抗菌性能を向上させた抗菌ガラス「DL-7900」を開発

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Tel.077(537)1702(直)


2015 年 6 ⽉ 1 ⽇


抗菌性能を向上させた抗菌ガラス「DL-7900」を開発

⽇本電気硝⼦株式会社(本社:滋賀県⼤津市 社⻑:松本元春)は、初期抗菌性や抗菌持続
性を⼤幅に向上させた抗菌ガラスを開発し、サンプル提供を開始しました。6⽉3⽇から開
催される「JPCA Show 2015(第 45 回国際電⼦回路産業展)(於:東京ビッグサイト)に

出展いたします。


浴槽や洗⾯所などの住宅設備や、⼈の⼿に触れることが多い雑貨品において、抗菌性能を
重視した樹脂製品の需要が増加しています。当社では、これまで、⼀般的な銀系抗菌ガラス
が持つ「樹脂と反応することで茶褐⾊に変⾊する」というデメリットを解消し、かつ、抗菌
性能を⾼レベルで維持できる粉末状の抗菌ガラスを⽣産 販売してまいりましたが、
・ この度、
当社従来⽐で⼤幅に抗菌性能を向上させた新材料、「DL-7900」の開発に成功しました。


特⻑ 100.0
初期溶出量
・⾼い初期抗菌性、抗菌持続性
銀溶出量(*1)




50℃-16h浸漬後
10.0
抗菌性能においては、銀イオンの溶出量が多く、
⾼レベルで溶出が持続することが重要です。
1.0
DL-7900 は、ガラス組成の最適化により、銀イ
オンの溶出量が⾼レベルで持続します。抗菌性
0.1
能が⾼いため、樹脂への添加量を低減できるメ
当社従来品 本開発品
リットもあります。 Fig. 純⽔への銀溶出量(50℃-16h 浸漬前後)
*1:当社従来品 初期溶出量を1とした時



Table. PP樹脂の温⽔処理の変⾊( 抗菌材料0.5%練込)
・樹脂製品の変⾊を低減
当社 ⼀般的な
⼀般的な銀系抗菌ガラスの場合、樹脂に添加し⻑ 本開発品
従来品 銀系抗菌材料

期間使⽤すると、樹脂成分や光と反応し、樹脂表 未処理

⾯が茶褐⾊に変⾊することがあります。⽩やアイ
ボリー系の⾊が好まれる⽔回り製品でのこのよ
うな⾊の変化は、商品イメージが損なわれる恐れ
があります。当社の抗菌ガラスは、銀のほかに亜
60℃-48h
鉛を含有させることで、こうした樹脂表⾯の変 浸漬後

⾊を抑えています。
製品形態
粉末、平均粒径10μm(標準品)
(これ以外のサイズについても対応可能です。



量産販売時期
2015 年秋頃(予定)



快適な居住環境への要求は今後ますます⾼まると予想され、国内はもとより海外において
も、⽔回り製品での抗菌材料の需要は⾼まるものと考えています。
当社では銀を含まない亜鉛抗菌ガラスも取り揃え、お客様のニーズに対応しています。
今後は、幅広い製品ラインナップで、積極的に販売を展開してまいります。




(製品写真)




(リリース内容に関するお問い合せ先)
⽇本電気硝⼦㈱ 総務部 広報担当 電話:077-537-1702
(製品に関するお問い合わせ先)
⽇本電気硝⼦㈱ 電⼦部品事業本部営業部(⼤津) 電話:077-537-8767
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