 者 Mr. Sachit Jain

従業員数 １,０３１人（２０２１年度）

事業内容 特殊鋼棒鋼 他（自動車・二輪車向け製造比率：約９０％）

生 産 量 約２０万トン／年（２０２１年度）

売 上 高 約２２０億円（２０２１年度）

主要設備 電気炉、２次精錬設備、連続鋳造設備、圧延機、検査設備、２次加工設備 等




お問い合わせ先…愛知製鋼株式会社 社長室 企業広報チーム：０５２－６０３－９２１６